女ウラ部隊、決起する
そして、女ウラ部隊決起の日がやってきた。
案の定、イベント会場では謎の爆弾騒ぎが起こったが、ミキ達は即刻罠だと見破った。
その直後無線から、
「ルート2でアサルトアーマーが道路を占拠している」
との情報が入るまで十分とかからなかった。フジイ達ピーチボーイズは即座に現場に向かった。
そこには、敵アサルトアーマーがルート2で通せんぼをしていて、何機かのアサルトアーマーは道に捨て置かれた自動車を次々と道の端に寄せていた。
しかし不思議なことに、敵アサルトアーマーは、一般人をほぼ相手にせず、逃げるに任せていた。
「お前ら、これ以上ウラ部隊の名を汚すことは許さん!」
サザンウインドで到着したフジイが外部スピーカーの音量を最大にして呼びかける。
「面白い、ならば力づくで止めてみよ!」
カツラギ曹長がまた大音量でやり返す。これをきっかけに戦闘は始まった。
……が、ものの10分程度で、大勢は決した。
相手をすっかりなめてかかっていたピーチボーイズ、決死の覚悟の女ウラ部隊、ほぼ同数が正面からぶつかり合えば、気合いの差で女ウラ部隊が勝つのは必然であった。
ピーチボーイズの面々はジリジリと押され、フジイのサザンウインドも右腕を吹き飛ばされ、残された左腕をカツラギ曹長のポカホンタスにねじり上げられ、機体ごと組み敷かれていた。
「くっ、殺せえ!」
腹の底から振り絞るような声を上げるフジイにカツラギ曹長は、
「お前は取引材料になる、殺しはせんよ」
不敵な笑みをこぼした。




