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お嬢様はご両親から婚約を反対されたようです

お嬢様はご両親から婚約を反対されたようです

今日はお仕事で忙しいお父様とお母様が久々に日本に帰ってくる日ですの。久しぶりのお父様とお母様、お爺様との食事会。とっても楽しみですわ!


「やあ、薫子。久しぶりだね」


「薫子、いつも寂しい思いをさせてごめんなさいね」


「お父様、お母様!おかえりなさいませ!」


「ああ、ただいま」


「ただいま、薫子」


ああ、本当に帰ってきてくださったのね!嬉しい!


「うふふ。お父様とお母様に会えて嬉しいわ!」


「じゃあ早速一緒に食事にしようか」


「ええ!そうしましょう!」


そうして私達の食事会は始まりましたわ。とてもとても楽しい時間でしたの。海外の色々なお話をたくさんしていただいたり、学園でのお話をたくさんしたり、本当に良い時間でしたわ。…大地の話が出るまでは。


「ところで薫子」


「はい、なんでしょう?」


「大地君と婚約したそうだね」


「ええ、そうなのです!私、とても幸せですわ!」


「やめておきなさい」


「…え?」


「杜若家は代々うちに仕える家系。そこから我が冬椿家の婿として迎えるなんて、外聞が悪い」


「そんな…っ!でも、お爺様は認めてくださったわ!」


「そうじゃ。まさか、儂の決定を覆す気か?バカ息子め!お前はいつからそんなに偉くなった!」


「っ…!し、しかし!薫子にはもっとよい婿を迎えてあげたいのです!」


「私にとっては大地が一番よ!」


「娘の本当の幸せを考えてやらんか!」


「薫子。今ならまだ間に合う。大地君はやめておきなさい。従兄弟の柊君なんてどうかな?なかなかの好青年だよ」


「…っ!お父様とお母様のバカ!もう知りませんわ!もしお父様とお母様が認めてくれなくても、お爺様が認めてくださったのだもの!婚約は撤回しませんわ!」


「薫子っ!」


「私、これで失礼しますわ!お部屋に戻ります!」


お父様とお母様はどうして大地のことを認めてくださらないの!とっても悲しいわ…。


「ん?薫子、もう食事会はいいのか?」


食堂から出ると、大地が出迎えてくれる。


「…っ!大地!大地はお父様とお母様に反対されても私と結婚してくれるわよね!?」


「…あー、なんか言われたのか。まあ、旦那様と奥様だからなぁ」


大地はそういうと私を優しく抱きしめて、頭をぐりぐりと撫でてくれました。


「安心しろ、旦那様に大旦那様の決定は覆せない。それに、もしもの時は一緒に駆け落ちしてやるよ」


「絶対よ?約束よ?」


「ああ、約束だ」


こうして私と大地は、改めて結婚を誓い合いましたわ。

でも二人の決意は固い

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