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真壁レオは今日も重い〜吉原外伝〜  作者: ほしよみ


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閑話:真壁レオの『よくある質問』に答えるお座敷

【特別解説:読者の皆様からの疑問に、若旦那が答えます】


物語が動き出し、真壁財閥の全買いパワーが炸裂している今日この頃。

本編の緊迫したお座敷の裏で、

読者の皆様から寄せられた

「吉原の仕組みや真壁家の謎」について、

若旦那たちに直撃してみました!


景:「若、本日は読者の皆様から、我々の行動や吉原のルールについてたくさんの疑問が届いております。お大店の跡取りとして、無粋な誤解を招かぬよう、簡潔にお答えください」

レオ:「……面倒だな。唯衣の三味線を聴く時間があるなら答える」

唯衣:「えっ、わ、わたしへの疑問もあるのですか……!?(オロオロ)」


Q1.どうして唯衣と会うのに、いちいち翡翠花魁の予約がいるの? 唯衣を個人指名で呼べばいいじゃない!

レオ:「吉原の厳格なシステム(掟)だ。

蒼月楼のような大見世において、芸者(唯衣)はあくまで『花魁の座敷を盛り上げるゲスト』という扱いになる。

メインである花魁(翡翠)の座敷をセッティングして初めて、

オプションとして芸者を呼び出せる仕組みだ。

唯衣だけを部屋に呼んで一対一で飲むことは、お店の格として絶対に許されない。

だから俺は、翡翠の空き時間を丸ごと買い取っている」

景:「おかげで我が真壁家の金蔵から、家が何軒も建つほどの金がものすごいスピードで消えております。

他のお客様からすれば

『最高級の花魁を呼んでおきながら、後ろの新人芸者ばかり見つめている、とんでもなく贅沢で型破りな若旦那』

として大ウワサですよ……(白目)」


Q2.芸者は遊女と何が違うの? 夜の契り(一線を越えること)はできないの?

レオ:「できない。吉原の法律で厳しく禁じられている。芸者はあくまで『芸(三味線や踊り)を売るプロの職人』だ。

身体を開いて夜のお相手をするのは、花魁たちの独占資格だからな。

もし芸者が客と一線を越えれば、見世をクビになり吉原から追放される。

……だから俺は、一刻も早くこの街のルールを合法的にぶち壊して、唯衣を『身請け(買い取り)』して俺の本妻にするための準備を進めている」

唯衣:「ひゃあぁっ!? わ、若旦那様、何をそんな大真面目なお顔で恐ろしいことを仰るのですか……!(お銚子を持つ手がガタガタ震える)」

景:「若、心の声が完全に漏れ出て肉食化していますよ。お仕事してください」


Q3.唯衣ちゃんの一日のスケジュールを教えて! 昼間は何をしてるの?

唯衣:「あ、はい! わたしは遊女のお姉様方とは違って、昼間に生活する専用の長屋(置屋)があります。

お外(吉原の大門の外)へお出かけすることは禁止されていますが、お昼間は毎日、お稽古部屋で三味線や唄の猛特訓をしています!

……最近は、なぜか夜のお座敷だけではなく、お昼間のお稽古部屋にも、ものすごい頻度で若旦那様が押し掛けて、おやつを差し入れてくださるのですが……」

レオ:「夜まで待てないから当然だ。昼間は白粉おしろいの化粧もない、すっぴんの唯衣が見られる貴重な時間だからな。

毎日十回は口吸い(キス)を交わすと決めている」

景:「読者の皆様、聞いてください。この若旦那、最近は毎日昼夜問わず吉原に通い詰めているせいで、移動時間だけで私の胃に穴が空きそうです」


Q4.レオ様は何の仕事をしてるの? 今のお金でいうとどのぐらいの金持ちなの?

景:「これに関しては、私からお答えしましょう。我が真壁家は、江戸屈指の大店(商社)です。

特に長崎の出島をルートに持ち、海外から珍しいガラス(びいどろ・ぎやまん)の原料や加工技術を輸入して、江戸の職人に作らせた置物やコップ、お皿が大ヒットしております。

現代の価値に換算しますと、『年商数百億円規模の超巨大海外輸入商社の若社長』といったところでしょうか。

個人で吉原を丸ごと買い叩けるレベルの資産を持っております」

レオ:「唯衣のおかげで、新しい商品のアイデアも冴えるからな。……実は、職人に特別に作らせている『特製のびいどろのかんざし』が、もうすぐ出来上がる」

唯衣:「えっ……! び、びいどろの簪、でございますか……?」

レオ:「ああ。初夏の太陽に透き通る、お前の清水の音のような、世界に一つだけの簪だ。……近いうちに、お前のお稽古部屋へ直接持って行く。楽しみにしておけ」

唯衣:「ひゃあぁ……! そんな、わたし、今から心臓がドキドキして爆発してしまいそうです……!(顔を真っ赤にしてお銚子をぎゅっと抱きしめる)」


景:「……はい、読者の皆様、二人の糖度が限界突破してこれ以上は私自身の胸焼けがもちませんので、Q&Aはここまでとさせていただきます! これからも若旦那の異常な行動力と、唯衣さんの健気な初恋の行方を、どうぞ温かく見守ってください!」

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