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死神の俺様がコンビニでバイトしているが、何か

作者:遥風 悠
 ひょんなことから人間界に堕とされたとある死神。刑期を人間界で過ごすこととなった死神は人間として暮らすことを課される。それはすなわち、死神とは無縁であるはずの経済活動に勤しむこと。平たく言えば人間としての生活を送る為に金を稼がなくてはならないということである。そこでこの死神、人間界では竹田と名乗っているが、彼が選んだ金稼ぎの手段はコンビニエンスストアでのアルバイトだった。
 
 人間として人間界に潜り込んだ以上、他の人間族と同様の業務を行わなくてはならない。コンビニエンスストアの仕事内容、それは陳列、品出しに始まり接客に発注、そしてトイレ掃除。日々の仕事をこなしていく中で幸か不幸か人間族との交流が深まっていく。勤務先の店長と従業員だけだろうと踏んでいた人間族との交流の幅が次第に広がっていく。それはすなわち人間としての生活、コンビニエンスストアの従業員として日々レベルアップしているということだ。
 
 コンビニエンスストアでのアルバイト生活を中心に死神の日常を綴っていく物語。筆者の大手コンビニチェーン社員経験をもとに、少しずつコンビニ業務を覚えていく死神、いち従業員の様子を描いていく。その仕事ぶりを認められて大きな仕事も少しずつ任されていく竹田。面倒な仕事が増えるものの、それを耐えれば1年後には人間界とオサラバできる、それを心の支えにして勤務に汗を流す。どういうわけか時折浮かび上がってくる幼き日の記憶。それは人間としての記憶であり、大好きなテレビゲーム、ドラゴンクエストに関するものである。

 とある事件をきっかけに、無視しても何ら支障のない出来事に首を突っ込み、自らの手で刑期を延長させた死神。何が死神の心を動かしたのか。

 死神の仕事っぷりは、コンビニ業務そのもの。元気なコンビニを支える従業員、店長、スーパーバイザーの仕事とは如何なるものか。セール、イベント、売上・利益を上げるために、どのような経営がなされているのか。小さな店舗で確実な売上を上げるコンビニ経営に携わる咎人=死神の物語。
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