表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

プロローグ① 暗部のルクス

プロローグを飛ばして次話の本編を読んでも大丈夫なように書く予定です。

プロローグ回を飛ばした場合。ギルドメンバーと同じタイミングでルクス君の過去を知って頂く形にしたいと思います。

どちらでも好きな楽しみ方をして下さい。

気付いた時には、彼はスラム街の孤児で奴隷だった。正確には奴隷身分だ。

スラム街の孤児と重犯罪者は、神に見捨てられた人未満。教会の執行官により左小指の第一関節を切断し奴隷の証とする。教会は無料で仕入れた奴隷を、労働力として販売し暴利を貪っていた。


国は奴隷を使用した教会の反乱を恐れ奴隷の売買禁止、更に奴隷身分は子供を作る事を禁止した。おかげで奴隷の人口は減り続け、教会の権威は次第に落ちつつある。

そんな中教会は奴隷身分の孤児に訓練をし、非正規に自らの手駒としていた。


ーーギルド『清浄の暁』その雑用係になる1日前。

教会暗部の拠点、教導院。その食堂で夕食の片付けを中断し、今彼は教官とキスをしている。


「ふぅ。ルクス君、今日の訓練は終わりよ」

「はい!ありがとうございます!」


女性教官は満足そうに、そう言うと足早に去っていく。今日でこのやり取りは何度目だろうか。ルクスは食堂の片付けを再開していると足音が近付いて来た。


「おーいルクス、飯残ってるか?今到着した奴が飯まだって言うから、食わしてやりたいんだけど」

「夕食のシチュー残ってます」


男性教官と恐らく他の街から派遣された、暗部の戦闘員の男。


「ありがてぇ!今から街に出るのは面倒だからな!ガハハ!」

「お前運が良いぜ。今週はルクスが当番だからな!こいつ実戦はゴミだが、飯美味いんだぜ期待しろよ!」


談笑してる男の元に温め直した、シチューとパンが運ばれる。男は腹が減っていたようで、急いで食べ始めた。


「こりゃ美味い!暗部で飯屋作って、働かせた方が良いぜコイツ」

「だろ?おいルクス!お前もそろそろ飯の時間だろ。コイツがまだ食ってるが、特別に今から飯食って良いぞ。感謝しろよ!」

「ありがとうございます」


少し経ってルクスはシチューの端材を入れたお湯のスープと、カビが生えたパンを持つ。部屋の隅で座り、食べ始める、いつもの食事だ。暗部では毎日食事を取れる。スラムの生活と比べたら天と地の差だ。


「で?俺に上は何をやらせようってんだ?」

「殺しだよ、決まってるだろ?」


このパンは硬くて、ふやかさないと食べれない。お湯スープに浸かったパンを眺めながら待っていると、食べ終わった男が近づいて来て、お湯スープに何かを吐き捨てた。筋張った肉だ


「噛み切れなかったからやるよ。美味かったぜお前のシチュー」

「ありがとうございます!」


そうして教官達は出て行った。今日の夕食はご馳走に変わった。

味わって食べ片付けが終わり、教官達と剣術、体術の訓練をした後、共同部屋に戻る途中に呼び止められた。


「やはりいたかルクス、次の任務お前も参加らしい。ついて来い」


ルクス担当女性教官、『聖槍士』ルミアに連れられ会議室に行く。先程厨房に来た2人とこの街の暗部支部長が待っていた。ルクスを一瞥し言う。


「我々に任務だ。司祭よりギルド『清浄の暁』に報復せよとの命だ。『聖女』と『聖騎士』は生け捕り、他メンバーの生死は問わない。以上質問は?」


「戦闘員は何名動かせますか?」「全20名」

「まさか戦闘員はうちの支部メンバーですか?」「そうだ」

「ここの支部メンバーじゃ、奇襲しても勝てませんよ」「そこでだ」


教官達の質疑応答の後、支部長がルクスを見る。


「司祭がルクスを明日より、雑用係として潜入させよとの指示だ。ルクスの加護を使い『清浄の暁』を討伐する」

「ルクスは潜入訓練は未修、精神訓練も完了してません。しかも明日からなんて…」


ルミア教官が進言したが途中で諦めた。上の命令は絶対だ。支部長がルクスを見る。


「明日から潜入任務だ、実戦で役に立たないお前に、最後のチャンスだ。失敗は許されない、分かるな?」

「はい!」


失敗は死だ。死ぬのは怖い。


「期限とノルマは未定だが早い方が良い。司祭の機嫌次第と思え。明日道具を支給する。定期報告は1週間毎、遅れは逃走とみなし処分する。成功すれば教官に推薦してやろう」

「承知しました!」「退室しろ」


ルクスが退室すると派遣された男が問う。


「あれは何の加護持ちだ?ガキ1人で破壊工作なんて、たかが知れてる。情報漏洩のリスクもあるのに、司祭は何考えてんだ?」


テーブルの置かれた書類に目を通す。そこには


名前:ルクス(家名無し)

年齢:12

性別:男

身長:155cm

天職:執事

能力:女性が居場所を直観的に分かる

加護:『戦乙女の寵愛』

・発動条件:対象女性からのキス、1日1回のみカウント

・効果①:1日1回、対象女性を口以外にキスされた回数×1秒間、動きを止める

・効果②:1日1回、対象女性を口にキスされた回数×5秒間、加護を無効にし、代わりに使用出来る。


ルクスのギルドメンバー全員からキスを貰う任務が始まる!

いかがでしたか?(^ω^)

少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。

評価が励みになりますので、評価して頂けたら嬉しいです。

なるべく早く次の話書きます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ