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ナカギリ特務少将は筋を通す
数日後。
グラシキシティの芸能事務所、スペシャリティに、アサカ宛の荷物が送られて来た。
宛名はラベルが汚れていてよく読めない。
ミスターDが金属探知機にかけたのち恐る恐る荷物を開けると、
「バッグだ!しかもルイビトンの新作だ!」
「あらアサカさん、私も持ってないビトンの新作だなんて!」
ユイが声を上げる。
「おっさん、まさかほんまに贈ってくれるとはな」
アサカはビトンのバッグをキュッと抱きしめた。
スペシャリティのオフィスに、涼やかな風が吹いていた。
「ナカギリ特務少将!」
北軍ザグラブの司令部では、リーニャ中尉の声が冷たく響く。
「ソージャで出会ったあの女とは、どういう関係ですの?」
「いや、どういうもこういうも、単に困っていたところを助けられただけで……」
「そうでしたか。そうですよね。ナカギリ特務少将ともあろうお方が……」
と言いながら、リーニャ中尉の心には、
(おのれ、$-Duty隊、このたびの屈辱は忘れぬぞ!)
ザグラブ七神将と$-Duty隊の間には、また新たな因縁が生まれようとしていた。
つづく




