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七章「喪失」

高校、翔介と新弾の話をしている。


「その…妹さんの事でお母さんから連絡だ」


「えっ…」


「お母さん、何?」


妹は、遊園地に行くはずだった。

痛い?

今は、病院にいる?


話を聞く。

涙が止まらない。


「お姉ちゃん学校行かなくていいの?」


不思議そうに首をかしげる。


「いいんだよ。これからはずっと一緒だからね。」


心底嬉しそうだ。

妹と絵を描いたり、ゲームをしたり。

笑顔が輝いていた。


「ありがとう、お姉ちゃん。本当に楽しい!」


視界が歪む。次の瞬間、病室にいた。

セナの妹がベッドに寝ている。


「お姉ちゃん生きてるのって辛いんだね。」


息も絶え絶えに話す姿は痛々しい。


「大丈夫!大丈夫だから!また楽しいこと、あるから……」


セナは妹に、そして自分自身に言い聞かせている。

目には涙が溢れていた。


集中治療室で妹は、人工呼吸器をつけていた。

機械音だけが、規則的に響いている。

そして、心電図の波が止まった。



「ピー」



暗い部屋、

光るスマホの画面


涙が枯れた。


「何か楽しいことしたら…?」


と母が言っていた。


大会情報?


デスゲーム…


冥界の力…


高揚感、



「私が、世界を終わらせる。」



呟き、

闇の中照らされた顔は微笑んでいた。


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