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傭兵部隊$-Duty第二部  作者: 蒼井 電
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戦闘は決着する

「92式ごときで勝てると思うな!」

がなり立てるミューユも意に介さずマイカのピンクゴーストはミューユのポカホンタスからはしっかり距離を取り、スナイパーライフルを放つ。

ミューユは、素早く弾をかわした、はずだった。

しかし、ポカホンタスは実質FX100式である。脳波コントロールを搭載したスノーホワイトより若干反応速度が鈍い。

実戦では、その若干のタイムラグが致命的となった。

「……遅い!」

ミューユのポカホンタスは、右腕を吹き飛ばされた。

「FX100とは、散々ユイと模擬戦やってんだよね。ま、ユイよりよっぽど動きにキレがあるけど」

「なめるな!」

ミューユのポカホンタスは、左腕でヒートソードを抜き、猛然とピンクゴーストへダッシュして距離を詰める、つもりだった。

が、FX100はジェネレーター出力もスノーホワイトには劣る。

ヒートソードの間合いに入る前に、ピンクゴーストは悠々距離を取る。

一方でミキ、アサカのコンビとジャンパー軍曹との戦いも熾烈を極めていた。

ミキのブルーライトニングとアサカのシューティングスター、一方が輸送機の方へ向かってダッシュし、ジャンパー軍曹のポカホンタスがそれを追撃しようとするところをもう一方が攻撃してダメージを与えていく。そして三機はもつれ合いながら、輸送機のある方へとジリジリと近づいていった。

そして、輸送機へと近づいたところで、ミキはあらぬ方向へとマシンガンを連射した。

その方向には、輸送機の離着陸用のタイヤが露出していた。プシュっとタイヤは凹み、輸送機はみるみる傾いていく。これでは飛行機は離陸できない。

「これが狙いだったか!」

ジャンパー軍曹が叫ぶ。

「鋭!」

シューティングスターのロッドが、下から掬い上げるようにジャンパー軍曹のポカホンタスの膝裏関節を痛打すると、ポカホンタスはバランスを失いその場にもんどり打って倒れ込んだ。二対一で、敵が至近距離にいる中、アサルトアーマーの転倒は取り返しのつかない失敗である。

 ジャンパー軍曹はポカホンタスを捨て、ほうほうの体で逃げ出す。

そしてマイカとミューユの側も、戦闘は終わろうとしていた。

マイカのピンクゴーストは、遠くからスナイパーライフルを放った。

ミューユのポカホンタスのヒートソードを見事二つに折る、会心の一撃であった。

武器を失ったミューユのポカホンタスに、マイカのピンクゴーストはライフルの照準をコクピットに合わせたまま、ジリジリ近づいていった。

(殺られる!)

ミューユがそう思った瞬間、通信回線が開き、ミューユはオッドアイの少女を目の当たりにする。


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