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The ability  作者: 不破陸
The ability
70/112

70.移ろい

「シルファ、君の将来のことも考えなければならない」

エルに押しのけられている栗色の髪の少女に青眼の男が告げる。

しゅんとした表情を見せていたシルファが畏まる。

「さっきも言ったが気楽に聞いてくれ。ツェンが作っていた資料は見たんだろう?」

「企業への斡旋リストのこと?」

「それについてだが、就業にはまだ早すぎる。あいつが問い合わせた大学や、ソフィアのコネで研究の手伝い等は紹介できるが・・・君はどうしたい?」

筋骨隆々の男が真剣な眼差しで、だが優しく少女に問いかける。

「それは・・・いつまでも、ここにいる訳にはいかないけど・・・」

言い淀むシルファに青眼の男が告げる。

「ハイスクールに入る年齢まではここで暮らすといい」

「じゃあ・・・その・・・ええ、と・・・」

表情を明るくした少女が、しかしもごもごと口を開きあぐねる。

青い眼を光らせ、ただこちらを見つめているバーズにシルファがようやく言葉を発した。

「エルと一緒の学校に行きたい!」

頷く青い髪の男にシルファが続ける。

「私、大人とばっかり一緒にいて、趣味とか友達なんてなくて、だから」

「分かっている」

多弁になった少女の言葉を青眼の男が遮る。

「来年の春から通えるよう手続きを済ませておこう」

幸福でにやけた頬を金髪の少年がつつく。

「一緒にいっぱい友達作ろうぜ」

「うん!」

笑いながらシルファが答えた。

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