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12人の少女達の日々  作者: ヤマネコ
14/16

柊椿

ブクマよろしくお願いします。

ふむ…。妹2人におしゃれがどうとか言われたけど…難しい。


雑誌を放り投げて、ベッドの上に寝転がる。


あの時以来、お洒落に対する考え方を変えてみたがなんというか…よくわからなかった。


どれが良いのか分からず、とりあえず頭の中で自分が着てみたイメージを何回も繰り返していると頭が痛くなってきた。


椿「……お腹すいた」


夕食にはまだ早いが何か軽いものを食べたいと思ってお菓子が置いてある棚を開ける。


椿「何もない…」


この前、奈那子がお菓子を大量に買っていた記憶があるけど、全部奈那子が食べたのだろうか…。ぎゅうぎゅうに詰めてあったお菓子の山が一つもない。


椿「…なんた適当に買ってこようかな…」


外出用の服に着替えて、サンダルを履いて近くのスーパーに向かいに行く。スーパーの道中でメイド服を着た人が何かのチラシを歩く人に配っていた。


メイドさん「どうぞ」


短く言って、私の前に出され咄嗟に受け取ってしまう。


チラシの内容は、この近くのスイーツ屋さんにチラシを持って入店すると二名がスイーツ食べ放題になるというものだった。日時は明日だった。


椿「スイーツか…」


貰ったチラシを追って、ズボンのポケットに突っ込む。


スーパーに向かおうと足を進めるとメイド服を着た違う女の人がまた同じチラシを配ってきたので受け取る。


椿(…2枚もらったから最大4人行けるのね…)


新たに貰ったチラシもズボンのポケットに入れる。スーパーに入りお菓子コーナーに行くと、自分と同じ学校の制服を来ている。背の高い人だった。先輩かな?


顔を見てみると知らない顔だった。どこか人目を気にしている感じで動きが万引きをしようとしている人に見える。


まさかと思ってその人の動きを見ていると、視線に気付いたようでこちらを見てくる。


朝倉「……ぁ」


目があったら、お菓子コーナーから離れて何処かに行ってしまった。やはり万引きをしようとしたのか…?


さっきの人を気にせず、ポッキーを買う。


会計を済まして、スーパーマーケットを出るとさっきの挙動不審の人が出てきた。


目が合うと逃げられた。もし万引きだったら店員さんが追いかけてくるだろうし問題ないか。そう判断して家に帰った。



次の日、昨日貰ったチラシの日付は今日だったことを思い出す。奈那子と楓の2人に一緒に行かないかと誘ったが、2人とも用事があったようで断られてしまった。突然誘ったわけだし、断られるのも無理はなかった。


椿「誰か誘うか…誰にしよう」


椿は友達が多い方だけど、特に親しい人がいるかというとそうでもない。広く浅い関係を築いており、言い方を変えれば八方美人だった。3人誘えるが…誰を誘おうかな。


椿「うーん…」


チラシを持って学校の廊下を歩いていると突然強い風が吹いて、持っていたチラシを放してしまう。


椿「あっ!」


飛ばされたチラシは校舎裏の方向に飛ばされてしまった。


椿「…まぁ、いいか」


3人誘うところから1人誘うことになっただけだ。むしろ誘いやすくなったと考える方が良いだろう。


教室に戻り、友達の一人に声をかけると彼女は乗ってくれた。


放課後になり、その子と一緒にお店に向かう。


その子「これおいしいね椿!」


椿「本当ね!おいしいわ!」


その子「…椿大丈夫? 食べきれる? 食べ放題と言っても残しは厳禁だよ」


椿「大丈夫だって、あそこの2人組と比べれば軽い方だって」


椿が指を指した方向には同じ制服を着た女子2人が大食いをしている。男が見たらドン引きする光景だろう。





夕食が入る程度に食べて、会計を済ましてその子とお店を出て別れた。その子は駅のある方に歩き出して姿が見えなくなるまで後姿を見ていた。


椿「…奈那子と楓と来たかったな~」


ボソッと呟くと家に帰った。


次は2人を誘ってみよう!あのおいしいスイーツを一緒に食べたいなと思う椿だった。


今後もよろしくお願いします。

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