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ッビーッビーッビー!!
10分後、耳に響くブザーが鳴ると同時に生徒の叫び声が方々から聞こえ始めた。
「…音でか。耳痛ってぇ…。」
秋は耳を掻きながら大きく欠伸をすると、よろよろと立ち上がった。
ブザーの音と共に教室内は、ピンと張りつめた緊張が漂い、戸惑いと恐怖からか生徒全員が視線を揺らしながら身動きを取れずにいた。
「…そりゃこうなるわな、普通の高校生なら。」
その中で秋一人だけが呑気に頭を掻きながら教室を見渡していた。
「ッッ…うっうぉぉおおお!!」
緊張の糸を無理やり引き裂くように、棍棒を振り回し秋に迫る男子生徒。
「…んな大声で迫ったら、すぐに後ろ取られんぞ。」
秋は一瞬で男子生徒の後ろに潜り込むと、その後頭部に銃口を向けた。
「ひっ!?」
男子生徒が叫ぶ間もなく銃声が響き、鮮血が秋の右手に降りかかった。
「ぐっ…がはっ…。」
頭を撃たれた男子生徒はガクガクと身体を痙攣させながら床に倒れ込んだ。
「きっ…きゃぁあああ!!!」
銃声の響きが鳴りやむ前に教室内が悲鳴と混乱に包まれた。
「ふん…トーシローが。」
秋は目の前に倒れる男子生徒に冷ややかな視線を向けた。
「あ、あいつホントに殺りやがった…。人殺しやがった。」
「早く殺らねぇと…!自分が死ぬ!!」
秋の銃声を皮切りに恐怖に身体を硬くしていた生徒達も自らの命を死守せんと武器を持ち戦闘を始めた。
「…んじゃあ俺も真面目にやるか。あの伊崎って先生に目ぇつけられるのはごめんだしな。」
軽く一欠伸した秋は、左手にも銃を握った。
「動いてんのは…30…か。」
教室の中で戦闘している生徒たちを目で追いながら両方の手に持った拳銃を構えた。
「10秒だな。」
秋がスッと息を吐いた瞬間、教室中に何発もの銃声と叫び声がこだました。




