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学園

 こんにちはシルビアです、みんなとの旅行も終わってしまいました、私はこんな風にみんなでキャンプをしたり訓練をしたりするのは始めてで、なんと言ってもみんなが仲間として扱ってくれるのは本当に嬉しくて、夜中に嬉しくてちょっと泣いちゃいました。


 みなさんとても強くて、エイジア様と一緒に冒険をするには私もあれぐらい強くならないといけないんだと思って一生懸命がんばりました。

エイジア様に付いていくと決めたときに授けてもらった力はとても強くて、緑色のちっさいモンスターやでっかい鳥のモンスターとも戦いましたけどシュリやトトが教えてくれたように動いて殴ると簡単に倒せました、力の強さに怖くて夜に寝れなくて震えて居るとエイジア様が抱っこしてくれてしがみ付いていたら寝てしまいました、その後も何度か戦い寝れないでいると抱っこしてくれるので、途中からは怖くなかったのですが振りをして抱っこしてもらってます、私よりも小さいのになんでか抱っこされているととても安心して寝れるんですよね、お父さんってこんな感じで暖かいのかな・・・


 明日から学校って言うところで勉強するそうです、私も淑女になれるようにがんばります。 がんばったら串焼き買ってくれるそうなので!



 学園に着いてまずは入学試験やなんやと有ると思い、シルビアには一般教養を3Lv覚えてもらったが、この知識系のスキルというのは辞書のようなもので、意識しないとその事柄に付いての知識の引き出しが開かないようだ。

 

 シルビアの態度や振る舞いが変わることは無かったのでホッとした。突然キリッとして生活態度について説教し始めたらどうしようかと思ったのだが、まぁ、ちょっとおバ、もとい、能天気なほうが一緒に居て気疲れしないで良いと思う。 基本ずぼらな性格なので……


 守衛に紹介状を見せるとわざわざ学園長室まで案内してくれた。紹介状の筋肉導師の署名が効いたのだろうか、それとも事前に通達があったのだろうか、とりあえずノックをして返答を聞いてから入室する。


 中には60代ぐらいのフォーマルスーツを着た女性が立っていた。

 髪は銀髪で目の色は黒、身長160半ばぐらいで年齢のせいかほっそりした印象だが、老婆と言う言葉はこの人には当てはまらない、かくしゃくとした女性だ。


「そこへお掛けくださいな、今お茶を入れますので」


 そう言って女性は隣室へと消えていった。


 部屋は12畳といった所で、窓以外は本棚が所狭しと並び書類や本がぎっしりと詰まっていた。応接用のソファーとテーブルが中央にあり、奥には執務用の机が1つその横に隣に繋がっている扉がある。


 ソファーに座ってしばらくすると、先ほどの女性が戻ってきて紅茶をテーブルに並べてから対面にすわる。


「私がこの学園の学園長をしている、カルフィー・リカルディーです。ようこそ王立学園エウレカへ、歓迎しますわエイジア・アーガスさん」


 しばらくこの学園に付いて説明を受けた。学園は幼少部・青年部・研究部と3つの区分けがされていて、12歳までの一般教養や語学・算術・魔法・武術などの基礎を行っているそうだ。

 青年部はその高等教育、研究部は基本的に魔術や武術の研究や、失われたスキルなどの修復を主にしている部門で、年齢制限もなく青年部卒業までの間に何かしらの論文と成果を提出して、認められると研究室と費用を支給されるようになるそうだ。


「と言う訳で、ヴィスラ様からお話はある程度聞いております。身柄の保護と現代の一般知識が必要だと言うことなので、外見年齢的にも幼少部から始めていただければと思います。お付のシルビアさんも同じく幼少部で寮室も貴族室を用意してあります」

「ふむふむ、ところで、ヴィスラ様は私の事をなんと言っていたのですか?」


 秘密って言葉の薄っぺらさに、内心の怒りを抑えてとりあえずなんと言われているかを聞いてみる。


「リンカネーションで転生した過去の偉人だと聞いております。もちろんこの話しは私しか知りませんし、ヴィスラ様からも他言しないことを厳命されております。学園に理解者なしでは色々と不都合が発生するのをどうにかするために、私だけが知っております」

「そうですか、まぁ、しょうがない話しですし納得しておきましょう。所で入学試験とか入学金などはどうなっていますか?」


 確かに理解者なしで生活となると中々に面倒ではあると思っていたが、年齢的には一般的な学園生活を送るのだから、構わないかとも思っていたのだが、変に気を回してくれたおかげで、ある程度の自由が手に入ったのだから良しとするかと納得した。


「編入試験に関しては紹介状があるので問題はないのですが、卒業までの費用に関しては特待生枠を使用する予定なので免除とさせていただきます。もちろん幼少5年と青年3年の8年を過ごしたとして二人分で白金貨3枚をお支払いいただいても構いません。あとは一応ですが学力検査と魔力測定や健康診断などは受けていただくことになります」


 白金貨3枚だと3千万円ぐらいか、1人1千500万割る8として年190万ぐらい? 衣食住と教育でこの時代だしそんなものかな? まぁ払う気がないので特待生として努めるとしよう。

 そして、年齢=学年となっているそうで、学年規定の水準をクリアしていれば飛び級をすることも可能だそうだ。


「分かりました。金銭的な余裕は無いので特待生としてがんばらせていただこうと思います」

「そうですか、一応学生のアルバイトは禁止しておりませんが、定期試験で一定の水準を保てなくなると特待生枠から外されますので、その点だけ留意ください」

「分かりました。ところで一定水準というのはどのぐらいでしょう?」

「学年ごとに上位5位以内です」


 ……上位5位以内って、なんて無理ゲー?  天才でも秀才でもないただの一般人ですがなにか?勉強なんて赤点取らなければ良いかってレベルの学生生活だったので学年順位なんて真ん中より下でした。


「えっと、特待生枠から外れると?」

「入学金と失効した年の学費までは免除しますが、年間大金貨2枚として年度末に来年度の分をお支払いいただいておりますので、年末に大金貨2枚のお支払いが待っています」


 にっこりと笑う学園長を見て現実を悟る。うん、特待生枠は忘れよう何とかしてお金を稼いで支払いをする方向で考えて行こう、それに付与アイテムを売ってれば年間費用ぐらいわけなく稼げるだろう、問題はそれで目を付けられないようにすることだけだ。

 せっかく王都まで来て寮住まいで世間から隔離されて、ほとぼりを冷まそうとしているのに、ここで目だってはまずいだろう・・・


 冒険者として稼ぐのも微妙だ、レベル上げのために狩りに行くのは必要だろうけど、魔物の素材を持ち込めば年齢もあって確実に目を付けられるだろう。

 国に目を付けられても跳ね除けられる強さが要る、国に取り込まれれば安定は手に入るかもしれないが自由は諦めることになるだろう、我を通すには強かさが必要だがそれを裏打ちする力が無ければならないだろう。


 必要な物は、年齢・強さ・知識・金・仲間 こんなところかな・・・なにこれリア充に必要な条件? 


 シルビアが何か呟いているので横を見ると、目の焦点がどこかへ行ったシルビアが「串焼きが3万本買える、勉強できないと3万本分のお金が……」とブツブツ呟いている。


 学費が串焼き換算とは食い意地の張った子だと思いつつも、学費から串焼き代で計算して本数が出せるなんて、一般教養って算術も含むんだなーと変な感心をしていた。


「シルビア、大丈夫だから、学費は何とかするから気にするな」

「で、でも、試験で5位以内に成れなかったら3万本分が……」

「いや、とりあえず串焼き換算は止めてくれ。おお、そうだ、5位以内に入れたら免除された分のお金で串焼きを買ってあげるから勉強をがんばるんだ、私の分まで……」

「ほ、本当ですか!? 年末ごとに3750本の串焼きが食べれるんですね? がんばります! むふぅーー」


 私の早々とした諦め宣言をスルーして串焼きに目を輝かせ鼻息が荒い、しかし、15大金貨÷8で年間188銀貨ぐらいを1本5銅貨で割って年3750本になるのか? って暗算でそれを一瞬で計算した!? なにそれ、一般教養3Lvってそんなに凄いの?


 スキルのレベルは知識系で

1Lv聞きかじった程度

2Lv本を読んだことがある程度

3Lvその事柄に付いて学習したことがある

4Lv教育機関などで学習した

5Lv教育機関で教えることができる

6Lvその事柄に付いての第一人者

7Lv世界に名が知れ渡る

8Lv歴史上でも有数

9Lv史上一位

10Lv伝説の~


 という感じになるのだが、シルビアに習得させたのは一般教養3Lvだ、これから教育機関で学ぶのだから4Lvは必要ないと思ったのだが、3Lvでもやりすぎたかなと思うが、まぁこれも学費免除の為と思えばいたしかたがない、さて話しを戻そう。


 とりあえずは授業を受けて日常に慣れたら普通にバイトを探そう、それでも学費に足りない場合は……また考えよう。


 誰かが来たようだ。扉がノックされて学園長が1人の女性を招きいれている。

 年の頃は20代前半栗色のセミロングで、縁のぶ厚い黒眼鏡から髪と同色の瞳がこっちをチラチラ見ている。背は160cmって所か全体的に細身で白を基調とした花柄のワンピースに空色のカーデガンを羽織っている。そして注目すべきはやはり胸であろう私の眼力Lv8が言っている100……いや、型崩れしていない形状からブラをしているとして、108はアル! 素晴らしい、ぶらぼーわんだほー。

 脇腹を抓られる痛みがそろそろ無視できないので、ガン見するのは止めて前を向く、横目にほっぺたを膨らませたシルビアが自分の未発達な双球と比べてうな垂れてしまった。


「だ、大丈夫だよ、まだこれからだから!」

「何が大丈夫なんです?」


 学園長が私の声を聞いて問いかけて来るが、特に返答に期待していた風もなく隣の女性を紹介してくれる。


「こちらが貴方の担任となるマーレシア・アプティルさんです。幼年の部は学年ごとに1人の担任と副担任あとは実技担当の教師が1人付きます。何か困ったことがあればマーレシア先生に相談するようにしてください、もちろん私に直接相談していただいても構いませんよ」

「マーレシアです、よろしくねエイジア君にシルビアちゃん」


 見た目に合わせて、屈んで目線を合わせて挨拶をしてくれる巨乳ちゃん、その神秘の谷間が目の前でユッサリと揺れている。意思を総動員して視線をマーレシアに合わせて返礼をする。


「始めましてエイジア・アーガスと申します。宜しくお願いいたします」

「よ、よろしくお願いします」

「あら、しっかりと挨拶できるのね、さすがヴィスラ様のご子息だけあるわね」


 私達の挨拶に感心したのかまたもや筋肉司祭を褒め称えるが、そんなに有名な司祭なのだろうか? まぁ私が一般知識が無いだけに知名度があろうと知らないだけなのだが。


「それじゃ学生寮に案内するわね、付いていらっしゃい」

「はい、よろしくおねがいします」


 学園長に挨拶をして退室し学園を正門から出て、長い塀を横目に十数分歩くと洋館が立ち並ぶ区画にたどり着いた、この洋館が一軒ごとに学年別の学生寮らしく手前から学年順になっており奥に行くごとに高学年になっているそうだ。


 今日は火の26日(7月26日)で学生は昨日から夏休みで、帰省しているものが大半で寮には数名しか残っていないそうだ。

 館に入り寮長に引き合わされてから部屋へ案内され、明日の朝に教員室で学力検査などを行うので遅れずに来るようにと言ってマーレシアは帰っていった。


 部屋は二部屋の続き間になっていて従者も同室と言うことになっているそうだ、貴族としては従者との相部屋など以ての外ではあるが他者との協調性を養い、主従の信頼関係を強固なものとするために必要なことと説明されたが、実際には貴族じゃないので気にはしていなかったしシルビアは女の子とは言えまだ12才の子供だから、そっちの趣味は無いのでこれもまた問題なしと判断した。


 まぁ、実際7才のこの体じゃ健康体ではあるがおっきしないのでパッシブ賢者モードだ、がんばってくれマイサン・・・


「うあぁ、広いお部屋ですねベットもギルドのよりもおっきくてふかふかです! なんか良い匂いもするし凄いです! 本当にこんなお部屋に住んで良いんでしょうか?」


 一緒にこの部屋で住むと説明されてからのシルビアは凄いテンションだ、引越し直後の猫レベルでクローゼットを開けてみたり、ベットのシーツをびくつきながら触ってみたりソファーに座って柔らかさに驚いて飛び上がってみたりと大忙しだ。


 部屋は目算だが12畳ぐらいの部屋と隣に20畳ぐらいの部屋の二部屋でお風呂も付いていた、部屋風呂とは言え実家の風呂よりも遥かに広いのだが御貴族様にはこれでも狭いらしく、寮長に「貴族は我慢することも大切だ」とか言われた、金持ちスゲー・・・・


「良いんだよ、それよりもちょっと落ち着いて座ってくれ、今後のことを話しておきたいんだ」

「はいー、なんでしょうか?」


 とてとてと歩いてきてソファーに座っている私の横に座るとぴったりと張り付く。


「いや、横じゃなく前に座ってくれ話し辛いから」

「えー、遠いじゃないですか・・・・」


 尻尾を振ってすり付いてくるシルビアに無言で向かいのソファーを指すと渋々移動する。


「今後の目標みたいなものだが、5年後幼年部を卒業するまでに可能な限りのレベル上げをしておきたい、高等学部には進む予定は今のところないのでそのつもりでいてくれ」

「ふむふむ」

「学園を卒業したら冒険者として活動しつつ自分の工房を持ちたいと思っているのだが、シルビアはなにかやってみたいことはないか?」

「んー・・・・・やってみたいことですか、んー・・・」


 しばらくうんうん唸りながら腕組みして何かを考えていたのだが、唐突に笑顔になり口の端からよだれがちょろんと出ている。


「串焼きがた「串焼きが食べたいってのは目標じゃないからな」」


 なぜ分かったとばかりに目を真ん丸く見開いている、まぁ、即物的ではあるが串焼きが毎日お腹一杯食べれるだけの裕福に成りたいってのも目標としてはアリなんだけど、何かが違うよな。


「それじゃ、エイジア様とずっと一緒に居たいです」


 あれ、それって私って串焼きの次ってこと? 串焼きに負けてる? 愕然としながらシルビアをマジマジと見るが、ほんのりと頬を染めてこっちをじっと見ている、まぁ、急に目標と言っても掲げるものなんてないかと思いなおしとりあえずの目標を与えてみる。


「それじゃシルビアは私と一緒にいるためには、勉強もレベル上げもがんばらないとな? まずは年末の学力テストで5位以内だな、そうすれば串焼きも毎日食べられるしね?」

「串焼き! がんばって食べます!」


 尻尾をぶんぶんと振り回して拳を握り締めて気合をいれている、悪い子じゃないんだけど食い気が多目かな、ここまでの旅で訓練や戦闘をしてきたがトト達もセンスが良いって褒めていたし、順当にレベルを上げていけば問題なく強くなるはずだ、学力は・・・・最悪スキルを上げてしまうか、稼げるなら一般学生で構わないはずだ。


「よし、良い子だ、とりあえず夕飯食べて今日は早めに寝よう、明日は学校に行ってこないといけないしな」

「はい、がんばります!」


 夕飯は外食になったが普段は寮で夕食が出るそうだ、今日からは人数予定に入れて食材をそろえるので寮で食べるようにと寮長に言われて送り出された。

 流石は王都だけあって学区内の食堂も多種多様にあり、シルビアの鼻お勧めのお店で夕飯を食べたが中々の旨さだった。




 翌日いつもの時間に起きて早朝鍛錬を終えて寮で朝食を頂いたのち、登校して教員室で学力検査を受けている、試験内容は一般教養レベルの問題だったので歴史や地理に関して以外は問題なく解けた、続く試験では魔法知識や戦闘知識の簡単なものと実技があり、こちらは問題なくクリアできたようだ。

 特に魔法技術に関しては酷く驚かれていたが、良く出来てはダメなんてことが無いだろうと思い自重しなかったのだが問題ないよね?


「それでは結果を発表します、シルビアさんの学力は5学年相当なので5学年から受講できます、実技は魔法適性が低くはありますが知識と実技は問題なく高等部レベルですので高等部で受講となります」


 この学校のカリキュラムは午前が3時間の座学による教養、午後から3時間の魔法や戦闘の座学と実技があり、自分の実力に応じた学年での受講ができるようになっている、そして高等学部からは専攻教育になっており自分の学びたい学問を選択して受講できるようになっている、大学と同じような受講方式になっているらしい。


「続きましてエイジア君ですが、学力にというか知識に偏りが合って算術や語学は高等学部レベルなのですが、歴史や地理などが3学年相当なので3学年からとなります、魔法や戦闘に関しては幼年部で教えられることは無いので高等学部からとなりますが、魔法に関しては高等学部で教員が出来るレベルですので受講の必要は無いと思います、午後からは剣術などを受講するか研究部へ行くのも良いと思います」


 結果、シルビア共々午前は3学年から一般教養を受けて、午後からは高等部で格闘を中心とした無手の戦闘を専攻することにした、私も格闘を専攻すると言ったらマーレシアが複雑そうな顔をしていたが気にしないことにする。




 試験も終わり今後の予定をマーレシアと話し合っていた、夏休み中なので土の月まで(あと35日後)は自由にしていて良いそうだ、補習組みと共に学校で勉強をするのも良いし、活動中の研究部を覗いて見るのも構わないと言われたので、明日から研究部を見学してみることにする。


 研究部は夏休みなんてものは関係なく、実質国から資金が出ている研究施設なので学生のような一ヶ月以上の休みなんてものがあるわけも無く、ほぼ全ての研究部は活動しているそうだ、もちろん機密扱いの研究が大半なので見学が許可されているものしか見ることはできないそうだ。


 見学できる施設の中で興味のある研究をいくつか見つけて見学申請をしておく、魔方陣研究、魔装研究、古代魔法研究、魔力文字研究、魔導具研究の5つをとりあえず見てみるとしよう、失われた知識も多くあるだろうがもしかしたら発展している技術もあるかもしれない。


「それじゃこの5つを見てみたいのでお願いします」

「分かりました、申請を出しておきますので、また明日来て下さい許可が下りたところから見学してみるといいでしょう」




 学校を出てとりあえず商業区へ向かうことにする、昨日着いたばかりで日用品のあれこれと制服以外の服を買い足さないといけない、お昼は学食で軽く食べただけなので商業区へ向かう道すがらホットドックのようなものを買って食べながらのんびりと見物しながら向かった。


「はふはふ、むぎゅむぎゅ、エイジア様この真ん中に入ってるお肉美味しいです」


 フランクフルトのような大きめの腸詰が気に入ったのか先に食べてしまって、残ったパンだけにちょっとしょげたのか耳が垂れる、小動物はなぜにこんなに愛らしいパーツを持っているのだろうか、猫派ではあるが犬もいける口なのでたまらなく可愛い、そしてこんなときもっと可愛くする方法を実践する。 自分のをパンだけ食べてしまって腸詰をシルビアのパンに乗せてやると、驚いた顔で耳をぴんと立ててこっちを窺っているが、尻尾が期待で千切れんばかりに振られている。


「こ、これ、食べていいんですか?」

「パンを食べきってしまって余ったから食べて良いよ」


 次の瞬間嬉しそうにかぶりついている、シルビアは美味しいものを食べているときが一番幸せそうにしている特に肉だが、しかし、野菜もしっかり食べさせないと栄養失調とかなりそうだ、肉ばかり食べさせてると横に成長するかもしれないし管理はちゃんとしなくてはと思う。




お読みいただきありがとうございます。

今回から前書きに他者視点なんていれてみました。


次回は来週日曜日になると思います。 おやすみなさい。



 修正中です。

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