第63話 王都到着(回想:学園編より以前)
# 第63話 王都到着(回想:学園編より以前)
## 王都の門
城門が、でかかった。
……いや、「でかかった」じゃ全然伝わらないな。高さ二十メートルはある石造りの壁。何十センチもある重厚な扉。上に立つ衛兵は、そこから見ると豆粒みたいだ。
(でかい。とにかく、でかい。これに比べたら今まで見てきたものは全部ミニチュアだ。答えは「比較不能」だ)
「すごいね、セラ。これが王都の門」
隣でアリアが立ち尽くしていた。そのアンバー色の瞳——いや金色の目が驚きに輝いている。金髪が風になびき、尖った耳がピクリと動いた。
「ええ、本当に。エルフの森にはこんな大きな建物はなかった」
俺が答える。二人は長い旅を経て、ようやくここに辿り着いた。夜は野外でテントを張り、朝は早起きして移動を続けた日々。疲れもあったが、この瞬間のために頑張ってきた。
門の前には多くの人々が列を作っていた。商人たちの荷車が並び、馬がいなないている。冒険者たちは鎧を着込み、武器を腰に下げている。様々な種族が行き交っていた。エルフの尖った耳、ドワーフの小柄な体、獣人の動物的な特徴、そして人間の平凡な姿。
「わあ、見て。あそこにドワーフがいるわ」
「ええ、本当に。カトレアみたいに元気そうだな」
(カトレアのことを思い出した。彼女なら確実にここで「銀貨計算」を始めるだろう。あの子のDNAには商人の遺伝子が刷り込まれている)
「何事ですか、そこの二人」
突然、門番の声がかかった。重厚な鎧を纏った門番が、こちらを凝視している。三十代半ばくらいの男性で、髭を蓄えている。
「あ、入城のためです。エルフの森から来ました」
「エルフだと? 珍しいな。この時期に来るなんて」
門番がセラとアリアを交互に見た。目つきは鋭いが、敵意はないようだ。
「身分証はありますか? それともギルドカード?」
身分証。
(この国にはパスポートも身分証もない——エルフの耳を証明代わりにするしかないか。どう考えても、なるほどの発想だ)
俺は自分の耳を指さした。エルフ特有の尖った耳。これが証明になるはずだ。
「耳か。確かにエルフだな」
門番が少し驚いたように言った。
「それにしても、王都に来るエルフは稀だ。何用ですか?」
「旅行です。王都を見てみたいと思って」
「旅行か。エルフが王都観光に来るなんて、珍しいな」
門番は少し考えてから言った。
「入城料は銀貨一枚です。それと、王都内でのルールを守ること。問題を起こせば退去になります。商業区では喧嘩をしないように。貴族区には許可なしで入らないように」
「わかりました。ルールは守ります」
俺は銀貨一枚を取り出し、門番に渡した。
「それじゃ、通りなさい。王都を楽しんでくれ」
門番が脇に譲ると、セラとアリアは門をくぐった。巨大な扉の向こうから、街の喧騒が聞こえてくる。これが王都の空気だ。
「入ったわね、セラ! ついに王都に入った!」
アリアが嬉しそうに言う。彼女の手がセラの腕を絡めてくる。温かい手だ。ちょっとだけ震えているのは、嬉しいからか、それとも緊張しているからか。
「ええ、これから王都を探索する。何があるか楽しみだね」
「うん! たくさんの店を見て、美味しいものを食べて、新しい発見をしたいわ」
「アリア、何か一つだけ真っ先に見たいものはある?」
「えー! それは……お花屋さん! 王都のお花は、森のと種類が違うって聞いたわ」
(花屋か。正直に言えば、お花畑より食べ物屋の方が気になっていた。でも今は違う。アリアが喜ぶ顔を見たい。それが最優先だ)
「花屋か。いいな。先に行こう」
「本当に!? ありがとう、セラ!」
アリアがぱっと明るくなった。その笑顔に、なんか胸が温かくなる。
(この感覚が好きだ。アリアが笑うと、俺の内側が明るくなる。なんか変な表現だが、本当にそう感じる)
門の向こうには広場が広がっていた。噴水が真ん中にあり、人々が休んでいる。子供たちが水に触って遊んでいる。平和な光景だ。
広場の石畳に、踏まれ続けてきた年月が刻まれていた。何千人、何万人が通ったのだろう。商人、旅人、冒険者、王族——この石の上を歩いてきた全員が今の王都を作っている。そう思うと、足の裏がじんわりと重くなった。
「行ってみよう!」
アリアが手を引く。セラは彼女の手を握り返し、二人で大通りへと歩き出した。
## 王都の大通り
王都の大通りは、目が眩むほど賑やかだった。
両側には様々な店が並んでいる。パン屋、肉屋、道具屋、服屋、魔法のアイテム屋。看板が風に揺れ、店主たちの呼び込みの声が飛び交う。
「いらっしゃい! 新鮮なパンだよ!」「よそ者の方、どうぞ! 魔法の道具もあります!」「冒険者の方、装備はお任せを!」
通行人はひっきりなしに行き来し、荷車を引く商人たちが道を空けてほしいと叫んでいる。人々の話し声、笑い声、怒鳴り声。全てが混ざり合い、王都の音を作っていた。
「わあ、すごい! こんなに人が多いなんて」
アリアが目を輝かせていた。エルフの森の静かな集落とは、ここまで違うのか。
俺も思わず立ち止まった。目が足りない。耳が足りない。賑やかさが全方向から押し寄せてくる。叫んでいる。笑っている。喧嘩している。生きている。
「すごいな、本当に」
「ね! こんな世界があるって、エルフの森にいたら想像もできなかったわ」
「俺もだよ」
(五感全部で受け取る情報量が圧倒的だ。視覚だけじゃない——匂いが、音が、空気の温度が、全部違う。王都は生きている)
「店がたくさんあるね。まずは何を見ようか?」
「あそこの店、いい匂いがするわ」
アリアが指差したのは、焼きたてのパンを売るパン屋だった。甘い香りが漂ってくる。
「パン屋だね。試してみようか」
「ええ! 行ってみよう!」
二人はパン屋に向かった。店の前には行列ができている。人気店のようだ。
「いらっしゃい! 何になさいますか? 王都名物のクロワッサンだよ。焼きたてで美味しいよ」
「じゃあ、二つください」
セラが代金を払って受け取ったパンは、外はパリパリ、中はふんわりとした生地だった。バターの香りが口いっぱいに広がる。
「美味しい!」
アリアが満足そうに頬を赤らめる。
「うん、本当に美味しい。エルフの森のパンとは違うな」
(美味い。空気が違うのか、水が違うのか、一緒に食べる人が違うのか——とにかく、違う。いい方向に)
「ねえ、セラ。あそこに服屋があるわ」
アリアが指差した先には、美しいドレスが飾られた服屋があった。
「見るだけなら無料だよ」
「えへへ、その通り!」
ウィンドウのドレスに俺の目が吸い寄せられた。豪華な刺繍、深い赤色の布地。
(……これはアリアに着てほしいな。と思ったが、口には出さない。出したら確実に照れる。俺も照れる。お互い照れる。それはそれで悪くないかもしれないが、今は先を急ごう)
「綺麗なドレスね。いつか着てみたいわ」
「いつか買ってあげるよ」
「えへへ、ありがとう」
パンを食べながら、二人は大通りを歩いた。
「わあ、あそこに獣人がいるわ!」
アリアが小さな声で言った。
「ええ、猫耳と尻尾がある。可愛いな」
「近づいてみようか?」
「いいよ。驚かせないようにね」
二人は獣人——猫耳の少女——に近づいた。少女は何かを探しているようだ。背丈は俺より低く、十歳前後だろうか。しっぽが不安そうに揺れている。
「こんにちは。何か探しているの?」
アリアが声をかけると、少女が振り返った。大きな目が少し潤んでいた。
「あ、こんにちは。エルフさんですね?」
「ええ。何か困ってる?」
「実は、父さんとはぐれちゃって。冒険者ギルドを探しているんです」
「じゃあ、私たちが一緒に探してあげる」
「本当に? ありがとう! 私の名前はミーナです。セラさん、アリアさん、よろしくお願いします!」
猫耳がピコピコと動いている。かわいい。
(「かわいい」と思う感情は正直なところ一番強い感情だ。猫耳のある子がにっこり笑うと、何もかも吹っ飛ぶ。こんな感じで大丈夫か俺、と思いつつ、止められるわけがない)
しっぽが揺れている。不安の度合いに連動して揺れているようで、速さが少し落ち着いてきた。俺たちが怖くないと判断したらしい。
「ミーナちゃん、一人で来たの?」
「ううん、父さんと一緒に来たんだけど、市場で迷子になっちゃった。父さん、絶対心配してる」
「大丈夫だよ。一緒に探そう」
アリアが手を差し伸べると、ミーナがその手をぎゅっと握った。
ミーナが案内した先には、剣と盾のマークがついた建物があった。冒険者ギルドだ。
「ありがとう、ミーナちゃん。無事に会えてよかったね」
「うん! セラさん、アリアさん、ありがとう!」
ミーナは走って父親の元へ戻った。猫耳と尻尾が揺れている。
「可愛かったわね、ミーナちゃん」
「うん。獣人もいる世界だな、本当に」
(この世界には、俺がイメージしていた以上のものがある。来てみて初めてわかることばかりだ。この感覚は、この先も続いていくんだろうな)
## 武器屋
武器屋のドアを開けると、金属の匂いが鼻を突いた。
店内には壁一面に武器が飾られている。剣、斧、槍、弓、ナイフ、見たことのない奇妙な武器も。どれもが鋭い刃を持ち、戦いのための道具としての威圧感を放っていた。
(俺の知っている「刃物」とは次元が違う。これは生きることが命がけだった時代の文化だ。それが今も現役で続いている世界に、俺はいる)
「いらっしゃい。何をお探しですか?」
店主の声がした。屈強な男性で、腕には古傷が何筋も走っている。歴戦の戦士だと一目でわかる。
「武器を見てみたいんです。初心者なもので」
「初心者か。それじゃ、これなんてどうだ? 初心者向けの剣だ。鉄製で丈夫、値段も手頃。銀貨五十枚だ」
刃渡り五十センチほどの剣。柄は丈夫な木材で作られ、刃は鉄製だ。
「エルフの武器に興味があるんですが」
「エルフの武器か。あるにはあるが、高いぞ。エルフの職人が作った弓は銀貨二百枚だ。剣なら三百枚はする」
「高いですね……」
(三百枚。この世界の貨幣価値では、とんでもない金額だ。命を守るものだからこそ、それだけの価値があるのか——金でしか測れない世界の論理に、少し慣れてきた気がする)
「ああ、エルフの職人は腕がいい。軽くて丈夫で、刃が鋭い。特に弓は名品だよ。エルフの森で育った木で作られるから、魔力が宿るんだ」
「魔力が宿る?」
「エルフの森の木には魔力が含まれている。それで作られた武器は、魔法の攻撃に強いんだ」
(エルフの森の木から魔力が宿る武器。故郷で育った素材が、命を守る道具になる。なんか感慨深い話だ。森を離れても、森がついてくる)
「初心者におすすめの武器は何ですか?」
「それなら、この槍がいいかもな。使いやすいし、長さがあるから敵を離れて攻撃できる。銀貨七十枚だ」
「ありがとうございます。検討してみます」
セラは店内を見回した。アリアは弓のコーナーでエルフの弓を手に取り、興味深そうに見ている。
「セラ、これ見て。エルフの弓、すごいわ」
「名物だよ。エルフの森の職人が作った弓で、命中率が高い。銀貨二百枚はするけどな」
アリアは弓を持ち、弦を引いた。しなやかに曲がり、力強い張りを感じる。
「すごい。軽いのに力強いわ」
「エルフの弓はそうなんだ。女性でも扱いやすい」
アリアは名残惜しそうに弓を置いた。
「高いけど、いつか買いたいわね」
「稼いでから買いましょう」
「また来ます。考える時間が欲しくて」
「もちろんだ。良い武器は良い冒険者を育つよ」
「……ん? 少し文法が?」
「あ、そうか。『育てる』だね。失礼」
店主は笑顔で手を振った。
(「育つ」と「育てる」の違いを気にする武器屋の店主。訂正されても笑顔でいられる人だ。こういう人に教わる武器知識はなんか信用できる気がする)
武器屋を出ると、夕方の光が通りを橙色に染めていた。
「いい店だったね」
「うん。あの店主さん、いい人だった」
「次に来る時は、エルフの弓を買える余裕を持ってきたいな」
「絶対に来よう。絶対買おう」
二人で笑い合いながら、宿への道を歩き始めた。
## 宿屋探し
夕方になり、空がオレンジ色に染まってきた。
長い旅で疲れが出てきた。足が痛いし、背中も重い。宿を探さなければならない。
「どこに泊まろうか?」
セラが問いかけると、アリアが地図を取り出した。
「王都にはたくさんの宿屋があるわ。でも値段が高いところは避けたいね」
「ええ、今の所持金では贅沢はできない」
二人は王都の街を歩いた。宿屋の看板があちこちで見つかる。「王都ホテル」「旅籠・花丸」「宿屋・平和」。しかし値段を聞くと銀貨数十枚と高い。
「もっと安いところはないかな」
(宿探しは旅の難所だ。歩けば歩くほど足が重くなり、頭の中で計算が続く。限られた銀貨で、今夜どこに寝るか——なかなかに切実だ。疲れと空腹と焦りが三つ巴で押し寄せてくる)
それでも、アリアは地図を広げて真剣に見ている。金色の髪が夕風に揺れていた。疲れを顔に出さずに探している——そういう強さが、この子にはある。
「あそこの看板、『森の恵み亭』って書いてあるわ。エルフ向けかもしれない」
アリアが指差した先には、緑色の看板があった。木と葉の装飾で、エルフの森をイメージしているようだ。
「エルフ向けの宿屋か。行ってみよう」
木造りの建物。窓には花が飾られている。エルフの文化を尊重する宿屋のようだ。入口には緑のカーテンがかけられ、温かい光が漏れている。
ドアを開けると、いい匂いがした。木の香りと、何か温かい食べ物の匂い。スープの香りが漂ってくる。
「いらっしゃい。エルフの方ですか?」
店主の笑顔が出迎えてくれた。小柄な女性で、エルフの尖った耳を持っている。
「ええ、エルフの森から来ました。宿を探しているんです」
「はい、空いていますよ。一晩銀貨十枚です。朝食付きです」
「銀貨十枚。他のところは銀貨二十枚以上したのに」
「エルフの方には特別価格でお泊りいただけます。それに、朝食はエルフの森の料理を再現しています」
「それは嬉しいわね。お願いします」
セラは銀貨十枚を渡し、部屋の鍵を受け取った。
部屋に入ると、清潔で快適な空間が広がっていた。ベッドが二つ、小さな机、そして窓からは王都の街が見える。
「ここが私たちの宿ね。綺麗で快適だわ」
アリアがベッドに座り、嬉しそうに言った。ベッドは柔らかく、シーツは清潔だ。
「ええ、ここで休もう。今日は色々歩いたな」
「王都の門、大通り、武器屋、そしてこの素敵な宿屋。最初の一日にしては十分すぎるね」
「エルフの弓、いつか買おう。稼いでから」
「えへへ、約束ね」
アリアはセラの手を握った。温かい手の感触が、二人の絆を感じさせてくれる。
「これからも一緒だよ。何があっても、二人で乗り越える」
「ええ、約束よ。二人で、一緒に」
## 夜の王都
夜になり、王都は別の顔を見せた。
窓からは無数の灯りが見える。家々の明かり、街灯、そして遠くで行われている祭りの光。夜の王都は、昼間の賑わいとは違う、幻想的な美しさを持っていた。
「綺麗」
アリアが窓辺に立ち、夜の王都を眺めている。セラも隣に立った。夜風が窓から吹き込み、二人の髪を優しく撫でる。
「ええ、本当に綺麗だ。まるで星が降ってきたようだ」
遠くからは音楽が聞こえてくる。笛や太鼓の音色が、夜の静寂に溶け込んでいた。
「明日は冒険者ギルドね」
「ええ、冒険者としての第一歩だ」
(「冒険者」という言葉が、もうすっかり自然に口から出るようになった。この世界に来る前、俺には「今日は何が起きるんだ」という感覚がなかった。今はある。毎朝それがある。どちらが豊かな人生かは言うまでもない)
「セラ、不安?」
「少し。でも、アリアがいるから大丈夫」
「私もセラがいるから大丈夫。二人なら何でもできる」
「新しい生活が始まるね。エルフの森とは違う生活」
「ええ、全力で楽しむつもりだ。転生した意味も、きっとここにある」
「転生の意味?」
「なぜ俺がエルフとして転生したのか。なぜこの世界に来たのか。その答えを探したい」
「セラと一緒なら、答えが見つかるわよ」
「ありがとう、アリア」
遠くから祭りの音楽が聞こえてくる。王都の夜は、可能性に満ちていた。
アリアの横顔がほんのり橙色に染まっている。宿屋の窓から入る灯りの色だ。静かに夜景を見ているその顔に、今日の疲れはもう見えない。俺はその横顔から視線を外すのが少し遅れた。
「寝ようか? 明日は早起きだ」
「ええ、おやすみなさい、セラ」
「おやすみなさい、アリア」
二人はそれぞれのベッドに横になった。
(今日一日でどれだけ異世界を体感したか。城門の圧倒感、大通りの賑わい、武器屋の金属の匂い、宿屋の温かいスープ、夜の王都の光。一日で一冊の本が書けそうなくらいのことが起きた。そういう毎日が、これから続いていく)
深呼吸をした。窓から差し込む夜風が、ほのかに草花の匂いを運んでくる。
アリアがくすりと笑った。
「セラ、何考えてるの?」
「今日一日のことを振り返ってた。いろんなことがあったなと思って」
「ね。ミーナちゃんにも会えたし、武器屋さんにも行けたし、素敵な宿屋も見つかったし」
「うん。城門から入った時のこと、あの大きさ、覚えてる?」
「覚えてる! 思わず止まっちゃったよね。私もセラも二人でぼーっとしてて」
「そうそう。門番のおじさんに変な目で見られた」
二人で笑い合った。さっきまでの緊張が、ずいぶん和らいでいる。
セラは目を閉じた。
アリアの寝息が聞こえてくる。穏やかな寝顔を見ながら、セラも安心する。
「おやすみ、アリア。明日は一緒に冒険者になろう」
そう心の中で呟き、静かに目を閉じた。夜の王都の灯りが、窓から柔らかく差し込んでいる。その暖かな光が、二人の眠りを静かに守っていた。
明日は新しい冒険が待っている。冒険者としての第一歩、王都での生活——そして、果てしない未知なる世界への挑戦が始まる。




