次の旅は
2日間の休暇を終え、俺達は早めに街を出ることにした。
「さて、準備は出来たか?
小袋には、
・例の魔石(シャドウグラトニアの魔石)
・失敗した身代わり形代
・身代わり形代
・形代×3枚
・御札×10枚
・空蝉の形代
やはり量産は難しい。
身代わり形代は人間 (ミナ、ガイア、エナ)組と、俺が一枚ずつ持っている。
やはりシャドウグラトニア戦のトラウマが、、ね?
そんなわけで全員確実に1枚は持っている。
「この魔石も、聖皇国なら解呪できるはず、、」
捨てても捨てても帰ってくるのが嫌すぎる、、
、、、よし!
「全員揃ったか〜?」
「は〜い!」
と、ミナが元気に返事を返す。
「問題ないぜ大将!」
ガイアも、すっかりいつものように活力を取り戻していた。
「こっちも準備は出来た。」
エナも、きっちり磨いた剣を携えていた。
「だいじょぶ!」
「こっちも準備は出来とるで〜」
「儂もじゃ、」
「儂もいけるぞ〜」
「問題ございませんわ。」
「あぁ、今行くぞ、」
式神たちも行けそうだ!
「さぁ行こう!聖皇国へ!」
・・・
辺りを見渡すクロ
「どしたの?」
とミナが聞くと、
「フォティマスは?」
全員が揃えて、『さぁ?』とでも言うように首を横に振った
クロは部屋の扉を開け、左隣の部屋を覗き込んだ。
「ぐー」
と、寝ているフォティマスを視界に捉える。
「お〜い」
「・・・」
少し強めに呼びかける
「おい」
「・・・」
…返事がない。
猫又の姿に戻り、前足を上げる
「、、、」
奥義、、、
「起きんかぁ!!」
肉球パンチ!
ペシペシペシペシペシペシ、、、
「ん、、あぁ、おはようございます、」
むくりと起き上がるフォティマス
「これから聖皇国に行くんだ、早く起きて支度してくれ。」
「聖皇国!?」
フォティマスがあからさまに嫌そうな声を上げる
(そういや、、こいつリッチーだったな。)
やはりアンデットは神聖さとか嫌いなのだろうか。
「嫌だなぁ、、あそこ空気がピリピリするんですよ。」
(うん、やっぱダメらしい。)
どうしたものかと思っていると、ふと名案が浮かび上がった。
(そうだ、こいつ拠点に置き去りにしてやろう。)
魔王軍幹部を自分の拠点に招きこんでも良いのだろうか。
そんな考えが浮かんで来たが、
考えないようにした。




