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現実世界にダンジョンが現れたが、俺は誰にも従わない  作者: HATENA 
第1章「最難関ダンジョンの孤独な開拓者」

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第8話「名付けと進化」

 「……そういえば、名前」


 洞窟の入口付近。


 安全圏で一息つきながら、隣にいるウルフを見る。


 【テイム対象】


 ・ウルフ(骨好き)

 ・状態:好意(中)


 「……骨好きって名前、どうなんだよ」


 ウルフは不満そうに鼻を鳴らした。


 ——気のせいじゃない。


 「……ちゃんとした名前、つけるか」


 少し考える。


 速さ、噛みつき、連携。


 そして——命を救われた事実。


 「……《ガル》でいいか」


 【個体名を設定しました】


 ウルフ → ガル


 その瞬間。


 ガルの体が、わずかに光る。


 「……なんだ?」


 【テイム強化】


 ・個体名付与により能力補正発生


 【ガル】


  Lv561 → Lv570

  攻撃力:1232 → 1308


 「……強くなってる?」


 ガルが一歩前に出る。


 明らかに動きが鋭い。


 「……名前で強化とか、ありかよ」


 そのままステータスを開く。


 【テイムスキル詳細】


 ・従魔は経験値を共有


 ・好感度に応じて能力補正


 ・個体名付与で成長率上昇


 「……これ、普通に強くね?」


 つまり——


 「一緒に戦うほど強くなるってことか」


 ガルが小さく鳴く。


 肯定しているようだった。


 「……よし」


 再びダンジョン内へ。


 「今回は、無理しない」


 浅い階層。


 弱い敵だけを狙う。


 しばらく進むと——


 ——カタカタ……。


 スケルトンが一体。


 「……これならいける」


 ガルが先に動く。


 ——ガウッ!


 一気に距離を詰め、腕を破壊。


 「合わせる!」


 踏み込み。


 首を狙う。


 ——バキッ!


 一撃。


 討伐。


 【撃破】


 「……早ぇ」


 昨日とは別次元の安定感。


 さらに二体。


 三体。


 すべて、連携で処理。


 「……これなら、いける」


 ウィンドウが開く。


 【レベルアップ】


  Lv1 → Lv2

  攻撃力:29 → 35

  防御力:14 → 18


 【武器成長】


 天羽々斬 Lv1 → Lv2


 攻撃力+5 → +9


 「……伸び方エグいな」


 ガルを見る。


 まだ余裕がある。


 「……もう少し行くか」


 その判断は——


 半分正解で、半分間違いだった。


 奥へ進む。


 敵の数が増える。


 だが——


 「……全部倒せる」


 連携。


 回避。


 攻撃。


 徐々に、動きが洗練されていく。


 「……戦えてる」


 初めての“実感”。


 だが、その時。


 ——カタ……。


 違う音。


 重い。


 硬い。


 「……来たな」


 視界の奥。


 現れたのは——


 スケルトンナイト。


 「……撤退」


 即断。


 だが——


 そのナイトは、こちらを見ていた。


 明らかに、“追ってくる気配”。


 「……マズい」


 ガルが唸る。


 逃げる体勢。


 だが、ナイトは——


 一歩も動かない。


 「……なんだ?」


 その代わりに——


 ——カタカタカタ……。


 背後。


 複数のスケルトン。


 「……囲まれた?」


 理解した瞬間。


 ナイトの目が、赤く光る。


 「……これ、指揮してるのか」


 ガルが低く構える。


 「……やるしかねぇな」


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