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「ギャーギャー騒がしいんだよ問題児共がぁ…ちったぁ大人しくできねーのか。」
煙草の煙を美味しそうに吐き出しながら、鋭い眼差しで4人を見下ろすスーツ姿の男性。
「げっ!?崎ちゃん…。」
霧斗はスーツ姿の男性―伊崎俊を見上げ顔を引きつらせた。
伊崎が現れたことで食堂の空気が一気に緊張に包まれた。
「泉蛾ぁ…テメェ先生様前にして何だ『げっ』とは。その床の割れ目に埋めてやろーか、あぁ?」
伊崎は煙草を咥えると、腰にぶら下げた木刀を引き抜き、霧斗の首にピタリと付けた。
「ひーっ!ごめんなさい!マジごめんなさーい!」
霧斗は額に汗を滲ませながら両手を大きく上げた。
「ったく…揃いも揃って眼つきの悪ぃ奴らだぜテメェらはよー。少しはきらめかねーのか、眼球くり抜くぞ。」
「いや、あんたに言われたくねー。」
秋は机の縁に寄り掛かりながら苦笑いを浮かべた。
「崎ちゃん眼力で人を石にできるから。」
柚樹は棒付キャンディーを口から出すと、ケラケラと笑った。
「チッ…言うだけ無駄か。」
伊崎は舌打ちをすると、恭平を突き放し、掲示板の方へ向かっていった。
「つーわけで…結果発表だ。」
伊崎は小さくなった煙草を近くの灰皿に押し付けると、胸ポケットからタブレット端末を取り出し、電光掲示板に向けた。
電光掲示板には遠くからでも見えるよう大きな文字で、成績の低い順に生徒の名前と勝敗数が記されていた。
次々に表れる成績に周囲の生徒達は一喜一憂していたが、掲示板から最も離れた場所にいる4人は掲示板には目も向けずに退屈そうな表情であった。




