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3日後の深夜

《帝国軍作戦会議》

8人の身なりの豪華なものたちが、円形に座り、話し合っている。その中の一人、クイルは言った。

「…明後日だ。明後日に決行する。」

この会議の議題は、フロルゴ団の反乱に対する騎士団の対応を考えるものだ。この会議はもう終盤に差し掛かっており、ほとんどの内容が決まっていた。

おそらく司会役であろう男が立ち、今の時点で決まった内容を読み始めた。

「被害を最小限に抑えるために人質の命を最優先に、フロルゴ団の基地に奇襲を仕掛ける。クイル隊長を先頭に、バルトル隊長率いる第一部隊と、第二部隊が続く。同時に第三部隊は人質の救出に向かう。と言うことで間違いないでしょうか。」

「ああ。問題ない。」

バルトルは言った。続いて第二部隊隊長エーゲルとクイルも同意した。その後、もう一度司会の男が話し始めた。

「調査兵の情報によると、フロルゴ団は全体のほんの一部しか作戦に関わっていないため、救出作戦と同時に、フロルゴ団の殲滅作戦を行う必要があるかと思われますが…」

真っ先に口を開いたのはクイルだった。

「ならば、戦力は必要最低限で行く。救出作戦には必要なメンバーを加えて、特設第一部隊で当たってもらう。残りの第二、三部隊で殲滅作戦を行う。必要となれば第四部隊も出動させる。って感じでいいか?」

バルトルとエーゲルはクイルの作戦に賛同した。が…

「ああ。大体は問題ないと思うが、一つ不安な点がある。」

「…なんだ?」

「クイルは殲滅作戦の方に入るんだろ?俺たち第一部隊の戦力だけで足りるのか?」

バルトルは脳内に浮かんだ疑問をそのままぶつけた。

「…そこは俺も不安なところはあるが、人数の詳細が出るまでは何とも言えないな。」

クイルがそんな話をした矢先、調査兵から連絡が入った。伝言を受け取った一人の兵士が8人の前に立った。

「報告します。先ほど調査班から報告がありました。フロルゴ団は10人で、そのうちの一人はフロルゴ団リーダーのマルシでした。」

「了解した。」

クイルは情報を受け取り、部下に退出を勧めた。

「失礼します。」


「10人か。10人程度なら第一部隊のみで足りるな。マルシの実力は未知数だが、バルトルなら大丈夫だろう。」

クイルは言い切った。数年前、マカンを含む四人を逃した失態は残っているが、それを差し引いてもバルトルの実力はクイルにとって信頼できるものだった。

ある程度話がまとまったところで、この会議は終了した。この後、それぞれの部隊に分かれて配置や陣形などを話し合った。

次回「作戦決行」

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