第三十話 責任追及と特殊な移動用生物
夜が明けたので、各国の権力者の所へ分身を転移する。
ワイバーンの巣にいる分身から説明しているので、各地の分身の所へワイバーンを転移させる。足りない分は、複製ワイバーンだ。
各国の代表者の所へは、予定通り複製したゴンちゃんとヴァンちゃんと分身を送った。
一応、見張っている方が良いだろうとの判断からだ。各国の権力者に召喚勇者の身分証を作るように命令しているので、それの受け取りもあるから。
この世界の身分証は一種の魔道具で、見た目は軍が使う認識票”アメリカ軍のスラングでドッグタグ(Dog tag)”と呼ぶ奴そっくりだ。冒険者ギルドのギルド証もそうだが、魔力パターンが登録されるので、偽造は出来ない。あ、俺の特殊能力なら偽造も可能だ。まあ、偽造と言うより本物の複製だけどな。
確認する時は、身分証に登録されている魔力パターンと本人の魔力パターンを照合する魔道具があるので、それを使用する。
身分証が無いと基本的に街へは入れない。まあ、抜け道の様なのもあるけどね。”魚心あれば水心”ってやつだ。食料などの搬入の手伝いで、身分証が無い連中が保証金を払って出入りをしたりもするしね。他にも入街税がかかるけど。住民や冒険者ギルドの連中は入街税不要だ。貴族とか権力者もね。それと、犯罪者リストとの照合がある。
何処の世界も”金”と言うのは、力があるって事だ。
俺は関係無いけどね。ゴンちゃん達に鑑札を付けないのも文句を言ったりしたら、虐殺する理由付けになる為だ。
話がずれたな。
案内役どもに朝イチで謁見の間に屑王以下王族と軍、騎士団、魔導士団の責任者を集めておくように命令しておいたので、ゴンちゃんとヴァンちゃんを伴って行く。
紙 「ゴンちゃんとヴァンちゃん。戦闘になることは無いと思うが、城の連中に掛けてある呪いは俺に対する攻撃には反応するけど、二人に対する攻撃には反応しないからな。それを試そうとするアホがいる可能性もある。気をつけろよ。呪いの効果の変更も可能だが、あえて変更なしで行くから。」
ゴンちゃん 「了解です。攻撃があるなら望むところですよ。」
ヴァンちゃん 「我々に攻撃する胆力がある者がいるなら、面白いですね。主様との戦闘報告を聞いて、攻撃するなら大したモノですよ。まあ、そんな胆力があるなら主様を召喚しないでしょうが…。」
紙 「ま、馬鹿はどこにでもいるからな。王族にもアホがいたし。」
警戒を促して謁見の間に入り、玉座に座る。
領地を持っている貴族どもは領地へ転移しているから、謁見の間にいるのは俺と従魔の二人(人に変化しているので、人と同じ扱いにする。呼びにくいからね。)、屑王以下王族が6人、ガリヤーンとフッカー、近衛騎士団の責任者、魔導士団の責任者他軍関係者が整列して並んでいる。案内役どもは部屋の外で待機だ。
王族が騎士と同じ場所に並んでいるというのも妙な光景ではあるが、気にしないでおこう。
立場的に考えても俺のが上だしね。一応”神(仮)”だから。
紙 「さて、お前らを呼んだ理由は分かるよな?どう責任を取るつもりだ?」
屑王以下 「・・・・・。」
紙 「俺は魔族対応はしないと言ったが、お前らのせいで巻き込まれたぞ。取り合えず昨日のことについては、後回しだ。今日の正午過ぎに、勇者関連の事実を発表してもらう。午前中に準備は出来るだろう?資料を渡すから正確に発表しろよ。勇者関連の事実を俺が知っていて怒りを買ったため、魔族対応に協力しないだけでは無く、敵対していることも発表しろ。他国が召喚勇者の子孫を間引いていたこともな!」
資料を屑王に投げつける。軍関係者が発表の準備で何人かバタバタと謁見の間から出ていく。
紙 「…いずれ分かることだから教えてやる。各国の代表にも同様に勇者関連の事実を発表させるよう手配済みだ。各国の貴族や権力者どもにもな。これで平民どもも史実を知ることになる。さて、昨日の魔族に関してだが、軍は何をしていた?全て俺が処理した形になったぞ。それから、アホ王子。お前、丸腰の俺に生意気なことを言って攻撃したくせに、軍の指揮も執らなければ、先頭で戦いもしなかったよな。ふざけんなよ。お前、”魔族対応が終われば、この命、喜んで貴殿に差し出そう。”とか言ったよな?一応、魔族対応終わったぞ。今回の攻撃周期が終わるまでじゃなくて、魔族対応って、お前は言ったんだ。今日処刑してやるよ。王妃ども、勇者関連の事実を発表時に、アホ王子をお前らが処刑しろ。芸をやらせるつもりだったが、予定変更だ。」
二人の王妃は絶望した顔をしている。死ぬ覚悟はあっても、身内を自らの手で処刑するとは思っていなかったんだろう。
アホ王子 「待ってくれ!我々は許されないことをしたのは事実だ。無関係な貴殿をこの世界の問題に巻き込んでしまったことは謝罪する。この通りだ。王子として民を守る立場であるのに、何もできなかったことも謝罪する。せめて、魔族対応の会合まで処刑は待って欲しい。弟達に引継ぎをさせてくれ!お願いだ。」
紙 「駄目だ。これは決定事項だ。それから軍の責任だが、ガリヤーンとフッカー!お前らは何をやっていたんだ?魔族が城に迫った時点で攻撃もしないとは、どういうことだ?魔族が俺と話をするつもりだったから城に被害は無かったが、運が良かっただけだぞ。俺も無視しないで、話し合いに応じたからな。騎士団も魔導士団も何もしなかったしよ。弓も魔法も撃たなかったが、この国は緊急事態に対応できないのか?まさか俺をアテにしていたのか?」
ガリヤーン 「勇者殿のお怒りはごもっともです。我が軍が何もできず、無関係な勇者殿を巻き込んでしまったこと謝罪いたします。ですが、軍に対する処罰は待って頂きたく…。」
ガリヤーンは跪いて答えている。その隣で跪くフッカーが発言する。
フッカー 「勇者殿、皆が言わないので先に感謝の言葉を。王都ネンドバーンを魔族の攻撃から守っていただき、感謝致します。言い訳になりますが、我が軍はアクチノ王女殿下が行った勇者召喚に対する対応で、人員が出払っていた為に充分な守備体制を作れませんでした。申し訳ありません。責任は軍参謀トップである私にあります。処罰するならば、私と私の一族だけにしていただけませんでしょうか?私の一族は全て覚悟はできております。」
ほお、軍の責任者として実働部隊を残す為に、参謀が犠牲になるかよ。
だが駄目だね。フッカーは”呪いの体験ご招待”人員だからな。
紙 「ふん。軍は処罰するが、それは後回しだ。軍上層部の連中の家族を捕らえておけ。後で王都出入口で串刺しにして、さらし者にする。ああ、アクチノに協力した貴族などの家族や関係者は、それぞれの領地で勇者召喚の事実を発表後、同様に串刺しにした後、さらし者にする。使用人なども含めてな。処刑した貴族の屋敷の管理は軍でやれ。俺が移動時に使用するから。屑王よ、国の代表者として、何か言うことはあるか?アクチノとトレモよ、お前らには夜伽をさせる。今夜俺の部屋へ来い。魔族対応の会合時に、お前らは処刑する。お前らを抱くなど不愉快だが、罰として奪えるのは命か純潔のみだろう?」
アクチノとトレモは王女らしく、純潔なのはデータシートの情報で判明している。俺が穢してやるために、他の者が手出し出来ないように設定もしておいたからな。
根神さんとの約束も一応やらないといけないからね。
罰を与えるのに、アクチノとトレモは何故か嬉しそうだ。”魅了”の魔法の効果ってスゲーな。まあ、ハッスルタイムに解いてやるけどよ。精々泣きわめいてくれ。…まあ、世界標準だと魚河岸に転がっているアレだろうけど。刺身で人気の魚だ。かぶと焼きとかもあるやつ。正直に魚の名前を書くのも問題ありそうなので、察してください。
貴族どもの使用人もファイリング機能でデータ化しておいて、処刑するのは複製どもだ。利用できそうなやつを確認した後、不要な奴らは廃棄する。
街の案内などをさせるのに利用できるからな。
ここまで屑王は黙っているが、何も無いのか?
紙 「屑王よ、黙っているが何も無いのか?何もないなら、指示したことをやれ。無責任な奴は、人に感謝もしないんだな。それとも下等な異世界人は自分達を守って当然か?ええ?」
黙っていた屑王が跪き、弁明を始めた。
屑王 「勇者殿には感謝しておる。貴殿の能力で人などを複製出来ることは、報告を受けた。我らを複製して戦わせたそうだな。ドラゴンやワイバーン相手では勝負にならないことは分かっていたが、猫が獲物で遊ぶようだったと聞いておる。貴殿は我らが完敗する相手を簡単に倒し、従魔にした。本来なら、貴殿の働きに報いねばならないが、既に我が国には貴殿に差し出せるものはない。我が軍も何もできなかった事実がある。貴殿の命令に従い、召喚勇者の事実を公表する。我が王家の権威は失墜するだろう。王として貴殿に頼みがある。貴殿に譲位し、我が国を差し出そう。虐殺を思い留まり、魔族からこの世界の者を助けて欲しい。身勝手な願いであることは承知している。二度と勇者召喚できぬよう、我が王家の血筋を断絶すれば良い。その代わり、他の者は許してやって欲しい。この通りだ。」
屑王は土下座して懇願した。
国を差し出してきたか。まあ、俺に渡すことが出来るのは、命か王位しか残っていないしな。
紙 「国など不要だ。そんな面倒な物を押し付けるな!俺は、この国は滅ぼすと言っただろう。虐殺してな。こいつをやろう。同胞との契約を無視して、盗賊などと結託して人狩りや亜人狩りを行った奴隷商と貴族などの一覧だ。貴族は処刑する段取りはすでにしている。奴隷商と関係者も捕らえているから、勇者関連の事実を発表する時に、こいつらの罪も暴露しろ。財産は没収済みだ。屑どもの処刑は、アホ王子と一緒に行う。メソポ王国の王族は魔族の攻撃が終わったら、一人残らず殺すから覚悟しておけ。話は済んだな?発表の準備をしろ!俺は特殊な移動用生物でも見物してくるとする。」
盗賊や奴隷商などをデータから取り出して、引き渡す。奴隷商を捕らえた時に回収した奴隷を助ける必要は無いので、売り払うように指示する。
指示が終わったので、謁見の間から退出後、案内役どもと厩舎に向かう。
城は王都の中心にあるが、貴族街と一般市民街との境に広場があり、そこに公示を行う建物もある。王家が式典で民衆の前に立つときにも使用されるので、問題は無い。
処刑は広場で出来るし、今回はさらし首にするので場所もそれほど要らないしな。
千里眼的能力で監視できるので、準備ができれば転移すればいい。
◆◇◆◇◆◇
転移で王都の出入口に来たが、騒がしい。
どうやら、昨日の戦闘が噂になっているようだ。警備の兵士が俺を見て敬礼しやがった。
今日は出入口に用事は無いので、厩舎に向かう。
案内役どもに付いて向かっているのだが、何か臭う。
紙 『ゴンちゃんとヴァンちゃん、この臭いってさ、馬糞とかじゃないよな?』
口を開くと臭いを吸い込んで臭いので、念話だ。
ゴンちゃん 『これは不潔な獣とかの臭いですね。不潔な魔物の臭いに近いです。』
ヴァンちゃん 『恐らく、アレがいると思われます。蹄鉄を打ったりしますからね。』
いるのか。奴らが。
臭いで顔を顰めながら、厩舎へ来た。俺や従魔たちは鼻が利くので顔を顰めているが、案内役どもは気にしていないようだ。
人族でも風呂にあまり入らない連中がいるからかもしれない。
この世界は、入浴の習慣があるんだがな。街には銭湯もあるし。まあ、毎日入るには少し贅沢と言える料金ではあるが。
案内役どもが厩舎の管理者に話を通して、特殊な移動用生物を見に行く。
…いたよ。臭いの発生源。案内役も顔を顰めている。
ドワーフが蹄鉄を打ったり、調整している。
その奥に機人だな、アレ。金ぴかの遮光器土偶みたいなのがいる。
紙 「おい!そこの機人。俺は召喚勇者だ。特殊な移動用生物”精霊種”を見に来た。どこにいる?」
機人 「貴殿が召喚勇者殿?…確かに本国から連絡のあった人物像と一致する。精霊種の見学だな?案内する、こちらだ。」
亜人国の権力者には、俺に協力するように指示してあるから、こいつにも連絡が来ていたんだろう。こいつらには連絡手段があるからな。
機人の案内で精霊種がいる場所まで来た。
紙 「馬型と牛型が一匹づつか。」
機人 「精霊馬も精霊牛もそれほど多くは存在しない。妖精を捕らえて核を採取する必要があるから。機力回路も同胞から回収する必要がある。」
特殊な移動用生物”精霊種”は、日本のお盆に作られるナス馬にそっくりな生物だ。
但し、金属の肉体を持っているメタリックな生物である。地球の一般的な馬や牛の大きさだが、乗用動物として利用する時には大きくなって、体の内部に乗り込むことが出来るようになっている。乗車人数はマイクロバス程度だ。馬型は移動速度が速いが、乗車人数は10人ほど。牛型は移動速度が馬型の7割程度だが、25人ほど乗ることが出来る。元は植物系の魔物であり、生物工学で改造した生物だ。精霊核を移植されているので、地脈を利用した移動を行うことが出来る。定期的に機人の体液である液体金属を注入する必要がある。極々少量で十分ではあるが。
亜人国には妖精が結構いるので、この生物を作ることが出来る。妖精は精霊が受肉したものだが、残虐性が高い魔物になる。捕食するのではなく、遊ぶように生物を殺す習性がある。
紙 「それは機密になるんじゃないのか?俺は知っているけどよ。人族も周りにいるが、良いのか?」
機人 「知られたところで、機人以外は運用できない。作ることも不可能だ。だから問題は無い。」
紙 「それなら良いけどな。生体武装を移植していないのか?」
機人 「戦闘の必要がある場合は、我々が戦うので問題は無い。精霊種の装甲は強力なので、簡単にはやられない。」
紙 「そうか。餌はどうしているんだ?魔氣化宜草が必要だろう?あれは、亜人国か例の遺跡付近でしか栽培できないだろう?」
機人 「各国の例の遺跡は我々の管理下にある。そこで栽培している物を定期的に運んでいるので問題は無い。収穫前の魔氣化宜草に人族は近づけないからな。」
魔氣化宜草と言うのは、はつか大根の様な見た目の植物だが、全体が金属の性質を持った特殊な植物だ。人族や獣などは近づくことが出来ない。魔物か亜人、人族でも亜人国にいる猿の因子が残っている連中以外は近づけない。この植物は人族などが近づくと、アンデットモンスターが使うエナジードレインの様な事を行って、生命力を吸い取る性質がある。亜人国へ人族が入るのは生命の危険があると言ったが、この植物を栽培しているせいだ。
機人もこの植物を定期的に摂取する必要がある。まあ、一年に一度100g程度食べれば十分ではあるが。
同様の植物で捻子魔木という木がある。幹の部分の皮を剥いで乾燥したもの(剥がないと皮が自然に剥け落ちる。)、丁度シナモンのような感じのモノを金属生命体(機人以外に獣や魔物で金属の肉体を持つモノが存在する。ゴーレムとは別でね。獣でも金属生命体は魔氣化宜草と捻子魔木のエナジードレインを無効化する。この世界の理がそうなっているので、説明しろと言われても困る。)は摂取する。捻子魔木も金属の性質を持っている。生命力を吸い取る性質があるのも同じだ。その他に、この木の実は機人の体液の油に近い性質を持っているので、機人は木の実も定期的に摂取する。この木の実の油のせいか魔物が近づかない性質がある。(別に魔物に害があるわけでは無い。魔物でも金属生命体は皮を食べにくる。森にも生えているので街には来ないけど。)その為、亜人国では街の周辺に植えてある。このせいで人族は亜人国へ入国できない。俺はどちらの植物に近づこうが問題は無いけど。
各国には地脈から機力を生み出す”地脈炉”と呼ばれる設備を持つ遺跡がある。精霊種が地脈を利用する時は、遺跡で地脈をコントロールする必要がある。まあ、コントロールと言っても、地脈を利用した移動の入口と出口の設定が出来るだけだが。入口と出口の設定をしないと変な場所へ飛ばされるためだ。コントロールできる範囲が遺跡で決まっているので、通信手段を持つ機人以外は遺跡を運用できない。地脈炉がある遺跡周辺には、魔氣化宜草と捻子魔木が大量に自生しているので、人族は近づくことが出来ない。以前は調査で近づいて、大量死を招いたことがある。
機人 「本国から勇者殿に協力するように言われている。移動するなら精霊種を利用するか?利用するなら手続きが必要だから、少し時間が掛かるが…。」
紙 「大丈夫だ。移動は自分達で出来る。今日は精霊種を見に来ただけだ。邪魔をしたな。ああ、俺はこの世界の連中の味方じゃないからな。魔族に襲われても守って貰おうと考えるなよ。それじゃあな。」
機人の表情は良く分からないが、連絡は受けているようだな。俯いている。
本国からの連絡と俺の戦闘記録を見たら、何も言えんだろう。亜人種も身勝手なことをしたからな。
機人は寿命が長いし、同胞に会ったことある奴がいても不思議では無い。自分達の都合で、恩人である勇者を裏切った負い目もあるのかもな。地脈炉は放っておくと星に影響を与えて、自然災害を引き起こす。
これが、同胞を裏切った大きな理由だ。自然災害と言っても天変地異レベルの災害になる。それから、亜人国の首都にある遺跡は、地脈炉を持った遺跡が発生した場合、場所などの情報が分かるようになっている特殊な施設を持つ。遺跡管理者としての使命という事だ。人族はこのことは知らないが。
本来の機人は義理堅い生命体だ。但し、合理的思考を行う生命体なので、勇者との契約より自分達の都合を優先しただけだ。
俺にはそんなの関係無いがね。身勝手なことをした相手の都合を、人攫いにあった被害者が考慮する必要は無い。一度でも許せない行為なのに、俺を含めて四人も被害者を出したのだからな。”クリミナル”の介入があったとしてもだ。ある意味俺ら召喚勇者は、神が遣わしたと言えるだろう。だが、遣わした神よりも高位の神から、この世界の調整を依頼された俺は、正統なる殺戮と破壊の使者だろう?御伽噺で広めた偽りの伝説の勇者と違って、俺は現実主義のおっさんなんでな。正当防衛を行うだけのことだ。
案内役と城へ転移して、ゴンちゃんとヴァンちゃんと俺だけで公示を行う建物に向かう。
民衆がどう反応するか不明だが、様子を見て空中に移動するとしよう。
兵士に命令して、処刑場所の確保も行ったぞ。
さあ、準備完了だ。サクッと処理するとしよう。




