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第十三話 クレーム入れ放題?

熱中症でダウンしていた時に、気温が下がって、夏風邪をひいてしまいました。

メモする感じで書きましたが、治るまで養生します。

大病しているので、免疫力が低下して、体力が無いので。すみません。

更新は大幅に遅れると思いますが、見捨てないでくれると嬉しいです。

根神さんと地上の状況確認などをしているが、魔族は暗黒大陸へ戻っているな。

星の地形やら生物などの種類、俺以外の召喚勇者の情報の確認などもあるので大変だ。


紙 「根神さん、結構時間かかりますけど大丈夫なんですか?」


根神 「ここからなら、時間軸調整出来ますから大丈夫ですよ。あ、勇者召喚魔法陣は、消滅させました。創平さんが使用不可能にしましたが、管理上地上に存在するのは問題なので。歴史上の記録としては残っていますが、魔法陣自体は無くなりました。再構築も出来ないようにしてます。」


紙 「私が召喚されたのは、メソポ王国の連中の認識にはあるんですか?歴代の召喚勇者関連は、どうしました?」


根神 「それは残っていますから、クレーム入れ放題ですよ。創平さんは特殊能力で、異世界間移動を問題無くできますしね。地上の者は、魔法陣が存在する認識なので、勇者召喚を行おうとしたときに愕然とするでしょう。まあ、創平さんがメソポ王国を亡ぼすので、関係ないかもしれませんが。歴代の召喚勇者関連も認識は残っています。創平さんの力で遺品が消滅したので、祀っていた場所から情報が漏れ、魔族の攻撃と合わせて、流言飛語が飛び交っていますね。」


紙 「クレーム入れ放題って…。私がロクデナシみたいじゃないですか。…無意識で調整したとはいえ、同胞の子孫(既に他人だが)が隠せなくなりましたか。まあ、地上でパニックになれば、処理も楽ですね。」


根神 「まあまあ、創平さんが被害者なのはハッキリしてますから、文句を言うのは当然の権利ですよ。歴代の召喚勇者の子孫達は、遺品のレプリカで誤魔化しているようですけど、遺品が消滅するのを結構見られてますから。」


紙 「うーん、何とも言えない感じですねぇ。まあ、同胞の子孫とは言ってもアレですから、同情はしないですけど。話変わりますが、神代さんが与えてくれたのって、凶悪な感染力と致死率を誇る伝染病の病原体のデータとかですよ。ペストとか。こんなのばら撒いたら、後で困るのでは?データは、他にも色々ありますけど。」


根神 「時限式の性質を付与すれば大丈夫ですよ。発病したら一週間で死亡するけど、病原体は変異もせず、一か月程度で消滅するとかね。ここから調整も出来ますし。」


紙 「そんなことできるんですか?」


根神 「勿論可能です。創平さんもデータシート改変で、出来るじゃないですか。」


紙 「まあ、改変は可能ですけど、実績が無いですからねぇ。結果がどうなるか不明ですよ。こちらの世界の伝染病があれば、それを強化してばら撒こうかと思ってたんです。天然成分由来では無いですが、この世界のモノなら、その方が環境に優しいかと。」


根神 「環境に優しいって…。我々は病気と無縁ですけど、病原体ばら撒くのは、環境に優しくないですよ。創平さんの世界をメンテする力は、異世界の因子を調整して消滅しますが、本来存在しないはずの生命体を間引くのは行わないので、病原体も必要ではありますが…。」


紙 「勇者召喚で疫病が蔓延するのは実績がありますし、感染対象は、人間(人族)と亜人種がいるみたいですが、亜人種は除外、人間のみということで。歴代の召喚勇者の記録から判断すると、亜人種を間引くのは問題ですし、人口的にも必要ないですね。勇者召喚に関して、無罪では無いですが。(多少の情報を教えて協力したとはいえ、勇者に助けて貰い利益は得ているし、勇者召喚魔法陣を破壊する行動には協力をしていない。)あ、人間でも亜人国(正式な国名は別にある)の連中は、対象外で。あそこの連中は、因子的に少し違いますから。」


根神 「まあ、勇者召喚で疫病が蔓延したのは、魔族の攻撃で衛生状態が悪化したのと地球由来のウイルスとか細菌類ですからねぇ。暗黒大陸産の病原体も魔族が持ってきましたし。地球由来のモノは、創平さんの力で消滅していますけど。歴代の召喚勇者の遺物が消滅した時に、一緒に調整されています。確認した結果、創平さんの世界をメンテする力は、創平さんの意志でオン・オフ出来ます。感染対象に関しては、それで問題なさそうですね。人間以外は調整が取れていますし、亜人種や魔物とかは、創平さんの邪魔した場合に、対応する程度で良さそうです。細かい生息数は、私が出生率を調整してやりますので、創平さんは気にしなくて良いですよ。必要なら蘇生も出来ますから。恐怖を植え付ける行動をして下さい。」


紙 「了解です。こう言っては何ですけど、物語とかの設定してる感じですよ。神様の仕事って、こんな感じなんですか?」


根神 「こういう管理は珍しいですね。世界が寿命を迎えた時に、平行世界に影響がありそうだと、上の方で消滅する世界を取り込んだ世界を調整創造をする場合とかもありますけど。逆に暴走した世界を破壊する場合もあります。普通は監視ですから、それほど大変じゃないですよ。今回はレアケースです。」


紙 「色々大変そうですね。はあ~、いずれ自分もその仕事する仲間入りかと思うと気が重いですよ。」


根神 「文句言わない!ブツブツ言うと、カッコ悪い特撮物の怪人みたいな姿で、世界を調整して貰いますよ?我々よりも存在力の小さい者は、雑用でもっと大変ですから、それよりマシと思ってください。」


紙 「無茶苦茶だ!根神さんは、神代さんの同類だよ。全然優しくない。エロスが好きな所も!!」


根神 「お仕置きしますよ?私は女神様なので、女王様と違って手加減しませんからね。神の同類の創平さんは死にませんし、苦痛を感じるだけです。安心してください。存在が消滅するようなことは無いですから、その辺は加減します。あ、地上の者の攻撃などは無効なのもついでに確認しましょう。まあ、存在力の大きさの関係で、攻撃されても痛みも無いですし、ノーダメージですけど。疑似的に地上の者の攻撃や呪いを創り出せますから、確認した方がいいでしょう?私は、サービスでセクシーなボンテージ衣装を着て、お仕置きしましょう。オープンバストで悩殺します!」


紙 「すみませんでした。お仕置きは勘弁してください。美女のお仕置きで喜ぶ趣味無いんで。」


こんな感じで情報収集と状況確認をし、行動予定などを決めていった。

存在力が俺の方が大きくても、この世界での自由度は、根神さんが掌握しているので逆らえないのだ。

存在力も聞いたら、俺と同程度だった。俺が、ほんの少し大きいだけ。

クリミナルは、名を奪われたのとこの世界に閉じ込められて、力が小さくなったそうだ。

引継いだ力が馴染めば、クリミナルの本来の力の大きさが、俺に追加されるらしいけど、現状この世界で、俺に優位性は無いんだよ。

酷い女神様だ。人使い荒いし、優しくない。

地上の者の攻撃無効確認と言いつつ、神力で苦痛を混ぜるし、酷いよ!

お返しに、おっぱい揉んだら、気持ちいいから、もっと揉めとか言うし、降参だ。

無駄にナイスボディだったし。

見た目は若いけど、流石神様だよ。俺の考え何ぞ、お見通しだな。

SM趣味のお仕置きされなかっただけ、マシだと思うことにした。



◇◆◇◆◇◆



分析した情報から行動指針を決定し、各種想定を行い、行動予定を作成したので、メソポ王国へ転移することに。

この世界に存在する魔法も使えるようにした。その方が、行動しやすいということでね。転移魔法もあるけど、この世界の生物は使えない。ダンジョンとかに転移魔法陣の形で存在はするけど。…似たような移動手段はあるけど、アレは転移じゃないからなぁ。色々制限もあるし。

それと、クリミナルから引き継いだ能力の使用制限を無くした。色々影響があると思って、データシート改変で制限を掛けていたんだよ。この世界の元管理者の能力だからさ。これで、魔法も自由自在に使える。地球に戻った時に困らないよう、気を付けるけどね。魔法が使えるのが当たり前は、不味いから。

武器とか使ったこと無いけど、城に強力な魔剣があるようなので、没収することになってる。

この世界に存在するモノに関しては、クリミナルの能力で達人と言うか神レベルで扱えるし、はったりで持ってるのも効果があると判断したから。

”特殊能力:紙”で対応するにしても、武装していることで、相手が武器で戦うと勘違いするだろうから、目立つモノを装備するのが良いだろうと結論付けたんだ。

防具は必要ない。自分自身のデータシート改変で攻撃を無効にしてあるのと、存在力の大きい地球の品の方が、この世界の品より強力だから。

実は、地球の武器データもある。神代さんが授けてくれたデータに色々あるけど、出来るだけ使わない方が良いだろうし、地球の武器は、使い方が良く分からない。俺は武器を使う訓練は受けていないから。一応、神代さんが、地球の武器も神レベルで使えるようにはしてくれたんだけどね。地球の武器に関しての経験は、海外に行った時に、拳銃を触らして貰ったことがある程度だ。仲良くなった現地の警官に持たせて貰ったんだよ。家に遊びに行ったら、非番でも拳銃持っていたからさ。確か38口径のリボルバーだったか、結構重さがあった記憶がある。アレは、訓練無しで使ったら、反動で手首を痛めると思う。俺は、触るだけで撃ったりしていないし。軍のツアーで射撃できるとか言ってたけど、興味なかったからさ。

話がそれたな。出かけるとしよう。


紙 「じゃあ、行ってきますね。」


根神 「よろしくお願いします。時間空いたら、神域に転移してください。行動予定の調整しますので。」


紙 「了解です。」


屑王の寝室に、日本へ次元転移門で戻った時から、10分経過した形に時間軸を調整して転移した。

あ、俺の転移は、魔法じゃなくて特殊能力だ。クリミナルから引き継いだやつ。”在るモノ”の能力だ。千里眼的な能力もあるから、転移で事故は起こらない。俺自身以外にも任意の場所から生物や物を転移できる。実は、”特殊能力:紙”も転移能力はあるんだけどね。”発送伝票”って奴がさ。転移場所へ移動する時間指定可能だけど、使う時来るかなぁ。

地上の連中と違って、俺や根神さんは、魔法の転移も使える。時間軸調整は魔法だとできないから、使い分けが必要だ。



◇◆◇◆◇◆



屑王の寝室へ転移したが、全員絶望した顔をして、へたり込んでいる。

逃げ出す者がいるかと思ったが、俺が次元転移門を使う前にいた連中は、揃っているな。

隷属しているから、逃げなかったのかもしれない。”首洗って待ってろ。”って言ったしね。


紙 「さて、戻ってきたぜ。覚悟はできたか?」


部屋を見回すが、反応が無い。

歴代の召喚勇者は、元の世界に戻る方法が無かったから(神域でも確認したから間違いない。)、自分達に優位性があると判断していたんだろう。


様子を見ていても仕方がない。

根神さんが神域で得た情報から作成したマジックバッグをくれたので、そこからナイフを取り出す。マジックバッグは小型の蓋つき腰袋(工事なんかで使うやつだ。ベルトに付けて使う。工具などを腰に下げるベルトを使って装備した。勤め人の時以来だな、これ使うの。)だが、入れた物は時間経過無しで、容量は無制限だ。重量も無視できるようになっている。物を入れても重くならないから、ベルトがずり下がることも無い。大きさも出し入れに関係ない。”収納”と思えば入るし、出すときはリストが表示できるので、それで指定すれば取り出せる。制限は、生きた状態のモノは入れられないことだ。植物は可能だけど。他の者には使えないし、盗られても自動で戻ってくる。特殊能力でデータ保存出来るから、ここまで高機能じゃなくても良かったんだけどね。

ナイフは、日本でデータ保存した奴だ。サバイバルナイフの良い奴。異世界対応準備で、キャンプ用品店とかにも行ったんでね。あ、データ保存しただけだから、盗んでないぞ!

瞬間処理するより楽だから、神域で処理して、マジックバッグに入れておいたんだ。

処理能力も大幅にアップしたから、特殊能力でも良いんだけどね。特殊能力を知られたところで、この世界では、他人の能力をコピーしたり、盗めるような能力は無いし、別に問題は無いんだけど。存在力の関係で、この世界の連中が、俺の能力を使うことは無理だし。


紙 「お前ら、自分達に優位性があると考えていたな?衣食住の保障は、交渉材料にならないと教えてやったのに。屑王よ、異世界人を下等と思っていないとか抜かしたな?この嘘つきが!その態度は何だよ?俺が元の世界に戻れるとは思わなかったのか?まあ、いいや。全員にこれを取り付ける。魔族対応で他国の連中を呼ぶんだろう?お前らは、そこで殺し合いをして貰う。屑どもを処分するのに、俺の手を汚す必要ねーわ。」


隷属の魔道具を全員に取り付けた。俺に対して絶対服従ではあるが、発言に関しては自由にしてある。勿論、俺に対する攻撃(呪文の詠唱など)は出来ないが。取り付けた魔道具は、保存データから複製して、設定をデータシート改変で調整した物だ。

魔道具を取り付けたので、後ろ手に縛ったロープはナイフで切った。ゴミは、回収して紙変換して破棄したぞ。神代さんが、地球の因子を与えるのを嫌がっていたからな。出来る範囲の処理は、行うようにするよ。


…ん?後で世界をメンテする力をオンすれば問題無いのかな?(今はオフにしている。)こっちのモノと置き換わるだろうし、特殊能力で出しているから、破棄もまとめて可能か。…まあ、いいや。


紙 「命令する。この城と屑女に協力した連中の財産の全ての所有権は、俺に譲渡すると正式な書類を作りやがれ。それにこの国のすべての財産、人その他の生命は、俺が自由にしていいように書面にするのと、この国の全土に知らしめろ!魔族に関しては、俺は戦わんぞ。俺に攻撃したら別だが。この世界の者が無様に死ぬのを見物してやる。ああ、そうだ。屑王は、人面瘡だったな?驚いたか、この程度分かるんだぜ。一時的に動けるようにしてやるよ。…ふむ。一週間もあれば十分だな。あ、責任を見逃すわけでは無いから、勘違いするな。」


屑王のデータシートを改変し、一週間ほど人面瘡が消えるようにして、体力回復もしてやった。

異世界にあるこの惑星の一日の時間や一年の日数は、地球と同じだ。違うのは、惑星自体が地球より大きいし、衛星(月)が二つあることだ。まあ、魔法がある時点で、全然違うとも言えるけど。後は、動植物の成長が早い。人や亜人などの成長は、地球と同じだ。種族によって、多少特殊な連中もいるが、物理法則などは、地球と同じだ。色々バランスされて、同じになっているようだ。神域で確認したら、わざと同じにしたわけでは無いみたい。摩訶不思議な力とかが、色々あるのも影響しているらしい。根神さんが教えてくれたけど、行動に支障が無いなら問題無いので、気にしていない。根神さんに言ったら、笑われたけど。『神の同類なのに、大雑把ですね~。』って言われた。俺の考えって、おかしいかな?

次元管理局の所属になったら、覚えないと駄目って言われたよ。まあ、高次元の存在になれば、自然に出来るそうだけど。今は、一応人でもあるから、制限があるみたい。

それは置いておくとして、対応しないと。


紙 「屑王!動けるようにしたんだ、さっさと命令したことをやれ!おい!屑女とその妹。宝物庫と金庫室へ案内しろ。宝物と金品を没収する。」


屑王 「待ってくれ!宝物は自由にしていいが、金品を没収されたら、国家運営に支障が出る。使用する分だけにしてくれ!」


紙 「はあ?人攫いの癖に、文句言うのか?自分達は、異世界人の全てを奪って、隷属するくせによ。動けるようにしてやったんだ。命令したことを直ぐにやれよ!それとも今すぐ死にたいか?」


アホ王子 「勇者殿待ってくれ!父に代わって、謝罪する。妹に協力した者たちの財産その他を没収し、それをすべて貴殿に引き渡すので、城の金品全てを没収するのは、待ってくれ!この通りだ。」


アホ王子が土下座して、頼んできた。


紙 「そいつらの生命・財産も既に俺のだろうが。お前の親父から言質は取ってるぞ。断罪する自由もな。お前らの都合を考慮する義理は、俺には無い。王家の財産その他も差し出すと言ったよな?国の代表が言ったんだぞ。無責任に取り消そうとするのかよ?別にいいが、代わりに今すぐ殺すぞ。どうするよ?おい!白髪頭。書類の用意は任せる。出来たら持って来い。仮にも国の代表の住処なんだ、貴賓室ぐらいあるだろ?宝物庫と金庫室へ行ったら、そこで待つからよ。ああ、書類に俺の名が必要か。てめーらに教えるのは嫌だが、教えてやる。俺の名は、”紙 創平”だ。家名が紙で、創平が名だ。名前を利用する呪いがあるようだが、使うならやってみろ。俺には効かねーから。屑女!さっさと案内しろ。おい!金髪。お前、白髪頭の部下だろ、屑女に協力した連中を拘束して、牢に入れとけ。」


無言になったな。時間の猶予があれば、懐柔策などの対応を考えることも出来るから、発言の取り消しはしないだろう。

名乗るつもりは無かったが、俺に攻撃その他は効かないからね。(根神さんと調整・確認済みだ。お仕置きされた気もするけど。)必要なら名乗る。もし俺に攻撃したり、呪いを掛けたら、攻撃した奴や呪いを掛けた奴に、攻撃や呪いが何倍にもなって、跳ね返る。おまけで、俺の呪いが自動付加されるので、相手は確実に死ぬ。(”特殊能力:紙”に因み”熨斗紙返し”と命名した。付くのは熨斗じゃなく呪いだけどな。)まあ、状況によって、これもオンオフ可能にしてある。自由度がある方が良いからな。

隷属していない連中に情報は流せるから、そいつらが呪いや攻撃してくれば、確認ができるんだが。どうなるかな?

屑女たちの案内で、宝物庫へ向かった。


紙 『お面、出て来れる?』


お面 『何か久々でやすね。地上での時間経過は無いですけど。』


紙 『まあな。それは置いておくとして、お面と話すとホッとするよ。』


お面 『何、弱気になっているんでやす?』


紙 『いやー、神代さんとか根神さんと一緒だと疲れるんだよ。ここの連中と話すときは、テンション上げないと駄目だし、本来の俺だと不味いから。』


お面 『ここの連中は、虐殺対象でやすからね。女神様は、ちょっと痛い感じでやすが、味方でやしょ?』


紙 『そうだけどさ。両方とも疲れるタイプだよ。』


お面 『旦那は、本来腰が低い性格ですからね。仕方ねーですよ。』


紙 『しかも俺は、彼女たちの同類で、人外になっちまったからな。まいってるよ。』


お面 『前向きで行きやしょうや。それはそうと旦那、この世界の金品何ぞ使い道がねーでしょ?地球で使えねーですよ。データから複製すれば、いくらでも生み出せやすし。神域で金品のサンプルは、データ保存しやしたよね。宝物は、女神様と打ち合わせ通りでやすけど…。』


紙 『まあ、そうだけど。嫌がらせもあるしさ。金が無くなって圧政でもすれば、死ぬ連中も自然に増えるだろう?』


お面 『そりゃそうですが、没収した使い道がない金は、後で渡して、恩でも売るつもりでやすか?』


紙 『いや、恩は感じないだろ。人面瘡を一時的とは言え、治したのに感謝しなかったろ?俺の都合で治したとは言え、一時的に苦しみから解放されたのによ。権力者とか立場が上の連中ってのは、他人に尽くしてもらうとか、人に何かして貰って当たり前って考えるんだよ。人には、”感謝の心を忘れるな!”とか説教かますくせに、人の頼みは聞かないし、手助けすることも無い。無責任だしな。金は、使い道はあるから、無駄にはならんよ。武器にもなるしさ。』


お面 『なるほど、確かに権力者は、身勝手でやす。武器って、手裏剣の代わりに使う金銭镖(きんせんひょう)とか羅漢銭と言うやつですかい?』


紙 『後は、他国の連中がどう出るかだけど。何かあれば、根神さんが教えてくれるから、地上の連中に後れを取ることは無いしね。武器用途は、そんな感じだな。傭兵などを雇って、嫌がらせしても良いしな。』


お面 『予定調和を組めれば、楽なんでやすが…。』


紙 『そう言うな。組めるけど、地上への影響がデカいから不味いって、根神さんも言ってたじゃん。』


お面 『神話にある神様と違って、色々制約がありやすからね。』


紙 『別物らしいからな。でも俺は、彼女たちの同類だぞ。いずれは、一緒に仕事することになるんだよなぁ。』


お面 『既に仕事してる気もしやすが…。』


紙 『それを言うなよ。』


お面 『あっしも一緒ですから、頑張りやしょう。』


紙 『ああ、元気出していくことにするよ。』


お面と念話で話しながら、宝物庫へ向かった。

屑女とその妹は、無言で案内している。自分達が優位だと考えていたんだろう。

妹の方は殊勝な態度だったが、やはり信用しないで正解だ。

権力者何ぞ、所詮こんなもんだ。


話がそれるが、俺は勇者と呼ばれてるけど、御伽噺と実際は違う。

御伽噺では、勇者とお姫様が結ばれてハッピー・エンドになってるけど、あれは勇者を戦力と考えて、利用する為の政略だし。

子供に変な夢を持たせるのは、良くないと思うんだ。


話を戻すけど、宝物庫に魔剣があるはずなんだよ。2本ほどね。刀剣の数え方って、本でも良いんだよな?口とか振りもあった気もするけど、数が分かれば良いんだ。単位で数量や大きさが変わる物でなければね。

そんなことより、見た目が派手だと良いんだけどね。ハッタリで使う予定だからさ。まあ、使っても良いんだけど。

根神さんと確認した時は、時間短縮の為に、リストで確認しただけだから、どんなのかは知らないんだよ。この世界では、強力な武器の一つみたいだけど。

どんな魔剣があるのかなぁ。



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