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「落ち着きのない68歳のわたくしは、何故そうなったのであるか?」

 某月某日、誕生日を迎えました。わたくし68歳になりましたが、自分がまともな年寄りになったかと訊かれると、全く成長していない感があります。よくここまで人様に迷惑をかけて生きてきたと自分でもビックリするほどです。

 わたくしが子どもの頃の70歳と言えば、もう立派な老人です。老人と言えばヨボヨボしているとか、耳が遠いとか、何でも知っているとか、もうすぐ死んじゃいそうとかそんなイメージでした。でもまあ当時は、老人といえば落ち着いていて物知りの偉い人と基本的に尊敬される存在だったと思います。

 果たして68歳になったわたくしが尊敬されるような存在なのかと問われれば「否!」であります。小学生の頃から全く成長していない、相変わらず子どもっぽい精神構造のように思うのです。この感情は私だけでなく今現在、結構そう感じている老人が多いのかもしれません。

 皆様ご存知のように今は若作りの老人も結構います。実はわたくしも実年齢よりも若く見られたりします。しかしその実態はかかりつけ医が3つもあり、ちょっと走るとフラフラする、そして頻尿だし、力仕事は駄目だし、いつポックリ逝ってもおかしくない老人だと思っておるのです。

 昔の老人と今の老人は何が違っているのでしょうか?60年前と現在では平均寿命が延びましたので、相対的に70歳と言えども元気そうな老人が今は多いようです。ただ今の老人は昔の老人と比べて落ち着きがないように感じてしまいます。(わたくしも落ち着きがなくせっかちで喧嘩っ早いです)

 何故わが国の老人は落ち着きがないのであるのでしょうか?それは自民党の麻生太郎副総裁(86歳)が権力欲にまみれて脂ぎっているとか、憲政史上最悪最凶の高市首相(65歳)がホワイトハウスでタコ踊りするとか、そういう害悪の影響が相当あるでしょう。あと熊本県議達の宴会?でネクタイを頭に巻いて踊り狂う議員の姿とか見ると、権力を握ったある種の人間は年齢を重ねれば重ねるほど馬鹿になるとわたくし達は思わざるを得ません。

 うーむ・・・、これまでわたくしは今の老人の落ち着きのなさは現代社会の過剰な情報が原因かと思っておりました。ちょっと膝が痛いとサプリメントのCMが限りなく流れ、皺が増えれば「翌日の新聞折り込み広告をご覧ください」と化粧品会社は喧しい。テレビでは鉄人老人達がいろんなスポーツで世界大会や世界記録を目指してハードトレーニングのしている姿が映しだされています。「年をとってもますますます元気なお年寄り!」と頭のネジが飛んでいるメディアが興奮して言っていますが、「年をとると徐々に体の不具合が増してアチコチが訳もなく痛いよ!」という生き物が漏示というものであります

 振り返りますれば、やはり小泉純一郎総理あたりから政治家の元気老人マヌーバー的パフォーマンスが定着した感があります。テレビ映えのする小泉純一郎総理が渋い低音で「自民党をぶっ潰す」とか訳の分からないことを叫んで民主党をぶっ潰しましたが、やはりマスメディアの威力は大したものです。さらに安倍晋三首相も「森友・加計・桜を観る会問題」について甲高い声で嘘をつき通し、自身が最長政権を維持したのはある意味スゴイコトです。さらに晋三先生の政治家の矜持なんていらない、嘘をつき通せば何とかなるというコトを今の高市首相は学んだのでしょう。そして見事に踏襲しております。

 つまりわたくしが落ち着きのない68歳になることが出来たのは、この国のトップたちが国民を無視して、せわしなく動きまわる多動症候群の姿に激しく影響を受けたということでしょうか?そうするとこれからは、大きな船にのるとピョンピョン飛び跳ねたり、偉い人に会うとヘンテコな色目を使ったり、格下と思えばメンチきってドス声になり、好きなロックミュージックがかかれば、やんごとなき人の前でもノリノリになったり、被災地の上空から何故か合掌したり、太鼓を叩かせてもらえば大盤振る舞いしたりする挙動不審な老人が増えそうです。


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