作戦会議で答えを出す
「それでは、ユイがボサーッと立っていてくれたお陰でこの前の戦闘を俯瞰的に撮影した映像が手に入った、これを見て前回の反省と対策を練るぜ」
「何よボサーッと立っていたって!私がまるで役立たずみたいじゃない!」
「今まで役立たずだって気が付いてなかったのかよ!」
「オメーら、こんなとこで喧嘩すな!」
ミキがユイとマイカを一喝したあと、マイカの司会で、ミーティングは始まった。
「まず、俺らのチームのアサルトアーマーをAからEとする。ザグラブのアサルトアーマーは1から7とする」
「それで」
「まずAが敵に突っ込んでいったら、敵の1と2が応戦して、Bが援護しようとすると3と4が導線に立ちふさがって邪魔をする。5、6、7はバックアップに入る」
マイカはホワイトボードに丸印を描きながら説明する。
「確かにそうじゃったな」
「次にCが前に来ると、3と4が対応して、1と2がAとBとの導線を切る。5、6、7はバックアップだ」
「それで?」
「ここから、ひとつ疑問が出てくる。敵の中で、常に臨機応変に対応してるのは、1から4までじゃないかと。つまり、ザグラブは連携が上手いように見えて、実際に全体を見て動けているのは1から4までだと」
「ふむふむ」
「これは何故か、ということに一つの推測がある。実はザグラブ七神将とは言いながらも、アサルトアーマーの操縦の腕には、メンバーごとの経験差が大きいと」
「ほう」
「それでザグラブ七神将のプロフィールを見ると、ザグラブの構成年齢は、年長者四名、年少者三名で線が引ける。つまりザグラブ七神将は、アサルトアーマー部隊全体を指揮しながら自発的に動いていける年長組四人と、経験が足りねーか何かで全体を見渡すだけの余裕がねえ、年長者について動くしかねえ年少組三人に分けられる」
「つまり」
「年少組三人を堕とすつもりで密集隊形で突っ込んで行けば、年長組四人は必死でこちらの導線に覆いかぶさって潰す他ねえ。その隙を狙ってターゲットを変え、年長組四人と戦えば、こちらは四対五で敵に立ち向かえる。敵の連携を崩して、こちらの連携を活かすことができる」
「勝ち筋、見えて来たんじゃなくて?」
ユイの口元から笑みがこぼれる。
「ああ、あとは俺らのチームの連携を強くするための特訓だ」
「頑張ろうで!」
$-Duty隊、一つの答えが出たようである。
会議の後五人は早速アサルトアーマーに乗り込む。猛特訓の始まりである。




