魔法使い視点3
魔法使い視点です。
急いで組まれた討伐隊と救援隊を先導するのが私の仕事となった。
討伐隊と救援隊に参加している冒険者の中にも、広場の場所を知っている人はいたが、ゴブリンに遭遇したのは私だけのため、先導する事になった。
広場に向かう途中、逃げた時同様に生き物に遭遇しなかった。
あと少しで広場に到着するという所で、前から足音が聞こえてきた。
討伐隊が武器を手に構えていると、ニッセさんとゲメナさんが顔を現した。
何人もの人が二人に声をかけ、二人に安否を確認し、ゴブリンについての質問が出た。
どうやらゲメナさんが時間を稼ぎ、眼を覚ましたニッセさんが不意を打って止めを刺したそうだ。
その後、体力が回復するまで休み、戻ることとなり、今に至るとらしい。
討伐隊と救援隊は、そのまま二人と合流して、町まで戻ることとなった。
町に戻ると、二人が無事であった事が男爵に報告され、男爵は安堵の息を吐いたらしい。
その後に、今回犠牲となった三人の死が悔やまれ、首が飛ばずにすんだ男爵の奢りで宴会が始まった。
ケチな男爵が金を出すなど、今までに無かった事から、今回の一件は町の者にとって忘れられないものとなった。
私はまだ成人していないため、お酒は飲めなかったけど、楽しい時間になった。
これから冒険者を続けるうえで、またこんな楽しい時間が過ごせればいいなと思える程。
そう。この後、あんな事になるなんて、夢にも思わなかった。




