表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
37/72

Girls’ Tourism □

 どうやら私が回想にふけっている間にかなり話が進み、私が彼女を街案内することになったらしい。


「まぁ別にいいけどさぁ………まってっ今何時!?」


 クオンが壁に掛かっている時計を指差し、


「十時だけど」


 その言葉を聞き私は失意のあまり床に突っ伏す。


 学校もう授業始まってんじゃん……


 どうしようこのままサボっちゃう?でも連絡ぐらいはしたほうがいい?いや理由問い詰められても困るし…


 銀髪の少女がキラキラした目でこちらを見てくる。期待の眼差しだろうか?


 仕方ない学校休もう。そしてバレないように隣町行こう行ったほうがいいかな?あっクオンがくれた認識阻害のアイテムつけてれば大丈夫か…


「じゃあ一回私の家行こ。ジャージで出かけるわけにもいかないし、せっかくのお出かけならおしゃれしないとね」


 我ながら恥ずかしくなるほどの気取ったセリフだが、そのくらいの方が先ほどの暗い雰囲気を引きずらなくて済むだろう。


 彼女の手を引っ張り陵魔の家から連れ出そうとする。一番重要なこと聞くのを忘れていた。


「名前は?」


 すると彼女は、不服そうな顔で、


「さっきの話全然聞いてなかったのね。リコだよ。リコ」


 ずいぶん和っぽい名前というかなんというか…


「こう…名字というか…家名みたいなのはあるの?」


「特にそうゆうのはないわ。私たちみたいに国内で生産された、子供は基本的にランダムで決められた名前しかないから」


 生産という聞き慣れない表現に違和感を感じながらもひとまず隣の私の家に移動した。


 クローゼットの中からリコに似合いそうな衣装を探す。


 すると奥の方にほとんど来たことない水色と白を基調としたワンピースを見つける。


 私は、ダークなイメージの私服を買いがちなのであまりパステルカラーや白い服は、店でいいなと思い買ってきても着ることはないのだ。


 どうせなら私は黒い衣装を着て、モノクロ・カップル・コーデで行こう。


 水色のワンピースに似合いそうな白いニーハイソックスなど複数のアイテムを選びリコに渡す。


 自分も黒いゴスロリ風の衣装を着る。


 リコも着終わったみたいなので、


「ちょっとこっち来て!」


 と言って近くに引っ張り寄せ、二人で全身鏡に映ってみる。挿絵(By みてみん)


 おっ、これはなかなかいいんじゃないか?まぁ平日の昼間からjk二人が街中うろついてるなんてちょっとアレだがまぁいい。


 クオンは、どうするのかと思い一度陵魔の家に行き聞こうと思った時、スマホが震える。


 SNSを開いてみると、クオンからで


 “俺は、学校で授業に出てます。”


 あいつ単に私に押し付けただけじゃ?


「じゃあ行こう」


 と言ってリコと共に家を出た。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ