第十二話 後任者
後任の女神様登場です。
熱中症と夏バテで更新が遅れます。すみません。
今回は何とか書きましたが、頭が朦朧として、頭痛が酷いです。
見捨てないでくれると嬉しいです。
一晩明けて、神代さんが調整が終わったということで、女性を一人伴ってやってきた。
見た目は10代だな。高校生ぐらいの感じだけど、良く分からん。
二人とも化粧していないけど、清楚な感じの美女である。
服装などは、二人共同じデザインのスーツだ。…次元管理局の制服なのかな?女物の装いは良く分からないが、靴はローヒールのパンプスって奴だな。ヒールが四角くて安定している奴。ピンヒールで攻撃されることはなさそうでよかった。俺は、そっちの趣味は無い!ん?待てよ。つま先から刃物出ないだろうな?一応味方だから、攻撃してこないよね?いかん、異世界のせいで疑心暗鬼になってるぞ。
あ、そう言えば、神様だから数え方”柱”だっけ。まあ、細かいことは良いや。
紙 「お早うございます。中へどうぞ。」
神代 「今日は、すんなり入れてくれますねぇ。アダルトな展開希望ですか?」
紙 「…痴女が出たって、近所の人に助けを求めても良いですか?」
神代 「すみませんでした。冗談です。痴女扱いは、止めてください。」
女性 「先輩が悪いですよ。上と話してストレスが溜まったからって、地上の方で遊ぶのは駄目ですってば。」
紙 「神代さん、そちらの方は?」
神代 「紹介しますね。クリミナルの世界を管理する後任者で、根神です。」
根神 「あなたが、紙 創平さんですね。初めまして、根神です。」
紙 「初めまして。紙 創平です。クリミナルの後任ですか?では、向こうの世界は根神さんの世界になるということで、報復措置はとらない方が良いですか?」
根神 「いえ。本来の状態へ調整する必要がありますので、ご協力をお願いしたいんですよ。」
紙 「ん?根神さんは、クリミナルよりも力があるのでは?そんな感じしますけど…。力があれば、調整できますよね?クリミナルは、地上への介入に制限があったようですが…。」
根神 「クリミナルもやらかす前は名を持っていたので、私と同程度の存在だったのですが、相互不可侵を無視した為、名を取り上げられて力を失ったんですよ。まあ、力を失ったと言っても、バージョンで言うところの5.00程度ですが。それと神の直接介入で知的生命体を間引くのは、少々問題があるんですよ。自然災害とかでの調整は微妙ですし、直接処理は大問題ですから。」
紙 「それって、根神さんより私の方が存在力があるってことですか?直接介入に問題があるのは、分かりましたが。」
神代 「そうなりますね。まあ、バージョン3.00から地上の管理は可能なレベルですが、多少事象に介入できる程度ですので、生命因子の作成などは出来ませんね。力の大きさで何ができるかは、神になって次元管理局、まあ、神界って言う方が分かりやすいですかね?に所属しないと教えられないんですよ。力の使い方なども。」
紙 「神代さん、話してますけど…。」
根神 「先輩が話した程度の情報開示は大丈夫ですよ。創平さんは、我々の協力者ですから。」
紙 「協力者って…。厄介ごとを押し付ける気ですか?やだなぁ。」
根神 「それほど大したことじゃないですよ。私と一緒に向こうの世界へ行って、魔族の攻撃を見守る程度ですね。召喚勇者が味方じゃないだけで、士気は急降下して効率的に間引けますから、観光気分で大丈夫です。勇者召喚の実態がバレるだけでも国の上層部は困るでしょうしね。」
紙 「一緒に行くんですか?根神さん、あっちの連中に姿見せても良いんですか?」
根神 「あ、管理している世界の者には、姿見えないので大丈夫です。」
紙 「そうなんですか?神代さんとか私の前に顕現してますけど…。」
神代 「必要な場合は、顕現可能なんですよぉ~。」
根神 「先輩の言う通りです。それに、創平さんは我々の同類ですしね。他の者とは違いますから。」
紙 「そう言われると、胸にグサッと来るんですが。」
神代・根神 「失礼ですね!」
紙 「だって、神代さんの言動が、色々問題ありましたから。」
根神 「ああ。それは、すみません。」
神代 「創平さん、失礼ですよ!女神として恥ずかしい言動はしてませんよ?」
紙・根神 「・・・・・嘘つき。」
神代 「うっ。冗談は言いましたけど、問題無いレベルですよ?」
紙 「人に冤罪を被せる言動は、問題無いんですか?」
根神 「問題ありますよ。創平さんは我々の協力者ですし、先輩はそのことも含めて、上に叱られました。怪しさ満点で、いきなり創平さんを訪ねましたから。先に連絡すればいいのに。」
紙 「神代さん、何やってるんですか。」
神代 「えー。だって、創平さんが不審者扱いするから、仕方ないじゃないですか。」
紙 「あれは、普通の対応です。」
根神 「先輩、やはり昔ながらの神託とか、天使と一緒に顕現する方が良いんですよぉ。」
神代 「そうかなぁ。最近は特撮とかバーチャルリアリティーとかあるし、神と思われないんじゃないかなあ?神託は気のせいだと思われそうだし、神使とか使ったら、猛獣連れてるって通報されるでしょ?」
紙 「部下に天使とかいるんですか?」
神代 「創らないといませんよ。管理するのが面倒なので、私は創っていません。」
紙 「そうなんですか?」
根神 「まあ、そうですね。創るのも手間ですし。」
紙 「あれ?ある程度力が無いと生命は創れないのでは?根神さん創れるんですか?」
神代 「天使は管理作業の補助システムで、生命体では無いですから。疑似生命と言ったところです。神使は生物ですが、一時的に地上の生物を変化させるので、問題あるんですよ。自然が減った現代では特に。今の日本で創るとドブネズミとかゴキブリなどを変化させることになりますよ。衛生的にそれはちょっと…。それに神使と言うより、悪魔とかって思われますよ。まあ、神話と違って、この世界に悪魔とか存在しませんけど。」
紙 「そうなんですね。」
根神 「あの…、創平さん。向こうの世界の調整に関してですが、協力して貰って良いですか?報酬は出ますので。」
紙 「神様からの依頼ですから、断れないでしょ。神代さん、私が向こうの世界で対応するとして、地球へ戻ってきた時の時間軸対応は大丈夫ですか?」
神代 「その辺は、調整しますので心配いりません。向こうへ行った一瞬後に戻ってくる形にしますので。」
紙 「まあ、私も次元転移門の設定で対応はしますけど、不具合が無いように調整をお願いして良いですか?」
神代 「それは勿論。地上への直接的な神の介入は、あまりするべきでは無いので、創平さんに行って貰いたいんですよ。」
紙 「私は、一応人間ですからね。あ、そう言えば、クリミナルのデータはどうしますか?」
神代 「自我の保存データは、破棄してください。その他の力とか能力、情報などは、持っていていいですよ。」
紙 「じゃあ、自我のデータは破棄します。神代さんは、私の状態を見れば分かりますよね?」
神代 「勿論。…クリミナルの自我データが、破棄されたのを確認しました。あ、創平さんが引き継いだ能力で魔法とかありますけど、地球では使えないので注意してください。異世界間移動で獲得した特殊能力は、使えますけどね。」
紙 「分かりました。根神さん、向こうへ行く前に、状況の確認と調整の段取りをしたいと思いますが、情報はありますか?」
根神 「それなんですが、向こうの世界の調整用空間があるので、そこで相談したいのですが…。」
紙 「調整用空間って何ですか?」
根神 「神域って呼んでいるんですが、地上の管理システムがあるんですよ。存在力の大きさ関係なく、地上の時間軸なども調整できるようになっているんです。」
紙 「人間の私が入っても大丈夫なんですか?時間軸の調整ができるのに、何故、クリミナルを私が封じ込めることができたのですか?」
根神 「神域へ入るのは、大丈夫ですよ。創平さんは、人でもありますが、我々の同類ですから。クリミナルは、管理システムの使用制限があって、監視しかできませんでしたから。地上へ干渉するには、自分自身で動く必要がありました。」
なるほどね。だけど、同類と言われて、何とも言えない微妙な顔をした。
神代 「創平さん、神の同類が、そんなに嫌なんですか?」
紙 「私は、人として、平穏に暮らしたいだけですからねぇ。」
根神 「諦めてください。」
根神さんが、ニッコリと良い笑顔で微笑んだ。
美女の笑顔は、喜ぶべきなんだろうが、ちっとも嬉しくない。
紙 「まあ、仕方ないです。ところで、私の特殊能力で、神域へ行けるんですか?場所分かりませんけど…。」
次元転移門は、自分が認識している場所なら移動可能だが、転移場所の状況が不明な為、基本的に前回転移した場所へ移動している。まあ、移動する場所に生物や物がある場合、押しのける形で転移するから、俺は無事でも建物とかがあった場合、問題になる。時間軸を気にしたのは、この為だよ。
神代 「私が繋ぎますよ。クリミナルから情報取りましたので、向こうの世界の神域の場所は分かりますから。創平さんの持ってるデータにも情報ありましたから、問題ありません。まあ、次元管理局の記録にもあるんですけどね。神によっては、場所を動かす場合もありますが、クリミナルは動かして無かったです。まあ、場所動かしても対象の世界に行けば、すぐ分かりますけど。神域は、次元管理局の管理システム端末で、所属している神には、自動で分かるので。」
紙 「分かりました。地球から持って行くものありますか?」
神代 「役立ちそうなものは、データ化して、創平さんに与えていますので、根神と確認してください。それと必要とされる能力も創平さんに追加しています。」
紙 「分かりました。じゃあ、戸締りして、向こうへ行きましょうか。根神さんは大丈夫ですか?」
根神 「何時でもいいですよ。準備済みですから。」
戸締りして、向こうの世界の神域へ転移した。
転移した時間軸に関しては、記録したので問題はない。
◇◆◇◆◇◆
異世界の神域へやってきたが、根神さんの管理する世界だから、根神さんの世界って言う方が良いんだろうか?
紙 「根神さん、こっちの世界は、根神さんの世界って呼ぶ方が良いんですか?」
根神 「何でもいいですよ。こちらの世界は、地球のある世界より、ずっと若いですから。銀河も一つで、形成中ですし、生命体がいるのも創平さんが召喚された星だけです。」
紙 「そうなんですか?」
根神 「地球のある世界は、銀河もたくさんありますし、古い惑星の生命体から、先輩のように神になった者もいますしね。世界の規模も存在力もこちらとは比較にならない程大きいですよ。私は、この世界同様魔法が存在する世界の生命体出身です。私の出身世界は、地球のある世界と比べると、存在力は半分ぐらいですね。寿命で消滅しましたけど。」
紙 「地球のある世界も寿命が来そうですけど…。」
根神 「まだ、大丈夫ですよ。寿命が来たら、創平さんは我々の仲間入りですしね。その時は、私が教育担当で指導しますよ。」
紙 「えー。こき使われそうで、嫌だなぁ。」
根神 「そんなこと言わないの!」
紙 「へいへい、分かりました。だけど、神域って殺風景なんですね。白い空間に、地球儀みたいなのが、一つ浮かんでいるだけですし。」
根神 「イメージで必要な物は、出せますけどね。その地球儀みたいなのが、創平さんが召喚された惑星の監視モニターですよ。存在力の大きい世界だと監視モニターも多いですし、担当する神も複数いますけど、この世界は若くて存在力が小さいですから。」
紙 「へー、そうなんですね。」
根神 「地上の状況確認と情報収集をして、計画を立てましょう。こちらの世界なら、私が調整できますから、創平さんのサポートは、ばっちりです。」
紙 「ブラック企業のような環境は、勘弁ですよ。」
根神 「そんなに信用無いですかねぇ。私、これでも優しい女神のつもりなんですが…。」
紙 「えー。神代さん並みに問題ありそうな感じですけど。」
根神 「失礼ですねぇ。私は、先輩みたいな破廉恥な言動はしないですよ。…まあ、エロスな物事は嫌いでは無いですが。」
最後の方、小声になっていたけどバッチリ聞こえたぞ。恥ずかしいなら、言わなきゃいいのに。
…人使い荒いけど、結構素直なのかな?純情ではなさそうだが。
紙 「日本に戻ったら、神代さんに報告しておきます。」
根神 「止めてください!お説教食らうじゃないですか。」
紙 「根神さんは、神代さんの同類ですよ。方向性が違うだけで。神代さんは、人をからかうし、根神さんは、人をこき使おうとする…。」
根神 「まあ、それは置いておきましょう。作業開始です。先輩が与えてくれたデータなどの確認もありますからね。」
紙 「ハイハイ。分かりました。」
ふざけていても仕方が無いので、作業開始だ。
まさか、神様と仕事することになるとはね。
まいったね、こりゃ。
グダグダですみません。




