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42 閑話休題的な???②

魔素酔いでぐったりしていたコウは、家に到着する頃には持ち直していたのでバレないと思ったのですが、帰宅早々、アル君の告げ口により忍兄に叱られました。


「忍ぅ………」


帰宅するなり、コウは忍兄にべったりです。


「あーはいはい……怖い人に会ったんだなぁ」


それはシャール様の事でしょうか?


「忍兄ぃ…シュルツ隊長さん、整体していったの?」

「ん?ああ、だいぶ疲れていたみたいだからな」

「どだった??」

「それはもう、思いの外、お喜びで…」


………食ったな。


駄目だよ。コウとキャラかぶってんだから。だってどちらも俺様受け!!

どうせならバーンさんとして欲しかったよ。


「コウ……風呂入るぞ」

「……え?う、うん」

「えっ?忍兄一緒に入るの?」

「5人もいるんだぞ。一緒に入った方が早いだろ」

「……そこはアル君じゃないんだ」

「でかいのが2人も入ったら湯が無くなる」


コウと忍兄が風呂場へ向かう、その様子をセッカが怪しい微笑で見ていた。


「おねーさま……の、のぞきたいですぅ」

「セッカは性別未分化だから、一緒に入っても許されるんじゃない?」

「はっ!そ、そうですわね。セッカもいってまいります」


おいおい、行くのかぁ??



*************************



日本では一般的な造りの風呂なのだが、辺境育ちのコウには珍しいようだ。

蛇口やシャワーヘッド、風呂桶にいちいちと感動している。

元は健康な少年だったのだろうが、今は肉が落ちてどちらかというと細いその身体に掛け湯をする。

濡れた身体をぶるんと震わせ、湯をはじく姿はわさびと同じだ。


向かい合わせになって湯船に浸かると、ザバァンと湯が溢れた。


「ちゃんと肩まで浸かれよ」

「ふぅぁぁぁぁぁ……」

「はは……気持ち良くて声が出るのは何処の人も一緒だな」


「シ、シノブお兄様ぁ……セッカも一緒に入っていいですか?」


そう言って、セッカが浴室へ入ってきた。


「雫と一緒に入るんじゃなかったのか?」

「今日はシノブお兄様と入ります」


日に焼けたコウとは違う白い肌、青味を帯びた長い銀髪は後頭部で丸めてある。

性別が未分化なその身体は、余分なものがないツルンとした身体だ。


「コウ、こっちに来い」

「………ん」


コウを膝の上に乗せてスペースを空けた。

掛け湯をしたセッカが、そろりと足を湯につけ正面に座る。


セッカとコウが湯船の中で向かい合わせに座り、今日行った街の様子やシャールとした話などを楽しく語る様子に耳を傾け、時には合いの手を入れていると、まるで自分が育児中の父親の様な気分になった。

程よく身体が温まったので、湯船から上がってまずはコウの頭を洗う。


「目……閉じてろよ」

「ん………」


洗い場には椅子がひとつしかないので、コウを椅子に座らせて、自分は湯船の淵に腰掛けた。

シャンプーでわしわしとコウの頭髪を泡立て、上から湯を掛けて洗い流すと、ボディソープを付けたスポンジをコウに手渡し身体の前を洗うように言いつけた。


―――ん?尻尾はどうすればいいのだろう??


とりあえず毛が生えているので、シャンプーを泡立てて同じようにわしわしと尻尾を洗った。


「ひぃぅ…ん」

「あらぁ♪コウったらどうしたの?」


ピンと背筋が伸びたコウに、湯船の中からセッカが話しかける。

急にコウの身体に緊張が走ったがどうしたのだろう?


「どうした?コウ」


ぶんぶんと無言で首を横に振る。

コウが自分で身体を洗っている間に、尻尾の付け根をごしごしと洗う。


「ふ…あ……あん……ひぅ……」


気持ち良いのだろうか、時々ちょっと誤解するような声を漏らしながらコウが身体を洗っている。

風呂場に持ち込んだフェイスタオルにボディソープを付けると、コウの首から背中に掛けて優しく洗い流した。


「よし、次はセッカだ…コウはもう一回湯に浸かってろよ」

「………ふぇ……う…うん」


コウと位置を交代したセッカを洗う。小柄なので楽なのだが、髪が長すぎだろ…。結局コウよりも時間が掛かった。


セッカが再度湯船に入ると、手早く自身を洗うのだが、何か湯船からの視線がいたい……特にセッカの。どこか妹達と同じ匂いを感じる。3人で再び湯船に浸かると、コウがのぼせてしまった。


「シノブお兄様……わたくしは1人で大丈夫ですから、コウを着替えさせて下さいませ」

「すまんな、ちゃんと髪を乾かせよ」

「はいですわ♪」


腰にタオルを巻きつけた状態で、コウの身体を拭いていく。


「あ……つい………忍ぅ……あついぃぃ」

「はは……のぼせちまったな」

「シノブお兄様、これコウの着替えですわ」

「おお、すまん」


そういって受け取ったのは、新品の黒い紐パン。


「こ、これか……?」

「はいですわ♪」

「まだ随分と大胆な下着を買ってきたな……」


意外だ…………。


「これならコウの尻尾も邪魔になりませんものぉ。普通ですわ」

「そ、そうか。獣人ってのは紐パン履くのか………」


黒い紐パンを持ってコウの前に屈む。のぼせてフラフラしているコウを俺の肩に捕まらせてバランスを取る。


「コウ…右足上げて……………次、反対」


黒い紐パンをぐいっと上まで引き上げる。これはまたローライズな紐パンだな。

コウの小さなお尻に線を描く黒い紐パン、その紐の上部ではご機嫌なコウの尻尾が揺れていた。


忍は以外ににぶい?


アクセス数が昨日からいきなり増えて嬉しいです。有難うございます。

とても励みになります。

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