武器
「なっなんやと! わいのどこが外道なんや言うてみ! 」
『あの発言は俺に対してではなかったか? 』
「貴様は全部」
「なっなんやと! もっもうズタボロや〜」
少女の断定的な発言に丹澤はノックダウンされたようだ。どうやら丹澤はうたれ弱い。
「で……そこのお前、なんの用があるのか言え」
『俺か? なんの用だっけ? ……あぁ挨拶しに来たんだった』
「これから色々となんかあるかもしれないけどよろしくって挨拶しに来たんだ」
「うん? そうか……こちらもよろしく頼む。まぁお茶でも飲んでいけ」
案外優しいなこの娘。しかし、油断大敵。この娘はもしかしたら虎視眈々と俺を卒倒させようと企んでいるかもしれない。しかし俺は少女が招き入れるまま部屋に入る。
「わっわいは、ちょっと用事が……ほな! 」
丹澤がすぐ右隣りにある自室へと走り去った。いや、逃げ去った。呼び止める暇さえなかったぐらいの速さだ。
「なんだあいつは、人の好意は素直に受けるべきであろう」
「確かに」
「じゃぁそこにでも座ってくれ」
少女が指さした先には木製のテーブルがあった。大きさは横1m縦60cm程である。
部屋には他に少女には大きすぎであろうベット、少女には大きすぎであろう鏡、別に大きくたって少女には関係ないエアコン、天井に吊されてある、少女の髪をより一層輝かせているシャンデリア等があり俺の部屋と大差ない。
「自己紹介をしよう。先ずは私から……」
この少女はきっと礼儀正しい。テーブルを正面にしてカーペットに座る俺の目前に、テーブル越しに少女は正座で座りつつ自己紹介し始めた。
「私は光華、有澤 光華。18歳だ。プリストから来た、扱う得物は主に短刀だ」
『えっ! 自己紹介で扱う得物とか言うの初めて聞いた! 』
「あっ、あぁ俺は水無月 渉。17で生まれも育ちもこの国の中だな」
「得物は? 」
『なんで聞いてくるかなぁ』
光華は真剣な表情で真面目な声色、さらにプラスして強い威圧感で俺に聞いてくる。答えない訳にはいかない。
「一応……剣、両刃剣、ツーハンデットソード…」
『最近はあまり振ってないんだけど……』
「大きさは? 」
「んーと、刃は1m80cmぐらいかな。俺の剣は……」
「……大きいな」
彼女にしてみれば大きいのだろう。俺にとっては剣の大きさよりも重さ(3kg程)が堪えるのだが。
光華は武器に関心があるようだ。趣味かなにかなのかな?
月岡 紫苑 ツキオカ シオン (女 Age 15 Height 160cm Weight 44kg Arms ?)




