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『F組音原柚樹。50人殺害ニツキ、本日ノ戦闘ハ終了トナリマス。実績ハ残リ時間ヲ成績トシテ換算シマス。オ疲レ様デシタ。』
ひび割れた電子音が、少女―音原柚樹の頭上にあるスピーカーから聞こえてきた。
柚樹はポケットからタブレット端末を取り出した。
「はーい、お疲れ。あと3分…かぁ…。」
柚樹はタブレットに表示された時計と睨めっこしながら眉間にしわを寄せた。
「今日も余裕だな、柚樹。」
柚樹は背後から聞こえた声に顔だけを振り向かせた。
「…あれ、もう終わったの?秋。」
柚樹は表情を変えずに背後に現れた少年―帝秋を見据えた。
「いや…。」
秋は不敵な笑みを浮かべ右手に持ってた拳銃を柚樹に向けた。
柚樹は向けられた銃口を表情ひとつ変えずに見つめていた。
瞬間、鼓膜を刺激する発砲音が茜色の廊下に響き渡った。




