未知なる生き物には未知なる兵器で
「サナダさん」
「サナダさん」
その人物が姿を表した途端に兵士たちから歓声が上がる。
「出来たのか?」
「一応はな。さっき試したから大丈夫だと思うが」
指揮官は親しげにその男と会話を交わす。その間にも未知なる生物は攻撃をしてくるがサナダの造った兵器により次々と倒されていく。
しかし、とつじょ、その兵器は停止する。
「すまん、弾切れだ。時間を稼いでくれ」
「わかった。そいつが何なんなのかわからんが再起動するまで時間を稼いでおく。後、そのうるさいのはどうにかならんのか。会話ができない」
「それは後の検討課題だな。あわてて造ったから色々と問題はあるんだよ。ところです何で「白服」がこんなところに? しかも何人も」
ごく短い間にサナダとカルストンは会話をかわす。サナダの最後の問いには答えることはせずカルストンは未知なる生き物との交戦を開始する。
「あれはセンチュリオンといってな。とにかくそこら辺にいる生き物を攻撃しまくるんだよ。敵を殲滅させるためだけに創られた生物兵器なんだよ。もっともあいつらは敵と味方の区別がつかないから手当たり次第だけどな」
「それであんなことに」
指揮官は凄惨な景色が拡がる戦場を見る。そこではカルストンやワンブラス、シャーロットがセンチュリオン相手に奮戦していた。
「イシワタ、まだか」
「まだ足りない。もう少し待ってくれ。それにそいつは耐熱テストもなしに動かしているんだ。少しでも冷やしておかないとすぐに動かなくなるぞ」
「それもそうだが。いくら「白服」でもあれを相手にするのはきついだろうに」
サナダは技術者の一人に声をかける。
「できたぞ。さすがにこれだけの量を造るともう動けない。あとは任せた」
「わかった。あとは任せろ」
死力の限りを尽くしたイシワタが造り出した大量の弾丸を見てサナダは満足そうに頷く。
「どうだヤマモトいけそうか?」
「なんとかってことですね。おそらくは後2、3回ってとこですね。それまでに全滅してくれればいいんですけどね」
「急ごしらえだからな。贅沢はいってられん。やるぞ」
サナダは兵器の調整をしていたヤマモトに指示を出す。
「「白服」さん、下がってください。こいつをぶっぱなします」
ヤマモトはそう叫んで白服たちに避難を促すが当の本人たちにはその声は届かない。
「いつまでこうしていればいいんだ」
ワンブラスはカルストンに問いかける。
「もうずいぶん時間がたっているような気がするが。シャーロット、どうだ。なんか分かるか?」
「うるさすぎるんだよこいつら。何か言っているようなんだけど。こいつらのせいで聞こえないんだよ」
「待って、なんか見える。アルビーか? 下がれって意味なのか?」
「そう解釈しよう。下がるぞ」
「白服」たちはようやく理解した。避難が完了し、すべての準備を終えた後、レジスタンス側の新兵器、ガトリングガンが再び大音響をあげて火を吹く




