班
「急だが今からグループをつくってもらいたい。五人で一グループだ。ここにいるABの生徒とであれば誰とでもいい」
『何!? ……ってなんでだ』
ヨーグルトについていろいろと考えていたら何かいろいろと問題の起こりそうな話題にはいっていた。
「……安心しろ、今決めるグループで延々とやっていくわけではない、諸君等の現在のTOAを決定するために明日こなしてもらう簡単な任務のためだ。諸君、立ってもらってかまわない。今から十分以内に決めてくれ」
その声が終わると同時にその場にいた生徒たちはその場に立ちあがり、思うままに歩き始め、話し始めたが俺は……座ったまま、紫苑と光華と丹澤そしてついさっき目お覚ました理雨流に目くばせしただけだった。
『いやー早くに友達になれてよっかた』
とは思うものの、この際に他の人達とも触れ合っていた方が……なんてことも思っていたりする。
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「決まったか? ならば代表者一名を決め、その代表はこちらに来てくれ……各人のナンバーを記入してもらう。ナンバーは諸君等の座っている椅子の番号だ」
さっきまで歩きまわっていた人たちも今ではグループを決め終わったらしく無言でイスに鎮座している。俺はずっと座っていたが……
まず始めに隣の理雨流を見る。つい先ほどまで開いていたはずの彼女の瞳は今では半分閉じられている。絶対タヌキ寝入りだ、ずっと見ていたら理雨流の顔がにやけ始めたし…光華以外の俺のグループの人はみんな理雨流の真似ごとをしていた。なんだお前らは? 責任事には関わらないようにしよう派かなにかか?
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結局のところリーダーは光華に決まった。光華本人は「なんだ? 誰もやる気がないのか……ならば私がやろう」と、言っていたのでそのことに異議はないらしかった。正直なところホッとしている、あの空気では何故か俺になりそうだったので。
「……よし、決まったな。明日はこのメンバーで行ってもらう。各自の荷物はもう届いてある。第五棟四階神夢の間に既に運ばれてあるので荷物を確認し明日に備えてくれ」
『今日はもう終わり……か? 』
昨日に引き続き今日も自由時間を与えられた。嬉しいと言えば嬉しいが、荷物、つまりは得物が届いたということなので……嫌なというか危険な気がする。気のせいで終わればいいが……
名前について 水無瀬 理雨流 の理雨流という名前には雨の流れる理という意味があります。つまりは自然体でいてほしいということです。




