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第十五話 試し切り

魔剣を使ってみます。

リアルの仕事が忙しい時期で、執筆時間が取れません。

出来る限り時間を作ろうと思いますが、更新が遅れます。

すみません。

見捨てないでくれると嬉しいです。

金庫室へ向かっているが魔剣が邪魔くさい。慣れておくように装備しているんだが不快だ。

そう言えば、屑女どもの名前何ぞ、どうでもいいのだが、案内させる時に屑女とかその妹と呼ぶのも支障があるな。呼びにくいし、他の女と区別しにくい。

名前はデータシートで確認すれば分かるが、聞いた方が楽だからな。偽名を使うかもしれんし、嫌がらせのネタが増えるかも知れない。

まあ、名前は後で聞くとして、没収した魔剣は自我を持つ付喪神のような物だから、不可思議パウァーで携帯しやすい形状になれるか聞いてみるか。


紙 「帯剣してると歩きにくいな。おい!魔剣ども。小さくなるとか、携帯しやすい形状になれねーのか?」


赤熱・白熱 「ハッハッハッ、勿論可能だ。刮目せよ!我ら魔剣の能力を!!」


御託は良いんだよ。出来るなら、所有者の負担にならない形状になっとけ!


魔剣どもが輝き、15cm程の人型が現れた。

はぁ~、魔剣没収するんじゃなかったかなぁ。


赤熱・白熱 「驚いたか?火属性の魔剣の頂点(自称)たる我らは、このような愛くるしい姿になれるのだ!魔力消費も無いので、コストは気にしなくてよい!嬉しかろう?主よ。」


廃棄処分したい気分だ。

歴代の召喚勇者よ、何故引き取らずに俺に回した?おっさんに嫌がらせか!?

さては、鑑定の魔法で魔剣のこの能力を知って欲しがらなかったな?

くそう。俺のチェックミスだ。やっちまったぜ。魔剣どもの言うように、現状この世界に存在する個人携帯武器で、火属性最大攻撃力を持っているのも事実だ。神域で確認したからな。この変な人型になる能力は確認していなかったが…。


紙 「何が愛くるしいんだよ!赤フンと白フンのおっさんじゃねーか!この世界の基準だと愛くるしいのかよ?」


魔剣”赤熱”は、赤いふんどしのマッチョのおっさん人形みたいになった。魔剣”白熱”は、白いふんどしだけ違うのみで、おっさん人形なのは同じだ。ふんどしには、それぞれ”赤熱”、”白熱”とこちらの世界の文字で書かれている。あ、この世界の共通語は、文字は異なるが、漢字の様な象形文字とカタカナの様な表音文字の二種類を組み合わせて使う表記になっている。国によって言語が違うし、亜人が使う種族言語は別にあるが、共通語をこの世界の者は全員使える。まあ、会話に関してはだが。これは、共通語の会話ができるようになる魔道具がある為だ。ダンジョンで大量にドロップアイテムとして出てくる。その関係で、僻地の村でも持っている魔道具だ。クリミナルが介入していたよ。まあ、文字は学ぶ必要があるから、どうかと思うけど。俺は自動翻訳されるし、言語理解の魔法もあるから関係ないけど。在るモノの能力で翻訳しなくても、どんな言語でも会話・識字を完璧に使える。使用されていない言語で書かれている古文書なども、原文での読み書きが可能だ。

話がそれたが、魔剣の様子に話を戻そう。良く妖精のイメージで、蝶の羽を持つ奴があるけど、魔剣はモヒカンマッチョのおっさん人形に、蛾の羽が付いている姿だ。モヒカンの色は、赤熱が赤、白熱が白だ。

羽を動かしているようには見えんが、空中に浮かんでいる。この状態は、飛んでいるとは言わんだろう。

…このセンスは、頭のネジがぶっ飛んでいる気もするが。


屑女 「ご主人様、この世界の基準でも、魔剣のその姿は愛らしくありません。」


屑女妹 「勇者様、そのような姿の物を連れ歩くのは、お勧めしません。」


この世界の基準でも問題あるじゃねーか!


紙 「問題あるじゃねーか!羽が付いてるが、鱗粉とか撒き散らさねーだろうな?汚れるのは、御免だぞ。」


赤熱・白熱 「照れるでない、主よ。主は、勇者なのだろう?目立っても問題無い!鱗粉は出ないから、安心しろ。」


紙 「ふざけんな!剣に戻れ!マジックバッグに仕舞っておく。」


赤熱・白熱 「残念!この姿になったら、3日間ほど武器を必要な時以外剣に戻れん。」


紙 「な、なんだってー!嘘つくんじゃねー!」


赤熱・白熱 「安心しろ。うふーんな行為をするときは、姿を見えなくも出来るから、我らを気にする必要は無い!存分にハッスルしろ!そこの雌は、主の物だろう?我らは魔剣だ、ベッドなどと同じ道具だからな、邪魔はしないぞ。それとも応援でもした方が良いか?」


紙 「姿を見えなく出来るなら、普通の時も出来るだろう?うふーんな行為の時限定は、何故だ?」


赤熱・白熱 「うふーんな行為中は、生物の魔力発散が激しくなる。その魔力を吸収利用して、姿を見えなくするから、普段は無理だ。」


紙 「紙変換、カードサイズ用紙(グレー台紙)。」


紙変換して仕舞っておくことにする。(紙変換した紙の出現場所は自由に設定できるので、手元に出現するようにした。)尚、グレー台紙とは、カルトンとも言われる厚紙だ。厚さは約2mm。便所紙は、流石に不味いと思って丈夫な紙を選択した。

この世界の生物は、生きている限り魔素を取り込み、魔力を生み出して、常時体から空間へ魔力を発散している。体温を放熱する感じでね。魔法を使わない限り、魔力量を一定にする仕組みだ。これを魔力発散と呼んでいる。本来の保有量を超えて、魔力を体に保有すると体調不良などを起こす。強力な魔力を持つ存在は、魔力発散量を無意識に調整できるが(肉体強化などに無意識で使用される。)、意識して発散した場合、周囲にいる魔力の小さい者などは、発散された強力な魔力の影響を受け、耐性が低い場合死ぬこともある。魔物は魔力発散以外に、魔石を形成する。魔族も魔石を持っているが、魔物とは違う理由で持っている。その辺は、遭遇した時にでも説明しよう。

紙変換した魔剣をマジックバッグに仕舞おうとしたところ…。


赤熱・白熱 『あ、主!これは、なんだ?我らは、紙になってしまったぞ!?』


頭に魔剣どもの声がする。

そうそう、屑女たちは俺の特殊能力を見ても話せないようになっているから、問題は無い。バレても問題は無いが、隷属設定で調整している。一応ね。

気色の悪いふんどしおっさんが、いきなり消えたので驚いているな。


紙 『頭に魔剣どもの声がするな。気のせいか。』


赤熱・白熱 『気のせいでは無い!我ら魔剣とその所有者は、念話ができるようになるのだ。我らを紙にしたのは主だな?これでは剣に戻れんでは無いか!』


紙 『別に武器無くても平気だから黙ってろ。五月蠅くするなら、破壊して廃棄するぞ!それが可能なのは、理解できるだろう?』


魔剣どもは沈黙した。

後で、魔剣のデータシートを改変しておこう。俺が命じれば、剣になるようにする。ふんどしおっさんは、不可視にできるかな?あ、ナイフとかにもなるようにするか。

まあ、後で考えよう。


紙 「待たせたな。魔剣は処理したから大丈夫だ。お前らの名を聞いておこう。処刑するまでとは言え、知らないのは不便だ。」


屑女 「私は、メソポ王国第一王女”アクチノ・メソポ”と申します。」


屑女妹 「私は、メソポ王国第二王女”トレモ・メソポ”と申します。」


紙 「ふーん。石綿の種類みたいな名前だな。」


二人の案内で金庫室へ向かうと、財務処理を行う部屋へ来た。

お面にデータシートを確認してもらったが、偽名では無かった。本名で呼んでやる嫌がらせは出来ないか。俺が『嘘偽りなく話せ。』と命令した場合は別だが、それ以外では方便も使えるようにしているんだがな。まあ、仕方がない。


アクチノ 「財務官!金庫室へ入ります。鍵を開けなさい。」


財務官A 「姫様、金庫室へ何用ですか?お金が必要なら、手続きをお願いします。」


トレモ 「この城の全ては、既に勇者様の所有です。黙って指示に従いなさい!」


財務官A 「勇者殿?将軍から連絡はありましたが、そこの中年ですか?はっ!姫様たちは、隷属の魔道具を…。我らは、そのような卑劣な行為をする異世界人を勇者と認めません!衛兵!そこの中年男を取り押さえよ!」


またかよ。異世界人に対する反応を見るのに、隷属しないとどうなのか確認したかったので、自動隷属の効果範囲を小さくしていたんだが、効果範囲を広げた瞬間、部屋にいる財務官と兵士は平伏した。

この反応は、全員攻撃する気満々かよ。敵意もビンビンだな。やれやれ。


紙 「おいおい、誰が卑劣だって?勇者召喚と言う人攫いをする屑どもの癖に、人をロクデナシ扱いするのか?下等な異世界人は、隷属して当然と考えてるのか?あ、答えなくても良いや。魔剣使ってみよう。赤熱よ出番だ。こいつら殺す。」


紙変換を取り消し、赤熱を魔剣に戻す。


財務官A 「失言でした。勇者殿、お許しを!」


紙 『赤熱よ、血が出ないように切断できるか?』


赤熱 『勿論可能だ。焼き切れば良いだけだ。我は、火属性の魔剣ぞ。』


紙 『では、そのように処刑する。』


首を落としたが、高温で焼き切ったので血は出ない。骨などの抵抗があるかと思ったが、あっさりと切り落とした。

流石は摩訶不思議なパウァーを持つ魔剣だ。一瞬で焼き切れるとは。それに、一瞬で焼き切ったせいか、肉の焼ける嫌な臭いしないな。

普通皮膚が焼けると嫌な臭いがすると思うけど。


紙 「何が”勇者殿、お許しを!”だ。俺を勇者と認めないんじゃねーのかよ?あきれるぜ。それはどうでもいいな。しかし、赤熱よ。魔剣と言うだけあるな。良い切れ味だ。手入れが必要だな?」


赤熱 「手入れは必要無い。魔晶石の魔力を利用して切断している。それに、永続効果を持つ自動修復の魔法や状態保存の魔法などが付与されているからな。使用した分の魔力は、主から魔晶石に充填された。瞬時に魔力が充填されるとは、召喚勇者と言うのは規格外だな。この世界の者では、そのようなことは不可能だ。」


俺は神様である根神さん達の同類だし、一緒にされても困る。通常魔晶石は、空間の魔力を吸収するのだが、自分で魔力を込めることができるのは、神域で確認していた。高熱を発生させる魔力が不足すると不味いと思ったから、多めに魔力を魔晶石に与えたんだよ。俺は、魔力不足とかならないから。

財務官Aには赤熱を試したので、兵士は白熱を使って殺すか。


紙 『白熱よ、赤熱と同じ処置は可能か?』


白熱 『当然可能だ。出番か?』


紙 『ああ、試し切りする。』


赤熱同様、白熱を魔剣に戻す。

赤熱を紙変換するの忘れてたせいで、モヒカンマッチョの赤フンのおっさん妖精もどきが現れた。

部屋にいる者達は財務官Aが殺されたことで怯えていたが、赤熱の妖精もどきを見た瞬間、微妙な顔をした。

くっ、早急にデータシートを改変しなければなるまい。


紙 「覚悟しろ。俺は、人攫いをするような連中に情けは掛けない。」


サクッと、白熱で首を落とした。白熱も切れ味抜群だ。


紙 「切れ味抜群だな、魔剣”白熱”よ。」


白熱 「当然だ。我も手入れは不要だぞ。赤熱同様、色々魔法が付与されているからな。主こそ、流石は我らが所有を認めし者よ。」


白熱も妖精もどきになった。

もう気にしない。

…ん?魔力を供給してやれば、姿見えなく出来るんじゃね?それなら、丸腰のふりできるな。魔法にも認識阻害系とか幻惑系とか隠蔽系の魔法があったな。魔力を使うから感知されるかもしれないけど、俺は魔力感知を無効に出来るし、どうするかな?武装しなくても問題は無いんだけど、武器を使うって勘違いさせる都合もあるし…。

うーん、今は武装する、しないと違う意味で大いに問題あるけど。

まあ、後で調整と確認しよう。


紙 「他の連中も死にたいか?それとも金庫室を開けるか?」


そう言うと、金庫室を開けるようだ。

実は、移動中に自動で病原体に感染させているんだよ。10人に1人の割合でランダムにね。発症は半年後にしてあるが、感染者は3か月間病原体をばら撒くようにしてある。今回は、強化したコレラだ。感染者が病原体をばら撒くときの感染率は、60%にしてある。

発症したら致死率100%の設定だ。二年ほどで病原体は消えるようにしたから、環境には優しいと思う。

苦しんで貰うとしよう。感染率を下げたのは、ジワジワと死者が増えることで、恐怖を与えないといけないから。

この世界の連中に、コレラの免疫は無い。パンデミックを起こしても根神さんが監視してるから、問題あれば対応できるし、細かいことを気にする必要は無い。

病原体をばら撒くのは、この世界の者に対する当然の罰だ。

本来存在しない者がいるのも問題だが、歴代の召喚勇者に本来は地球に子孫がいたと考えると、この世界の者は自分達の勝手な都合で、その者達も殺したことになる。

俺に子供はいないが、俺自身が人外になるという、とんでもない事態を引き起こしたのもこの世界の連中が原因だ。

情けを掛けるような連中では無い。

話がずれたな。


金庫室へ来たが、銀行などの大金庫とは違って、両開きの扉にいくつかの鍵が付いている部屋だ。鍵は、機械的な鍵と魔法を組み合わせているようだな。鍵に魔法が付与されている。

お面がデータをチェックして教えてくれるので、状況把握は完璧だ。

扉が開いたが、かなり分厚い。銀行の金庫室並に壁の厚さがある。ここは煉瓦じゃなくて、石材を使っているな。それに、部屋自体を魔法で強化しているみたいだ。金庫室の魔法は、解析できている奴だな。鍵に付与されている魔法も。それはどうでもいいな。

部屋の中には机と棚があり、袋がいくつか置いてある。


紙 「空いている棚が多いな。」


財務官B 「給料などの支払処理を行いましたので、少なくなっています。」


チッ、嫌がらせ効果が低くなったな。


紙 「糞!遅かったか。支払い不能にする予定だったのによ。まあいい、残りはすべて没収だ。」


金庫にあった金品を没収した。

袋の中身は、金貨、銀貨、銅貨だ。それぞれ大小二種類ある。金の延べ棒のようなインゴットは無かった。

財務官が少なくなったと言っていたが、この世界の通貨価値としては結構な金額になる。まあ、国の運営資金とかだからな。


紙 「おい!アクチノ、トレモ。ここには、もう用はない。貴賓室へ行く。案内しろ!」


貴賓室へ向かった。

結構時間が掛かったから、白髪頭が書類を用意している頃だろう。

魔族対応関係で他国の連中が来るから、そいつらにも病原体を感染させるかな?まあ、状況次第だな。

色々とめんどくさいが、これも仕事だ。

割り切るとしよう。



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