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王都





 あれから30日経った、道中は研究や訓練なども行い濃密な時間だったと思う。

 シルビアにはスキルを与えても使いこなせないと思ったので、身体強化の能力を重点的に与えて格闘技と気孔術の初歩スキルを持たせた、当然戦い方も知らないのでトトに頼んで基本的な戦い方を教えてもらった、身体強化のおかげで能力値や能力はとても高いのでスポンジが水を吸収するかのごとく戦い方を学んでいった。


 リーフィニアのステータスを見せてもらい考えを纏めて持論を説明してみた。


 人は経験を積むと経験の素となるSPスキルポイントが体内に蓄積される、経験によってスキルに昇華する手助けをSPが行っている、そして蓄積したSPはスキルとして昇華されなかった分が残っていて、経験がスキルになる切っ掛けを待っている。


 と言うこじ付けのような理論だが実際にリーフィニアの能力値が上がっているのを見て、それが事実なら試してみたいと言う言質を引き出して全員のステータスを見せてもらった。


 他のメンバーも大体30Lvぐらいでやはり同じぐらいのSPが残っていた、ただ魔力循環が中々出来ない人とすんなり出来る人が居てその辺はまた研究をしなくてはならないだろう。

 リンクが繋がっている間はSPを消化してスキルや能力を上昇させることができるのだが、シルビアと違って魔核の移植をしていないせいか、私が持っているスキルか能力、対象が持っているスキルか能力しか習得上昇させることができないことがわかった。

 だが能力値上昇だけでも飛躍的に力が伸びるのが実感できるのか凄く喜ばれた、しかし、この切っ掛けを与えるということ自体が、なぜ出来るのかということが問題なのだが皆も解っているのかそれを口にすることは無かった。 そもそもこのこと自体を外部に漏らさないという最初の約束を守ってくれるつもりなのだろう。


 そのほかにはモンスターの襲撃も何度かあった、貴重な経験値なのでシルビアにも実践を経験させつつ、新しく考えた魔導学も試したりと美味しく頂きました。

 トトが護衛の必要性に悩んでいたが気にしないことにする。


 後は街道に設置された防御結界に付いても調べてみたが、付与魔法と神聖魔法の複合で作られた単純なものではあったが、魔力供給システムは錬金術が使用されていた、たぶん王都に居るという錬金術師が作ったのだろう。


 結界の支柱にギルドカードを入れるスロットがあって、そこにギルドカードを挿して中央のくぼみに魔核を入れて横のレバーを引くと、魔核のMPが結界支柱に供給されて供給したMP量に応じてギルドで報酬を貰うことが出来るようになっているそうだ、MPを直接注ぎ込むことも出来るようになっていて、結界維持のためにギルドでもMP補充は推奨されているそうだ。


 そして、使い終わった魔核がそこら辺に捨ててあるのを見つけてホクホクで鞄にしまったのは言うまでも無いことだった。


 途中で何度か泊まった宿場町は町というよりも集落に近いようなレベルで、宿泊はできるが買い物らしい買い物もできず、食料の補充がせいぜいではあったがベッドで寝れるだけありがたいといえるのだろう。


 そして王都までの道のりで最後の宿場町を出ると、ちらほらと他の旅人や商人なども見かけるようになって、少しずつ賑わいが出てくるようになった。

 王都まであと一日といったところで野営をするときには、他の旅人や商人たちも寄り合わせて野営地を作っていて、商人は持っている商品を進めてきたり、旅の途中で手に入れた薬草や毛皮などを商人に売り込んでいるものもあった。


 そして次の日遠目に王都が見えてきた、大きな運河の真ん中に王都があり高くそびえた王城と、都を囲む城壁があり外周を流れる運河が天然の堀のようになっている。

 王都の南門から北門までは徒歩で2日も掛かる広さだと言う話だから、街中だし時速4kmとして一日8時間歩いて32kmということになる、だから半径×半径×3.14だっけか、3000ぐらい? 千葉が5000ぐらいだったはずだから、でかすぎない?

 ここから見える限りではそこまでな大きさではないように見える、まぁ街中がどうなってるか分からないし、一日8時間歩くってのも単純計算するための話しだったから確証は無いが、まぁ最低でも1日ぐらい掛かるとは覚えておこう、人口は数十万人とか書いてあったけど、もはや王でも分からないところなのだろう、税務官なら税金から逆算して分かりそうなもんだけど、まぁ、私には余り関係ない話だから気にしないことにする。


 王都は大きく住居区画が整理されていて、王城の周囲にあるのが貴族街でぐるっと外周を第一城壁がありその中は入場制限が掛かっている、その周りを高級住宅街がありそこも壁で覆われていて第二城壁と呼ばれている、ここもやはり入場制限が掛かっているが、貴族街ほどの厳しい検問ではないらしい、その壁から大外の外壁の間に一般市民と言える市外があり大きく4つに区分けされている、商業区画、学術区画、住宅区画、歓楽街になっている、移動は町馬車か各城壁の外周を流れている運河で移動している。

 文化は中世から近世にかけてのヨーロッパぐらいだと思う、そんな時代を生きていないので本で読んだ程度の知識だから正確かは分からないが、まぁそんなところだろう。


 外壁の前で検問を受けるための長蛇の列を抜けて運河で学術区画へ向かう、長いようで短かった30日、その旅の残り時間も後わずかとなった、シルビアは旅の間に仲良くなってすっかり懐いてしまった猫族のシュリにすがり付いて泣いている、他の面々も多少湿っぽくなってはいるが、今生の別れじゃないのでこの先の無事と再会を祈っていると言って笑顔を見せてくれる。


 何事も無く学園に着き護衛の終了となり手を振って分かれた、またいつか合う約束を交わして。




 お読みいただきありがとうございます。


 王都学園編導入になります。

 短めですみません、来月のお祭りに向けて忙しくなっていく地域ですので

 ばたばたしながら更新になるとは思いますので、見捨てないで頂けると

 ありがたいです。


 ではお休みなさい。

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