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第四十二話 身勝手な装備

6階層へやって来た。

十二支に関係するダンジョンかと思ったが、微妙に違うような気がする。(地球に隣接する世界だからある程度関係性が発生するそうだ。地球のある世界の知的生命体がいる他の惑星では、俺のような犠牲者がいるのか聞いたけど教えられないと言われたよ。神代さんが他の惑星に知的生命体がいるかどうかも教えることは出来ないって言われた。その辺は次元管理局に所属してから教える情報だそうだ。そりゃそうか。)

5階層でゴンちゃんコピーを処理すれば、賢者の石を回収できるかと思ったんだが、回収できたのは星に影響があるヤヴァイ装備の邪鞭”貪婪”だった。

遊弋はそれ程危険性は無いから。

そろそろ役に立ちそうなアイテムが出ないもんかねぇ。神域の情報だと貪婪ほど危険な装備は、賢者の石の錫杖以外は無い筈なんだ。

特殊な装備は使用時に結構な魔力を供給する必要があるからさ。普通の人族や亜人では魔力が足りなくて、装備品が所有を許さないだろう。まあ、火鼠の皮のローブは意志を持たないから装備できるだろうけど、魔力がすぐに枯渇して倒れるだろう。あの装備は火や熱に耐性はあるが、酸欠対策はしてないんだよ。その辺は自前で対応する必要がある。特殊な装備は使用者を選ぶんだよ。力を持つ者がまともな奴とは限らないからね。サイコパスのような者だったら大問題だし。

俺や次元管理局に影響が無ければ好きにやれって感じだが、現状は調整が必要なんでね。仕事は増やさない方向で進める予定だから。

そんな事を思っていたら、足元やら天井から魔物のご登場だ。

蛇っぽいな。普通の蛇より一回り大きい程度だ。石化で処理するかな?”特殊能力:紙”の方が良いかな?


遊弋 「喰らえ!”高圧放水”」


魔物をどう処理するか考えていたら、いきなり魔法を放ちやがったぞ!大量の水で魔物が流されていく。蛇って確か泳ぐから意味無さそう。


赤熱 「むっ!?遊弋よ、勝手な事をするな!お主が勝手をするなら、我もやるぞ。”火炎障壁”」


赤熱が炎の障壁を造りやがった。


白熱 「お主らずるいぞ!我もやる。”発火”」


炎の障壁から漏れた魔物が発火して燃えている。料理の時と違って、生きている状態で焼けるのは嫌な臭いがする。嫌な臭いなのは肉では無く、皮や毛の焼ける臭いで馴染みが無い臭いのせいらしいけど。

”火炎弾”と違って魔法の対象が発火して燃えるので確実なんだよな、この魔法。必要魔力が火炎弾より多いのと攻撃対象をきっちり認識する必要があるから集中力が必要だけどね。俺やゴンちゃん、魔剣どもは自由自在に使えるけど。


雷壁 「お主らずるいぞ!我は出番なしでは無いか!放水などをするから、電撃は使えぬし。」


装備どもが使う魔法は一定時間で効果が切れるタイプの魔法なので、暫く待つ必要がある。

余計なことしてくれるよ、全く。


貪婪 「お前ら、無駄に時間掛けるんじゃねーよ!主は効率よく処理するって言っただろうが!主よ、我が後始末しよう。我のエナジードレイン能力を使えば良い。」


そうだな。魔物は近くにいないから、その方が早い。

貪婪を工具差しから取り出して、装備どもが使った魔法を処理する。貪婪のエナジードレイン能力は生気を吸い取るのだが、魔力を吸収する事も出来るので、魔法を吸収することも可能なのだ。魔法は魔力が性質変化しているだけだからね。魔力として吸収すれば魔法の効果は消える。

この特性の為、貪婪は他の装備よりも危険なんだよ。吸収した魔法を再利用して使うことは出来ないから、マシではあるけど。(吸収した魔力を攻撃力として使用はするけど、貪婪は魔法が使えないから。まあ、魔法を魔力として吸収するのは効率が悪いから、通常は魔法生物としての餌になってしまうけどね。)

貪婪を一振りしただけで、炎の障壁や発火で燃えていた魔物は鎮火した。高圧放水の水は流れて行ったので問題は無い。


紙 「お前ら、勝手なことするんじゃないよ!貪婪の言う通りだぞ。全く。」


お面 「旦那、恐らく装備どもはメイン装備になるアピールのつもりでやすよ。困ったもんでやす。」


紙 「道具と言うのは必要に応じて、使い分けるもんだぞ。自分勝手な事をする道具など、俺には不要だ。」


ゴンちゃん 「所有者に従って、必要な事をするのが道具として優秀ですからねぇ。身勝手な事をするのは、制御不能で問題です。」


紙 「ゴンちゃんの言う通りだぞ。お前ら、マジックバッグに仕舞って死蔵してやろうか?俺の魔力だと思って無駄遣いしやがって。」


遊弋 「ま、ま、ま、待ってくれ!先走ったのは悪かった。だが、主に危険が迫っていたのでな。仕方なく…。」


赤熱 「ん?我らが主に危険など迫ってはいないぞ。」


白熱 「赤熱の言う通りだが、このダンジョン産の装備は主のことを知らんからな。」


雷壁 「白熱よ、我らが主に危険は迫っていないとは何故だ?魔物が接近していたでは無いか。」


貪婪 「そんなことも分からんのか?魔法が使えるお前らは生物的形態になっているが、主は我を装備しているのだぞ。いつでも攻撃可能だったのだ!」


赤熱 「貪婪よ、お主の言うことも正しいが、我が言っているのは、主は攻撃を無効化するという事だ。雷壁のような防具は不要だと言ったであろう?」


雷壁 「そのようなことがあるのか?耐性が高いだけでは無いのか?」


白熱 「精霊から情報を貰えばよかろう。貪婪は情報を貰えんので説明するが、我らが主は異世界より召喚された召喚勇者だ。この世界のモノからの攻撃は無効化する。」


貪婪 「召喚勇者だと?ダンジョンから生成される時に情報をある程度貰っているが、この世界の存在よりも強力だと言うアレか?」


この世界のダンジョンは、星からある程度の情報をダンジョンコアに与えているので、意志を持つ生成物に情報を与えていたりする。


紙 「アレ呼ばわりは無いだろう。俺は、この世界の屑どもに人攫いにあった被害者だぞ。赤熱と白熱の言うことは事実だ。だから勝手なことはするなよ。次、勝手なことをしたら死蔵するからな!」


ゴンちゃん 「装備たちよ、私は竜種最上位種だぞ。私が従魔として仕える主様が、普通の存在であるわけが無かろう。主様は私の攻撃や飛竜最上位種の攻撃も無効化してしまうのだからな。ダンジョンの魔物の攻撃など当然無効化する。ダンジョンの罠も意味が無いぞ。主様はダンジョン自体を破壊することも可能な存在なのだからな。」


装備どもは勝手はしないことを約束したので、この階層を他の階層同様に処理を行う。

そうそう、この階層って照明が無くて暗い。蛇はピット器官があるからかもね。ただ、魔物だから地球の蛇だと持っていない種類もいるけど、魔物化して持っている可能性もあるな。まあ、どうでも良いか。問題は無い。壁が発光するように設定すれば良いし。

宝箱は3個あった。中身は魔力回復薬と万能解毒薬がセットで各3個。魔力回復薬は上級だな。あ、この世界の回復薬は上中下のランクで特級は無い。特製と言うのはあるけど複合的な効果を持たせた薬で副作用が強い。


紙 「宝箱の中身は薬かぁ。要らないんだよな。まあ、普通の探索者なら必要なんだろうけど、星もダンジョンも俺の能力は測定不能で必要なアイテムの判断が出来ないのかな?」


お面 「出てくる魔物対策用のアイテムを設定しているだけじゃねーですか?」


ゴンちゃん 「ダンジョンは探索者のことはそれほど考慮しないですよ。ここのダンジョンが主様に反応して出来たとはいえ、重要なアイテムはダンジョンボスがドロップするのが仕様ですし。」


赤熱 「まあ、ゴンちゃんの言う通りだな。」


白熱 「我らもダンジョンボスの宝箱から出たものだ。」


雷壁 「オイオイ!階層ボスからドロップされた我らを卑下するのか?」


遊弋 「雷壁よ、熱くなるな。ここのダンジョンは主に反応して出来たのだぞ。各階層ボスは他のダンジョンボスクラスだ。我らが主が無茶苦茶なので、そう見えんがな。」


まあ、他のダンジョンだとダンジョンボスクラスの魔物ではあるな。この世界の連中の能力に準拠しているから。


貪婪 「まあ、我らは重要アイテムと言うよりは、危険なアイテムだからな。現状主以外には我らを所有できんだろう?この世界のモノでは実力不足だ。魔物は我らの様な意志を持つアイテムは基本的に使えんしな。」


意志を持つアイテムは魔物の素材を使用していたりするので、魔物は使えない場合が多い。雷壁がゴンちゃんを拒絶したようにね。

ダンジョンコアが生成したり遺跡などにあるアイテムは星が生成しているモノではあるのだが、この辺のアイテム生成のシステムは、ゲーム的な(ことわり)の世界のモノを強く引き継いでいるらしい。この世界の様に魔法が存在する世界では、ダンジョンなどがゲーム的な摩訶不思議システムになっているので、色々アイテムが生成される感じだって。原初の惑星以外もね。

まあ、この世界の(ことわり)に関しては気にしないで欲しい。俺も理解していないから。

話がそれたな。


紙 「まあ、気にしても仕方が無い。階層ボスを処理して次の階層へ行くとしよう。」


そう言って、階層ボス部屋へ行く。

通路にいた魔物は以下の通り。


長蛇(ちょうだ):ドロップアイテムは、皮、肝、肉、毒袋、魔石。中国の山海経に出てくる怪物の同類の魔物のようだ。蛇の癖に体に毛が生えていて、豚の硬い毛に似ている。


鳴蛇(めいだ):ドロップアイテムは、皮、肝、肉、毒袋、魔石。これも中国の山海経に出てくる怪物の同類の魔物だな。山海経だと水中にいるんだったか。見た目は一般的な蛇だが四本の羽があり、叫び声は大きな石を叩く音に似ている。


タイガーコブラ:ドロップアイテムは、皮、肝、肉、毒袋、魔石。地球のタイガースネークの魔物だ。この蛇の毒は出血毒と神経毒の両方が含まれており危険。


イーリクタイパン:ドロップアイテムは、皮、肝、肉、毒袋、魔石。地球のナイリクタイパンの魔物だ。地球の蛇では世界最強の猛毒を持つ危険な蛇。この世界では体長4メートルほどまで成長する。


蛇の大きさは一定ではなく、幼体から成体までいた。最初遭遇したのは幼体みたいだ。石化耐性は無いので石化魔法で処理したぞ。

他の階層の魔物と違ってアンデットモンスター化したのはいなかったな。暗闇から襲ってくるせいだろうね。俺が階層自体を事務所並みの明るさに変更したので、無意味だったが。

さて、階層ボス部屋を処理するのだが…。


紙 「階層ボス部屋の魔物に”石化”が使えるのがいるな。」


ゴンちゃん 「あいつらは石化を使えますが、石化耐性は低いです。石化は状態異常と言うか呪いの一種ですし。」


お面 「石化ブレスや石化毒とかも呪いの一種でやすよ。触媒が違うだけでやすね。」


魔法の石化も他の石化も呪いの一種なんだよね。この世界の仕様なんで、これしか説明できないんだよ。地球に無い(ことわり)だし、説明しろと言われても困るよ。摩訶不思議の力だし。


紙 「ここは特殊能力より、貪婪を使う方が良さそうだな。呪いもエナジードレイン能力で吸収できるよな?」


貪婪 「勿論できる。呪いも魔力を使う魔法の一種だからな。魔物も打ち据えて、倒して構わんのだろう?」


紙 「ああ、頼む。」


貪婪 「承知した。」


他の装備は俺の後ろに隠れるように指示をして、階層ボス部屋へ突入した。石化の影響が無いように全員?に障壁は展開済み。

十二分に魔力を蓄えていた貪婪は一瞬で魔物どもを打ち据えて倒したぞ。鞭として打ち据えるだけではなく、魔力の棘で削り取る様な攻撃だった。エナジードレイン能力も併用しているので、魔物は一溜まりもなく倒された。(蛇腹部分の各骨がそれぞれ攻撃対象を打ち据えることが可能だからな。必要なら目から怪光線も使えるし。棘は魔力で構成されているから、大きさは自由に変えることが可能だ。使用魔力量で強度や大きさを設定するんだよ。所有者の認識に連動して貪婪は攻撃対象を自動で打ち据えることが可能なんだ。魔法生物だから、自分の意志である程度動けるから。まあ、その辺は所有者が制限を掛けることも出来るけどさ。)

あ、わざと魔物の石化を受けてみればよかったかな?

”熨斗紙返し”のテストもあったのに、時間優先で処理したからテストできなかったね。


紙 「凶悪な攻撃力だな、貪婪よ。」


貪婪 「武器として優秀という事よ。我が主が神レベルの使い手であるのもこの破壊力の理由だ。」


ゴンちゃんが引き攣った顔をしているな。まあ、ドラゴンにも貪婪の攻撃は通じるからね。危険性は分かるだろう。

武器ではあるが、従魔に性質としては近い存在だからね。寿命が無いからアンデットモンスターに近い魔法生物だし。アンデットモンスターと言うよりは微生物の群体で常に新陳代謝していると表現する方が近いかな?データシートで確認したら、グリップの”目”で赤いスライム状の組織を色々制御しているようだ。

まあ、それは良いか。

クリミナルを引き継いで神レベルの使い手ではあるんだけど、人としての感覚とは違うんだよ。”在るモノ”として”望む事象を発生させている”と言うのが近いんだ。上手く説明できないけどね。あまり気にしないで欲しい。

階層ボス部屋の魔物は以下の通り。


化蛇(かだ):ドロップアイテムは、皮、羽、肉、魔石。中国の山海経に出てくる怪物の同類の魔物だな。水属性の魔法が使える。人族程度の知能を持つ。中国語読みで”ホアシォ”と読むんだったかな?何かの漫画に登場していたような気がする。この世界の化蛇は、山海経に出てくるように人面で(さい)(アカオオカミ)の胴体と翼を持ち、蛇のように動き、その声は人が叱責している感じだ。


委蛇(いい):ドロップアイテムは、皮、肉、魔石。これも中国の山海経に出てくる怪物の同類の魔物。委蛇は別名”延維”と言う。見た目は人間の首と蛇の胴体を持っており、頭は二つある。体は紫で頭部は紅色だ。体長は馬車を引くための二本の棒であるながえと同じ位の長さ。(四メートル位だ。)雷の音が嫌いで、雷が鳴ると動かなくなる。こいつの肉は能力アップ食材だ。食べると知能や筋力などが向上する。副作用で雷属性の力に弱くなるがね。俺やゴンちゃんなど上位種の魔物には副作用は無い。委蛇(いい)よりも弱い存在に副作用は出る。


ラミア:ドロップアイテムは、皮、肉、魔石。地球のギリシア神話に出てくる人間の女性と蛇の合成獣。”魅了”の魔法を使って誘惑し、吸血行為を行う。結構戦闘力もあるので危険だ。


エキドナ:ドロップアイテムは、皮、羽、肉、魔石。これもギリシア神話に出てくる怪物の魔物。上半身は人間の女性、下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている。化蛇に似ているが別の魔物だ。


ゴルゴン:ドロップアイテムは、万能解毒薬、万能状態異常回復薬、魔石、宝箱。ギリシア神話に出てくる怪物の魔物。メドゥーサ、ステンノ、エウリュアレの三種類がいた。こいつらは石化能力を持つ。人型の魔物で女性に見えるが、髪が毒蛇だ。ステンノはイーリクタイパン、エウリュアレはスタンブラウンスネーク(地球のイースタンブラウンスネークの魔物。)、メドゥーサが黒マンバー(地球のブラックマンバの魔物。)である。三種類で階層ボスだったので、宝箱は一つしかない。ずるくねーか?髪の毛の蛇は猛毒でスゲー危険な奴なのに!


ここの階層ボス部屋にいた魔物は人と蛇の合成獣だった。ドロップアイテムも微妙な物ばかりだったぞ。まあ、貴重な物ではあるんだが、俺やゴンちゃん達には要らないからねぇ。肉と魔石ぐらいだよな。問題のある装備品やアイテムは回収するけどさ。

宝箱の中身は、呼子笛(よびこぶえ)蛇魚籠(へびびく)の首飾り。これはマジックアイテムだ。呼子笛は所謂ホイッスルだ。合図で使ったりする奴。俺もクレーン作業の玉掛けで使ったことがある。あ、講習をきちんと受けて玉掛けの資格は持ってるからな。それと蛇魚籠の首飾りはペンダントトップに小さい魚籠の飾りが付いた物だ。魚籠は各種蛇の皮を使って編んであるな。魚籠はドジョウ掬いとかで使う感じのデザインだ。大きさは500円玉位だけど。呼子笛とセットで蛇を召喚することが出来る。召喚する蛇は式神の様な疑似生命体だ。呼子笛を咥えると召喚できる蛇の情報を参照可能だ。強力な蛇程召喚するのに魔力が必要になる。…うーん、各国の街で蛇をけしかけるにしても笛の音がなぁ。微妙だ。データシート改変で対応するのもなぁ。疑似生命体なら”特殊能力:紙”の機能で蛇を作ることも可能だし、意味が無いんだよな。魔物のデータもあるしさ。


紙 「危険な魔物だったのに微妙なアイテムが出たなぁ。」


お面 「蛇使いの笛の癖に呼子笛とは、微妙でやすね。」


ゴンちゃん 「主様の世界には蛇使いがいるのですか?この世界では、蛇は食用か皮を使うだけですけど。他は毒を利用したり、肝が解毒剤の材料です。使役する者はいないです。」


紙 「見世物の大道芸人で蛇使いがいるな。縦笛みたいなので芸を見せるんだ。野生生物の保護とかで芸人は少なくなってるらしいが。」


ゴンちゃん 「危険では無いですか。その芸人はアホですか?」


紙 「俺も見たことは無いから知らんよ。毒蛇使ってるようだから、当然危険だ。アホじゃないだろう?危険生物を調教できる技術を持っているという事だよ。この世界にもテイマーとか言う職業があるだろう?」


ゴンちゃん 「他の仕事がありそうですが…。テイマーですか?アレは従魔が切れて襲われる時がありますよ。私やヴァンちゃん達は知能が高いから話し合いで問題解決できますが。主様に逆らう必要もありませんけど。…逆らうと拷問ですし。」


紙 「人には事情があるからなぁ。人の仕事を卑下する必要はあるまい?そう言えば、テイマーは危険防止で隷属の魔道具を使ったりするんだったな。従魔が成長して魔法抵抗力が高くなって、魔道具が無効化される場合もあるんだっけ。俺はゴンちゃん達に無茶させていないだろう?」


ゴンちゃん 「そうですが、蛇使いは危険な割に実入りが悪そうですよ。」


紙 「そうかも知れないが、その人が選んだ仕事だ。自己責任だよ。」


ゴンちゃん 「こちらの世界の冒険者の様なモノですね。危険な割には生活は不安定です。」


紙 「気にしても仕方が無いさ。次の階層へ行くとしよう。」


…危険だからこそ、ショーとして成り立つってのはあるんじゃないかな?

そんな事を考えつつ、次の階層へ上って行った。

次の階層はどんな感じだろうか。さっさと処理してしまおう。

いきなり魔物が出ませんように!

面倒だし。



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