勝利の美酒はシャングリラで
場所は変わって、オキャーマシティにあるチェーン店のイタリアンレストラン「シャングリラ」。オススメのボロネーゼやドリアをはじめメニューも安価で、酒まで飲めると言うことで、老若男女に人気な、庶民の味方のファミレスである。
その店の一角で、若い女達のワイワイと騒ぐ声が響いている。
「いや~、みんな、お疲れさんじゃった!今日はワイの奢りじゃ!好きなだけ飲み食いしてくれや!」
「それじゃ私は、『真イカのパプリカソース』をいただきますわ!私、イカが大好物ですの!うちのマイカは煮ても焼いてもどうにもならなくてですけど」
「親父ギャグ言ってんじゃねーぞコラ!俺はソーセージのピザな」
「うちはペペロンチーノと、小エビのサラダにするわ」
「俺はミートソースとドリア!」
「それじゃあワイは、ラム肉の串焼きを二人前と、若鶏のディアボラ風にワインをマグナムボトルで!みんなで飲もうじゃあねえか!」
「あ、うちとアイリングはドリンクバーにするわ。うちらイスラム教徒やさかい」
「おえおえ、アサカ、飲まんとそのテンションか!さすがカンサイ人じゃのう!」
ミキたち$-Duty隊の五人はめいめい料理を頼み、乾杯をする。
「いや~、帰ったらマダムKに呼び出されて、弾薬無駄遣いすないうてぼっこう怒られたわ!ワイらあは公務員じゃのうてサラリーマンなんじゃから、もっとコスト意識持てて言われて、小一時間説教喰ろうたわ!」
「私も帰ってからお父様に、『なんで反乱軍にFX100があってなの?』って詰めたら、なんでも戦争前からヅヤマにはオガワ重工の支社も工場もあったんですって!それが戦争で反乱軍に接収されて、従業員やその家族の命と引き換えに反乱軍にアサルトアーマーの情報を流してたんですってよ!」
「さっすがオガワのオヤジだな、大したタヌキだ!」
「ま、そのおかげでうちらは有利に事が進んだんや、災い転じて福と成すやな!」
「ほんま、ファイアーボールとは散々模擬戦やったさかいな」
ミキ達は安ワインで、初めての勝利の美酒に酔っていた。




