155.レフェリー
ゼイレムへ到着した当日はベルさんの換金とディーンさんとの出会いで終了した。
翌日は冒険者ギルドで依頼を受けた。やっぱり採取依頼に喜ばれた。
ただ、この辺りでは魔物もそれなりに強い。採取依頼とはいえ銅級の子供と下位魔物の従魔だけで大丈夫かという心配をされてしまった。
あ、そういう心配があるのか…ランク上げも気にしてなかったからまだ銀級には遠い。
従魔のみんなは、別の魔物に形状変化してもらえば…?でも一気に四匹とも進化したら怪しまれるよなあ。
魔の森に近づいただけあり、魔物も強くなっているらしい。
「今まではあんま気にされてなかったけど、ちょっと考えた方がいいのかこれ?」
「全員、下位魔物のフリしてますもんね」
『しかし、脅威度のありそうな魔物ではいらぬ諍いが起きるのではないのか?』
「ああ、サンはそれでレスネイクになってくれてるんですもんね」
「…ラテ、シルスパイダーあたりになる?」
『ラテは構わないですの!元の種族だから』
「でもレスパイダーから一気にシルスパイダーは覚醒しすぎじゃね?確か中位レベルだよな?」
「うむ、土魔法や糸操作も扱えるそれなりに強い魔物なのだよ。気質は穏やかな方ではあるが」
「最弱から一気にそれは、さすがにアレかー」
魔物の種類もギルドに登録されてるからな。
うーん、順番に進化したってことにするか…?
まあ今は依頼優先だ。後で考えよう。
「採取依頼なら僕も手伝えるのだよ!」
「ベルさんなら討伐依頼でも活躍できそうだけどな」
「僕は撲殺しか出来ないぞ?」
「僕と同じじゃん」
「杖術と蹴術持ち、自重してください」
ベルさん爪術なかったっけ?と思ったけど、それ使うと魔族とバレかねないので人間族領では自主封印してるそうだ。
ああ、自分の爪伸ばしてズシャーだもんな。感覚としては引っ込めた爪出してザクっとやる猫に近いのか。
魔族じゃなくて獣族と勘違いされる可能性はあるかもな?
ゼイレムでの依頼は初めてなので様子見として魔力草や薬草というメジャーなものだけの採取で終わった。
ベルさんはそれ以外も採取してたみたいだけど。いずれ売って資金にするのかもしれない。好きにすればいい。
何しろアキ兄さんもハーブとか木の実とか採取してるので、人のことは言えないのである。
ゼイレムに来るまでの道中で見かけたものばかりだから、真新しさはない。余分に採取はしなくていいだろう。
今日の依頼はこんな感じで終えた。
アキ兄さん曰く、やっぱりギルドの受付の人は提出した採取物の品質に大喜びしたらしい。
ひとまず、依頼は受けたのであと二ヶ月は依頼を受けなくてもギルドカードは失効せずに済む。
多少町を回って金策しつつ情報収集したら、ビスムズに向かう方がいいだろうか。
特にヒャッハー組に連なるかもしれない情報は集めたい。
なんて考えてると、その日の掲示板の書き込みでちょっとした事件が。
「…え、精霊?アイさんに?」
「どうやら、タークさんが育ててた精霊花の苗から生まれたようで。見た目は綿毛みたいなものらしいんですが」
「…精霊???」
「待て待て待て、何だそれは。その召喚者、一体何をやらかしたのだよ!精霊花!?」
「ええ、花がたんぽぽみたいな見た目に育ったと思ったら、綿が分離して浮いて…アイさんに纏わりついたそうです」
「気に入られたのかな…?タークくんじゃなくて、アイさんなんだ?」
『多分ですけど、あの三人の中で魔術の素養が一番高いのがアイくんです。精霊ってマナの塊みたいなものですから…それでアイくんを気に入ったのかも』
「あー、なるほどなあ」
「てか凄いなタークくん、精霊育てたんか!?うまくいけば精霊育つかもーとは言ってたけどマジでやったんかあの人」
「というか精霊花って精霊族領に極稀に生えるものじゃないか。種にしても苗にしても、人間族領にいてどうやって手に入れたのだよ」
「ダンジョンの初回クリア報酬です」
「あっ納得したのだよ。ダンジョンならありえる」
それでも初心者用ダンジョンにポンと出るような報酬じゃないらしいけど。
出たとしてもめっちゃくちゃレアらしい。すごい引きだなタークくん…しかも育て切ったと。
なお、種なども残さず、その精霊が出たと同時に育った植物部分は消えてしまったようだ。鉢は今、土しか残ってないという。
そうか、繰り返し育てられるタイプのものじゃないのか。
生まれた精霊(仮)は、レフェリーと言うらしい。…レフェリー???プロレスを連想したのは僕だけじゃないと信じたい。
アイさんや坂下さんは「レッサーフェアリー」が歪んで伝わったのでは、と予想していた。
悲しい事故がここでも起こってる…
なお見た目は綿毛と言ってた通り、まっしろしろすけみたいな感じらしい。ぱちくりした目があって、ふわふわ浮いてると。ちょっと見たい。
「…テイムされたがったみたいで、アイさんがテイムしたみたいですね。従魔術も覚えたようです」
「お、いいじゃん。そういやあの組、タークくんしか従魔術持ちいなかったな」
「ルートくんも何かテイムして欲しくなるな」
「縁があったらしたいって言ってますね」
「あ…餌問題があるからな、あっち。そういやレフェリーは何食べるんだ?」
「精霊なら基本マナなのだよ。もしくは魔石を与えれば内包したマナを吸収するはずだ」
「桜庭くんと同じ感じか。魔石、結構あるよな。タークくんにも結構『交換』で送ってるし。錬金調合で使うから」
「今後多めに送ります?私たち、アキ兄さんの属性剣以外で使いませんもんね」
「…普通、旅してたら火種とか水とかに使うのだよ…カーくんが便利すぎる…」
「いやあ、ごめん」
『何ならラム、魔石作るですけど』
「…提案してみよっか」
同じスライムではあるが、ステラにそういった力はないそうだ。
というか、多分エレメンタルスライムという種族の種族特性か、魔石の生成って。
今は弱い精霊なのでマナもほぼ必要ないそうだ。でも成長してきたら今ある分じゃ足りなくなるかもしれない。その時は欲しい、とアイさんに言われた。
ラムもその時は喜んで作ると言っていた。
というか、やっぱりアイさん魔法系なんだなあ…生活魔法の派生から、どんどん魔法を覚えたらしい。
現時点で、火、水、土、風の四属性の魔法が使えるそうだ。すごくね?
「名前はフーラか。ああ、花から生まれた子だから、フラワーからとったみたいだな」
「今は攻撃手段などはないみたいですね。フワフワ浮くだけの癒し要員です」
『精霊系なら、そのうち魔法とか覚えると思うのだ』
「せやな、育てる楽しみが出来たな。…でもHPが10って儚すぎやん。一撃で死ぬやつ」
『餌がマナですから、マナあげてれば戦闘してなくても経験値溜まってレベル上がるです。アイくんが戦えばその分の経験値も加算されるです。進化してからが本領発揮ですね』
「あー、そういうタイプか。ゴーストと一緒だな」
「ゴーストは戦闘でもそこそこ活躍してるみたいだぞ。坂下さんが自慢してた」
「姿消して敵のHP吸い取ってんのか。幽霊系の魔物怖ぁ」
「死霊術の恩恵もありますからね。これのおかげで気配とか全く察知されずにHP吸い取れるんでしょう。野良アンデッドじゃ戦闘中に完全に姿消すのは難しいです」
「…桜庭くん、凄いんだな。めちゃくちゃビビってるけど」
「でも結構レベル上がってるみたいだから、この抉れ海組じゃメインアタッカーの一人なんだろうなって」
そういや、坂下さんとかよりも先に権能覚えてたもんな。レベルガンガン上がってるんだろう。
坂下さんはメインが遠距離攻撃の弓術だから、ちょっと上がるのが遅かった可能性があるけど。
ちなみにこの組の近接アタッカーは槌術持ちの永塚さんだそうだ。絶対強いやつだろそれ。
「アキたちだけが凄まじいんじゃなくて、やっぱり召喚者全員が凄まじいのだな…まさか精霊花の苗から精霊を育てきるとは思わなかったのだよ…」
「栽培スキル持ちだからな、タークくん」
「ていうか栽培スキル、私たちよりレベル高いですよ。何ですかレベル11って。私たちまだ8なのに」
「錬金調合よりレベル高いじゃん!何してんのタークくん!?」
「栽培ハマって寄り道しまくっとるなーとは思ってたけどさー…」
「精霊が出来たの、レベル11の派生『成長促進・小』が仕事したかもしれませんね」
温室で育ててるアキ兄さんやハルより経験値稼いでんの?凄いなあの子。
まあ、度々鉢が欲しいって要望はあったし、今はオーレンに留まってるから育てやすかったのかもしれないけど。
それにしたって…初期スキルよりレベル高いって凄いな?
ああ、もしかしたら近いうちに旅立つ予定だから、栽培の経験値稼ぎが難しくなると思って優先してたのかな?
となると、今後は栽培スキルのレベルはそうそう上がらないかもしれない。
なお、栽培レベルがもっと高ければ、最弱の精霊じゃなく、最初から能力の高い精霊が生まれたらしい。
それでも、レベル11で精霊を生んでる時点でとんでもないそうだが。
水遣りの水が錬金調合スキルの召喚水なこと、ステラが浴びせた純度の高い光のマナとか、細かいプラス補正入った結果だろうな、これ。
「…いやあ、ヤベー報告きたなあ」
「桜庭くんが『連日で心臓に悪い報告とか本当にやめて欲しい』とか言ってる。僕らのせいじゃないのに」
「アイさんとタークさんの報告はいい報告なので大丈夫でしょう。桜庭くん、ちょっとノミの心臓過ぎます」
「ひどい言い様」
「…まあ、昨日は私のことを心配させてしまったみたいなので、申し訳ないとは思うんですが」
「ハルは悪くないよ!クソガキのせいだよ!」
「あのクソにゃんこ、もうちょいガッツリ脅しとくべきだったな…」
「アキ兄さんに同意。優しく対応しすぎたか」
「…優しかったかなあ???」
「何であれ、あとは虎種の問題として放置でいいのだよ。イェガーのことなど忘れて、別のことを考えよう。明日のこととか」
「それもそうだな」
明日は確かディーンさんがこの町を去る日だったか。
まあ、会いに行っても仕方ないし、何もせずにいるべきだろうな。
むしろ会いに行ったら怯えさせそうである。あとは彼に任せたんだから、こっちからは何もしない方がいい。多分。
「せっかく町に来たんだから、町を見て回ろうか」
「僕、情報収集してくるよ。建物から」
「すまん、僕の耳がおかしくなったようなのだよ。リオ、なんて???」
「建物から情報収集してくる」
「いや意味わからんのだよ!耳がおかしくなっててほしかった!」
「今更ですけど、無機物干渉スキル、おかしいですね」
「今んとこオンリーワンのスキルだしな」
「冷遇組の半分以上がオンリーワンですー」
「むしろヒャッハー組にオンリーワン少なくないですか?大抵私たちの誰かが習得してる気がします」
「そういえばそうかも?ほぼ網羅してるな俺たち」
まあ何のスキル持ってたかあんま覚えてないんだけど。
そういや魔法スキル持ってる奴とかいた気がするな。水だか土だかの。
魔法スキル持ちなら僕が完封出来るんだけどなー。あと水魔法は水属性吸収持ちのサンがいれば完封出来るか。
ちょっとベルさんが引いてるけど、明日は依頼受けずに休日扱い、ということで決まった。
休日とは休むことであって情報収集は休んでるうちには入らないのだよ、なんて聞こえたけど無視だ。
でも今はヒャッハー組をどうにかするのが優先だしなあ。
今までは何より元の世界に戻ることが優先だったけど、ヒャッハー組を放置したままこの世界から脱出するのも何かなあ、という感じだ。
ほぼ間違いなく坂下さんの権能『配達』を利用することになる。どう使うかは、まだ不透明だけど。
権能進化で能力向上を狙うにしても、彼女がレベル10にならないといけない。となれば、しばらくかかるだろう。
他に何か出来ることがあるか考えるのと同時に、奴らの足跡が追えれば…
そんなことを考えつつ、ゼイレムに滞在した。
一日おきに依頼を受けたり情報収集をしたりだ。
伝達で聞いたところ、もうシルバーはこちらに来ることが出来るらしい。
ただ、こっちで向原以外のヒャッハー組の所在地がわかっていない。
ついでにオリジンシャドーもまだこちらに連れてきていない。
一応、オリジンシャドーに同行者になってもらう予定だということをシルバーに伝えて欲しいと弟くんに伝えた。
拒否、しないといいなあ…
「あの、シルバーさんがこっちの世界に滞在するという方法はとれるんですか?」
「ん?」
「前に来た時は、『道』をずっと繋げっ放しだったから時間制限あったわけじゃないですか。いつでも『道』を通って帰れるように」
「そうだな」
「つまり、シルバーさんがクラーフに来た後に『道』を閉じてこの世界に滞在、数日後、『道』が作れるようになったら地球に戻る。なんて方法は…」
「理屈の上では可能だと思うよ。あのブラコン野郎が弟のいないこの世界に数日とはいえ滞在するのを我慢出来るかどうかは知らんけど」
「あっ駄目そうですか」
「毎日とは言わんけど、高頻度で電話とかして連絡取ってると思うな。多分」
「マジでブラコンやん」
「いや、シルバーさんが来るとしてどこに滞在するんだ?男だぞ?ベルさんと相室?」
「僕は間借りしてる立場だから、リオがそうしろと言うならそうするのだよ。そのシルバーがどう思うかはわからないけど」
「うーん…人嫌い、とまでは言わないけど、ちょっと無理があるかなあ…」
「一旦、ゆず経由で聞いてみる?伝達の余裕あるよ?」
「というか、何なら僕はこの町で別れたっていいのだよ。ゼイレムやビスムズへは元々一人で向かう予定だったし」
「あー、そうすれば客室にシルバーぶち込めばいいのか…いや、集団生活できるのかあいつ…?そもそも女の子に失礼かまさんか…?」
ユリちゃんが言うには「彼女いない歴=年齢」らしいからな。まあ納得したよね。ユリちゃんも同じらしいけどね!
そもそも女の知り合いが極端に少ないのもある。まともに付き合ってるのが僕含めても片手で足りてしまうあたりでもう絶望的だ。
…デリカシーのない発言して女の敵になりかねないな。あいつ、外見はともかく中身はガチで野郎だから。
アキ兄さんは男装してても普通に感性は女の子だ。オカンだけど。
ベルさんはいいのかって?この人、母親と仲が良いしママの存在もあるし姉もいるらしいから最低限の女性に対する礼儀はわきまえているのである。
同じことをしろってのは、男兄弟しかいないシルバーには無理だろ。母親とは疎遠らしいし。
「やめた方がいいと思う。僕じゃストッパーとかにもなれないし」
「そこまで…?」
「ていうか普通にシルバーが拒否すると思うよ。ここにいるのが僕じゃなくて京さんやアルさんならワンチャンあるけど」
京さんの家なら昔から泊まりに行くの拒否してないらしいし、アルさんとは同居経験あるらしいからな。
まあ、聞いてみるだけならタダだろうけど…正直望みは薄い。
服も食事も気にしなくていいから身軽で来れるくらいしかメリットはない。
ベルさんもナズに服提供してもらってるしな。そういえばベルさん、ブリーフ気に入ったらしい。知りとうなかった。
認識阻害のマントもかっこいいし、その下の服も黒地に黄色のラインが入ったシンプルながらも実用性のありそう(※丈夫そう)な服…
なのに下はブリーフなのか。変な笑い出そう。
「何であれ、オリジンシャドー様の件をどうするか…装飾はあと少しで出来そうだが」
「次の『伝達』でシルバーさんから返答あればいいけどね。拒否ったらどうしよう」
「オリジンが同行するメリットについて前に伝えてるから、拒否しないとは思う。仕事に関しては効率厨なとこあるし」
「権能のこともあるしね、じゃあ大丈夫かな?オリジンシャドーさんはオッケーなんよな?」
『はい、それはもう了承されてるです』
「じゃあもうシルバーさんの説得するだけですね。リオ兄さんに任せれば解決です。ヨシ」
「ヨシかな???頑張るけど、あいつ僕の意見とか普通に黙殺するぞ?」
「多分、リオ兄さんの認識よりシルバーさんはリオ兄さんのこと好きですよ。例えるなら、リオ兄さんは友達と思ってるけどシルバーさん多分親友と思ってる、みたいな」
「あー、そのくらいの温度差ありそう」
「便宜上、友達とは言ってるけど、あいつは僕のこと生まれたての子犬か何かだと思ってるよ。ペット扱いされるもん。ホラ餌だ食え、みたいな」
人の面倒を見る、ってのが苦手みたいでどうやればいいか良くわかってないんだあいつ。
一度ユリちゃんで失敗してるから、どうしてもおっかなびっくりになるらしい。
おかげで20歳超えてるってのに五歳児に対する対応みたいなのされることあるからな。『才能者になりたて』なのが、あいつの中では幼児に変換されてるらしい。
足場が悪い場所があったら、アルさんとかだとそこ気をつけろよって声かけてくれるんだけど、シルバーだと僕のこと小脇に抱えて運ぼうとするんだ。
滑ったら怪我するかもしれないと思ったなどと供述しており…まあキレたよね。どこ吹く風、みたいな顔しやがったけど。
ちなみに後日、ユリちゃんに同じことをしてめちゃくちゃ叱られ、これはやったらまずいことだと初めて理解したという。
僕がキレた時点で理解して欲しかったよね。
「…マジで幼児対応じゃん」
「あいつの気遣いの方向性ところどころバグってるんだよ。だからか、僕の意見も普通に流したりする。ちびが何か頑張ってるなって微笑ましく見るだけみたいな」
「おじいちゃんか?」
「逆に言えば『お願いだから言う事聞いてくれなきゃやだー』とか言えば聞いてくれんじゃないの?子供から大人へのお願いみたいな」
「それ僕がやるの?視界と聴覚の暴力じゃね?さぶいぼたつわ」
「…どうやって説得するかは、リオ兄さんに任せましょう。普通に話してあっさり受け入れてくれる可能性もありますし」
うええ、結局僕が説得するのか。仕方ないか。
どうにかしてナズも巻き込めば成功率上がるよな。ナズは前に協力するよって言ってくれたし。
スーも巻き込んでやろ。
「よし、スー。可愛いポーズの練習だ。左右の羽をこう、顔の前に持ってきて絡める感じでだな…上目遣いで小首を傾げるんだ」
『何やらせるのだ。やってもいいけど』
「可愛いは正義って言うだろ。スーは可愛い。シルバーは可愛いのが好き。奴を落とせ!魅了しろ!」
『わたしだけでやるのだ?主はやらないのだ?』
「人間がやると頬骨砕く勢いで右ストレートかましたくなるくらいイラっとくる。でも動物がやるとぶりっ子ポーズも可愛いとしか思わんから」
『何なのだその意味不明なポーズ!?何か嫌なのだー!』
「リオ兄の努力の方向性が謎」
お黙り!
これでも精一杯考えた結果なんだよ!
あ、訂正。アキ兄さんとナズとハルのぶりっ子ポーズは許容できる自信がある。
…そんな自信持つなと言われてしまった。なぜだ。
ちなみにルーク(※シルバー)とユーリが最後に連絡をとったのは、アルの渡日希望と妖精界の石を取って来て欲しいと伝えた時
現代(彼らにとって10年前)に来てからは一切連絡してない
普段から電話やメールでやりとりはあまりしない兄弟なので、リオの認識が間違ってる
両方ブラコンだから頻繁に連絡してそうだなーというイメージだっただけ
むしろユーリのメールフォルダはルークからよりリオからの犬猫画像メールの方が多い




