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目指せ新大陸へ

港町ウォードここは町が出来てはや400年以上経過している歴史のある街なのだ

「へぇーすごいな 魚ばかりだ お腹すいたな夜になったら ゴミ箱を探してみよう」


お金を持っていないヒカルは飢えをしのぐのには今はこうするしかないのだ

これまで食べたのは 得体のしれない形をしたキノコ 紫色の植物 ヘビ 関取の形をした植物の根っこ

きらきら輝くクモ 少し傷みかけているタケノコ どんぐり 野草

などなど口にできるものは色々食してきたのだ

時にはお腹を壊したこともあったがそれでも生きるためには食べるしかないのだ

「おにぎりとかお肉が捨てれあればいいんだけどな」


街の中を探索し始める「ここは釣具屋さんか こっちはなにかな?」

「うわあぁここはお姉さんが店に強制入店させられる店だ」

「ここは潰れてるお店 こっちは海か」

ヒカルすると一つの建物の前で足を止めた

「ウォード北タイノックスフェリー? ここは船に乗れるところなのか どんなところかな?」


と興味津々で入っていくヒカル

「へぇー中はこうなってるのか その前にトイレに行こう」

トイレでようを済ませたヒカルは

「お城のトイレとは違うんだね 他は何があるのかな?」

一人の男性がスマホでQRコードのようなものを読み取っていた

「これで料金とか乗る船とかわかるようになるのかな? 僕もやってみよう」


ヒカルはマーベルから新しく買ってもらったスマホでQRコードを読み取ってみた

「へぇーこうなってるのか」

色々な項目を調べていくと ある項目が目に入った

「海賊情報?なんだろう」

スマホをスクロールしていくと

海賊が豪華客船などから金品やら身に着けている宝石類や売上金など奪い取っているようだ

「海賊かおっかないな」


ヒカルは海賊に合わずに済む方法を考える事にした

「その前に服を洗濯しよう」そう言って海岸へ行くことにした

服を脱ぎ海水でよく湿らせてからその辺の岩に乗せて乾かした

「岩が熱いから良く乾くよ あとは服を着て街を歩けばいいか」


それからまたフェリー乗り場に入りサイトで調べ始めた

「一番近い港町までは役1時間か 問題はお金か いくらだろう?」

料金一覧表を見たヒカルは

「一番近いところでも 6900クォーツかお金は1クォーツも持ってないから 泳いでいくしかないな」


日本円に換算して約2万4000円なので当然そこまでのお金があるはずもない

城のものを持ってきて売ってもいいが 恩を仇で返す行為に近いので

当然そんなことは出来るはずもない


ヒカルは係の人に泳いでいけるか聞いてみたところ 泳ぐのはきけんですよ

と言われ止められてしまった

「もうすぐ夜の21時になる 今日はもう山へ行こう」


真夜中いろいろなところのゴミ箱を漁り食料を見つける

「久しぶりの肉だ 焼いてない生だけどまぁいいか こっちはゴハンにパンだ」

食料を手に入れ山へと戻っていくヒカル

「あー美味しかった これからどうしよう やっぱりイカダを作るしかないのかな?」


善は急げとばかりに木を切り倒し始めるヒカル しかしそう簡単に木は切り倒すことは出来るはずもないのだ

「ハァハァ全然切り落とせないや でもイカダを作らなきゃこの街からは出られないし」

それでも剣で木を切り倒し続けやがてつかれて眠ってしまったのだ


眼を覚ますと時刻は11時を回っていた

「うわあもうこんな時間」「ずいぶんとお寝坊さんなんだな君は」


えっ!とその声の方に振り向くとそこにいたのは以前道案内をしてくれたサラリーマンだった

「おじさん あの時はありがとう」「なに人としてまでだよ ところで君は何をしようとしているんだい?」

と言われてヒカルは

「海を越えるためにイカダを作るの」「ほぅイカダねぇ」


少し考え始めたサラリーマンの男性は

「そんな無茶なことはせずに働きながら船に乗せてもらえばいいんじゃないのか?」

「でもそんなことしたらかえって迷惑なのでは?」

「子供がそんな事を気にしちゃいけないよ 遠慮することもない 」

「でも受けた恩は必ず返さなきゃ それに他人に頼ってばかりはいられないし」

「ふむ」


少し考えて「そうか なら私も手伝おう」「えっ!?」

「あくまでも君が迷惑にならない範囲でだが」


ヒカルはその提案を受け入れることにした

「それなら」「よろしく」

「街には廃船になったのがいくつもある それを利用して船を作ろう」

「じゃあさっそく作らなきゃ」


「その前に君は力の使い方がわからないようだね 出来る範囲で教えてあげよう」

「僕にそんな力があったらきっと あんな奴にも負けなかったのに」

「何がったんだいあの城で」


ヒカルはクリスシュタン城の出来事を詳しく話した

「そうか そんなことがあったのか」

「うんだから仇を打ちたいんだ」

「君は何か大きな勘違いをしているね 私は生きるためになら教えられるが復習のためには教えることは出来ない?」

「なぜ?」と聞くと

「君の力は強大だその気になれば世界は簡単に消滅させられるから」

「僕にはそんな力はないよ」


なぜ自分にそんな力があるのだろうかと今は不思議でしかたがなかった

ヒカルはサラリーマン風の男に連れられ川へとやってきた

「これを眺めていてご覧」 「???」


「君はこれから この水のように心を穏やかでいなければならない 」

「どうして?」と尋ねるとその男は

「これは必要な事だからだよ 君はいくつもの困難が待ち受ける この世界で生き続けるのなら 必要不可欠 この水のように 心を穏やかにし なおかつ 冷静でなければならない」

「そう明鏡止水の心で」「めいきょうしすいの心?!」


「そうだ 心だ 力だけではダメだ 精神を鍛え 相手の行動を先読みする」

「そんなこと出来るの この僕に」

「あぁ出来るとも 君のその力で・・ そうだな 君に魔法教えてくれた人のように」

「魔法を教えてくれた人・・・・」

「そう君の力と魔法の発動は同じなんだ これが出来なければこの島から出ても君は死ぬだけだ」

「僕死んじゃうの?」

「このままだと君は確実に死ぬ その為の修行でもあるんだ」


それを聞いて今の自分はとてつもなくこの世界(異世界)では生きていく事は出来ないと痛感させられた

どうすればいいのか 考えるために黙り込むヒカル 

「ではこのまま野垂れ死にするのもいいかもしれないな」

そんなことは出来ないでも 自分の意志で異世界に来たわけではない

ならばここで諦めろと言われた では諦めたら誰がマーベルの仇を取るのか?


「死にたくなければ自分にしか持っていない力で対抗するんだ それしかこの世界(異世界)生き残る唯一の方法なのだから」

「唯一の方法」

ヒカルは少し考え


「やってみます」そういい 川の流れをじっと見つめ始めた

「そうか なにかきっかけがつかめるといいな」といいサラリーマン風の男性は船の材料を集めにいった


「川ってなんだろう どうして同じ感覚で流れているんだろう?」

川の流れをじーっと眺めていた時ふと ある事を思い出したのだ

それはマーベルに魔法の稽古をしてもらっていた時の事だ

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ダメだやっぱり出来ないよ」

「そんなことはありませんあなたは初めてでここまで出来たのですから自分もっと自身を持ちなさい」


「ヒカルこの川をごらんなさい 川が流れる水は心の現れです」

「心の現れ?」「そうです 水は心の現れ 怒りや 憎しみは 心を乱し 相手を捉えることは出来ません この水のように 穏やかに 落ち着くことです それを明鏡止水と言います」

「?めいきょうしすい??」「それともう一つ心技一体と言うことも覚えておいてください」

「しんぎいったい??」「心と技は一つなのです つまり魔法にも当てはまる事なのです」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「お姉ちゃんが言ってた 心と技 この川の水のように」

眼を閉ざし心を落ち着かせ 軽い深呼吸をするヒカル

拳を一突きした時だ

バシャアァァァンと音共に川の水が半分に別れ 解れた水がまた一つに戻った

「これはたしか お姉ちゃんが殺された時と同じだ あの人が言っていたのはこの事だったんだ」

コツをつかんだのか 空手の正拳突きをひたすら繰り返し ただひたすらに


「ハァハァハァ これで十分かな? 次は何をしようかな?・・・・そうだ」

ヒカルは人差し指にさっきまでのと同じことが出来ないかと考えて実行してみる事にしたのだ


「心落ち着かせて 魔法を使う感じで・・・・・」

人差し指に魔力を込める感じで指先に集中させるヒカル徐々に指先が光始め

「ここからどうすればいいんだろう? まぁいいや適当に撃っちゃえ」

ヒカルは心の中で[撃て]と思った瞬間にレーザー光線のように発射された


「すごーいSFの世界みたいだ そう言えばパパの漫画で [心でトリガーを引くのよ]って言ってたな なんかその漫画の主人公になったみたいだ」

と うれしくとても喜んでいるヒカル それでも修行は続ける

ただひたすら 強くなりたいと ただひたすらに


ヒカルはこの時気づいてはいなかった 修行に夢中になりすぎて1週間も過ぎていたのだ

「・・・・・あれ・・・・なん・・・・・か・・・・・・ねむ・・・・・」


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・

・・・・・・

ヒカルがふと目を覚ますと「お目覚めかね? 君はずいぶんと熱心に修行していたようだね」

「言われてたことは一応・・」と今までの経緯を話した

「はっはっはっはっは 夢中になるのはわかるが 自分の体調もわからなくなるくらい夢中になってはダメだよ」と笑われてしまった

「それよりも船は完成したよ こっちだ付いてきなさい」と言われ

船のある場所に行くヒカル 船を見て

「うわぁーすごーい」「イカダでもよかったんだが ボートのほうがいいだろうと思ってね」


完成したボートを見て喜ぶヒカル「ねぇこれどうやって動かすの?」

「足コギで動かすんだよ」「それなら僕にも出来そう」「あぁ君でも操縦できるようにね」

「トイレは付けられなかったが 近くならいらないだろうね」

「うん何から何までありがとう お礼はできないけど」「気にしなくていい」


「もうすぐ夜が明ける 昼頃には出発だ」「おじさんは一緒に来ないの?」

「あぁ残念だが 私にも仕事があってね 一緒には行けないんだ」「そうなんですか」

「なにまたどこかで会えるさ」


そして太陽が昇り朝が来た

「夜明けだ よし出発の準備だ」

早速ボートに水と食料を積み込み 人目に付かないように灯台の死角となる所にボートを配置した

腕時計を見てもうすぐ時刻は正午になるが ここで港の異変に気が付く

「?!妙だな 船の出航し始めるてるはずなんだが まぁいいこのほうが出発しやすい」


ボートを海に浮かべ 操縦席に座るヒカル

「それじゃいってきます」「あぁ気を付けてな またどこかで会おう」「はい」

元気よく返事してペダルをこぎ始めた 新たなる大陸を目指して



ヒカルが新大陸を目指している その姿をかなり遠くから見ている人物がいた あの魔王であった

その後ろからある人物が近づいてきたのだ

「そんなにあの子が心配か魔王」「!?あなたは」


その人物は先ほどのサラリーマン風の男性であった

「どうやらあの少年は君をかたき討ちだと思っているようだね」

「そのようですね」「いつから魔王は悪だと決めつけられたのだろうか?」


異世界で魔王は悪と言われたのいつからなのかそれは誰にもわからない

「ですがあなたにもわかるはずです あの子供がこの世界(異世界)に来てしまったことあの子はこれから地獄を見続けるハメになるんですよ かつて全ての神を束ね 神の頂点におられたあなたなら・・・・・・・」


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