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12人の少女達の日々  作者: ヤマネコ
15/16

明坂絵美

ブクマよろしくお願いします。

私は友達を作るのが苦手だった。知らないことを聞かれても知っているふりをして偉そうにして人のことを馬鹿にしたり、説教したりすることが多かった。


そういうことがあったので、私のことを慕ってくれる人もいたけど嫌っている人も沢山いた。


いつも偉そうに話しているから一緒にいる人たちも当然自信がある人達の集まりになってしまった。最初はなんとか合わせることが出来たが…時間が経つごとにそこにいることが苦痛になってきた。


背伸びをしすぎた…。知らないことは知らない…。仮に知らなかったとしても正直に打ち明けて教えてもらえばよかった…。それならこんな目に遭うことはなかったのに…。



事の発端は数日前に一緒にいる奴らと話している時だった。


女子A「ねぇ~、あの男どうだった?」


女子B「んーだめ、一回してみたけど自分が気持ちよくなることしか考えていないのが丸わかり。前戯も全然なってないし…。女を性欲処理道具か何か勘違いしているんじゃないの?」


女子C「私達の歳くらいの男なんてそんなもんでしょ? 街中でもすぐに入れることしか考えていないような発言が多いし…」


女子A「あいつら一度女の身体になって自分がしていること事をされてみろっての。絶対痛いとか無理とかいうだろうし」


女子B「それは言えている。口でしろとか言うけど、口でしている間男はただ顔を上に向けているだけだもんね…。ただ気持ちよくなりたいならそういうおもちゃを買えよ」


女子D「そういえば絵美ちゃんって経験豊富だよね? 彼氏いるっけ?」


絵美「え? えぇ…もちろんいるわよ?」


女子C「どんな人なの? 写真くらいあるでしょ?」


絵美「彼写真を撮られることを嫌っているのよ。仮に撮れても他の人には絶対に見せないでって言ってきているから…。ごめんね」


女子A「えー。いいじゃん。どうせ私達が見たことなんて分からないわよ」


絵美「でも約束は約束ですし…。ごめんなさい」


女子B「そっかー。絵美は優しいね」


絵美「そんなことないわよ?」


女子A「ねぇ、今度彼氏に合わせてよ。写真がダメなら直接会うのなら問題ないでしょ?」


絵美「彼も用事があるからそれは無理ですわ」


女子B「またそれ~? いつになったら用事は無くなるの絵美の彼氏」


絵美「当分は無理ですわね。…すみません着信が来たので抜けます」


女子A「はいよー」


絵美が教室を出て行くと、その場にいた女子全員の空気が変わった。


女子A「絵美の彼氏って絶対うそだよね」


女子B「多分。この前は彼と遊びに行ったって言っていたけど、あれも嘘だよ。その日に行った場所に長時間聞き込みをしたから間違いないよ」


女子C「まさか彼氏が父親だったりして…」


女子A「まさか~。絵美の創造した彼氏でしょ」


女子B「きゃはははは!それな!マジでそうなら受けるんだけど」


女子D「あんなにいつも上からああ言っているんだから、いないと判明したらどんな顔をするのか見物だわ」




絵美(や、やってしまった~!!)


またありもしないことをさもいるように嘘をついてしまった。


一回もそういうことをしたことないのに、見栄を張ってしまった。


絵美(まぁ、合わせる約束をしたわけじゃないし? 問題ないでしょ)


教室に戻るとさっきの女子たちが楽しそうに話していて、絵美が戻ってきたのが見ると話をやめてまた恋愛関係の話を聞かれた。





数日後


授業を終えて、家に帰宅している時、柄の悪そうな男2人が私の前に現れた。


目を逸らして、横ぎりぎりまで寄って歩くと男たちも私と同じ方向に身体を寄せてきた。


男1「ねぇちゃん、ちょっといいか」


絵美「…はい?」


男2人は手に持っているスマホを見て私を見て、何度か頷き合っていると気持ち悪い笑みを浮かべて腕を掴んできた。


男2「実はねぇちゃんが経験豊富って聞いてな…俺も彼女を喜ばせるためにテクを沢山覚えたいんだ…。なぁ? いいだろう?」


男どものズボンの一部が妙に飛び出ていた。こっちに手を伸ばして胸を触ろうとしてきたので避けると


男1「おい逃げるな。 お前はどこでも誰とでもヤる奴だって噂になっているぜ」


足をピタリと止める。そんなことは一度もしたことがない。誰かが勝手にそんなことを言っているだけだ…


いや、待てよ…。…………昨日のあいつらか。


絵美がそういう話をする時は昨日の人たちとしか話さず、それもその話し合いは他の人に聞かれないように人がいなくなったことを確認してから話し合いをしている。


あの中の誰かがこいつらに話したのだろう…、もしかしたらまた違う誰かに話して尾ひれがついてしまったのだろうか…。もし後者なら今後学校に行きづらくなる…。



来た道を全力疾走で戻ると、男どもも追いかけてくる。通行人を上手く利用して間を走って、お店の中に入って隠れて、複雑な道を使って逃げているうちにいつの間にか撒いていたようだ。


なんとか家に帰ってご飯を食べて、風呂に入り就寝した。


次の日、かなり怯えながら登校する。もしクラスに昨日の男が言っていたようなことを言われたらどうしよう…。


否定したらあいつらが今までの話を暴露しかねない。上履きに履き替え教室に着く。


教室の雰囲気は昨日と変わらず、あいつらのうち一人もまだ登校していなかった。



ソワソワしているとHRの時間になる。まだ来ない。担任の先生が、あいつら全員が着ていないことに気付くと「連絡来てないな…」とメモをしていた。


昼休みになっても来ない。


放課後になっても来なかった。


一日中クラスの会話に耳を傾けていたが、私のそういう話は一切聞こえなかった。


次の日


教室に着く。あいつらの姿は誰一人としてない。


HRの時間になる。担任の先生が、あいつら全員が家に帰ってきていないと両親から聞いたようで、クラスにいる全員に何か知っている奴はいないかを聞いてきた。


誰も何も言わない。


昼休みになっても、放課後になってもあいつらはこなかった。




それから1か月経ってもあいつら全員家に一度も帰ってきていないようで、警察も動き出したが全く手がかりがないらしい。聞き込みをしても全くあいつらの情報が手に入らないらしく、前まで私があいつらと話していたことを知った警察は私に疑いをかけてきた。


知っていることを全て話し、メールのやりとりや写真とかを見せて私は違うと言ったら、なんとか分かってくれたようで、疑いをかけられることはなくなった。



来たら私のありもしない話を話されて学校にいるのが苦痛になるかもしれない。


だから私は願う。


もうあいつらが来ませんように。


今後もよろしくお願いします。

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