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黒の軌跡 3巻  作者: quartz
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21話 英雄の正体

登場人物

虎

無敵我原

メルス

八岐大蛇

フォモス(英雄)

3人ですら足ものにも及ばない相手に2人で倒すことはできるのか...


無敵我原は動ける状態ではないし虎も左手は使えない。メルスに関しては動けているのが奇跡だ


八岐大蛇はまだ余裕がある。3人のことを赤子とでも思っているかのようだ


虎「ここからどうする?どうやって奴に勝つ?」

メルス「勝つ方法ねえ...いや、これが運命なのかもしれないな」


2人ももう限界に近いので負けを認めようとしている

いや?本当にいいのか?ここで終わった場合、今まで鍛えてもらった人や、タイムマシンを許可してもらうためにした条件はなんだったんだ?

ここで諦めるわけないだろ


虎はその心が強く、諦めることは決してしなかった

そうすると、虎は大蛇に目掛けて斧を投げた


だが、大蛇は避けることすらせず、斧にあたっても

無傷だ...

このよつな絶望を味わうのは初めてだ

2人はエンドの持つ力を舐めていたようだ..


なにせエンドが少しだけ力を与えたセファラから4つに力を分割されてこの力...

セファラの力さえこれ以上のはずなのに

エンドはセファラの力をホコリのように扱う..


そう考えていると八岐大蛇が火の玉の攻撃をしかける

2人は避ける気力も残っておらず、そのまま喰らうことになるだろう。

死ぬ...そう思った瞬間前に何かが現れた

ジャダンでも来たのか?いや見たことない姿だ


メルス「あ、あなたは...」

2人の前に現れたのはジャダンではなかった

それは....



縄文時代の英雄! フォモスだ!!!

フォモスは大蛇の火の玉攻撃をまともに受けたが

びくともしない..なんという鍛えられた体だ


フォモス「八岐大蛇相手によく死なずに戦ったな。

その根性、感動した。ここからは私に任せろ」


フォモスが来た瞬間、八岐大蛇の顔色が変わった。

まるで相手を恐れているかのようだ

大蛇は少し震えつつも攻撃をしかける


大蛇は高く飛び上がり

両サイドの頭から火を、2、7番目から火の玉を

3、6番目の頭から氷のツララを、真ん中の頭から

呪いの毒を吐いた


大蛇は本気だ。今まで単体でしかしてなかった攻撃を一斉にしかけた


フォモスは怯むことなく最小限の動きで大蛇の攻撃を避けたあと、瞬きをする合間に大蛇の下へ潜った


虎「は、早い...しかもなんて反応速度」

フォモス「お前たちは一般人でありながらよくやったよ。この戦い、終わらせてもらう」


そういうとフォモスは軽く飛ぶと同時に右手に持っている刀を振った。空気は少しも揺らがなかった。

無駄のない捌き


虎「うそだ、、、」

フォモスが刀を1度振ると大蛇の頭が地面に落ち、鈍い音が山中に響き渡った


そこで虎はあることに気づいた。

フォモスをどこかで見たことがある気がする...

あ、そうか。東の教会で見た英雄の像...


あの像はこの人だったのか..

ひとまずセファラの喜怒哀楽のうち喜である

八岐大蛇との戦いは終わった。


これがあと3回続くと考えると先が思いやられる

虎であった



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