お嬢様は庶民派デートを楽しみます
庶民派デート
「ねえ、大地」
「うん、どうした?」
私は今日、大地におねだりをしてみようと思いますの。
「私、デートというものをしてみたいわ」
「おお、わかった。オペラでも見に行くか?その後外食でもして…あ、費用は俺持ちな。たまには格好つけさせてくれ」
「ええ、費用はそれでいいわ。頼りにしているわ」
「おう!任せろ!」
「でも、デートの内容は変えてもらうわ」
「ん?オーケストラでも聴きに行くか?」
「そうじゃないのよ」
「うん?」
大地は訳がわからないという顔をして、頭に?を浮かべていますわ。可愛らしい。
「雅様ともしたことのあるようなデートではなくて、大地としかできないようなデートがしたいのよ」
私がそういうと大地は顔を真っ赤にした後、頭を抱えて蹲りました。どうしたのかしら?
「お前…そういう不意打ち…本当にさぁ…」
「大地?どうしたの、大地…」
頭でも痛いのかと、私もそっとしゃがみ大地の頭を撫でてあげます。しばらくそうすると、大地は立ち上がって言いました。
「…じゃあ、庶民派デートでもしてみるか?」
「庶民派デート…?」
何をするのかしら?
「普通に映画館行ったり、ゲーセン行ったりでいいなら…だけど」
「まあ!とっても楽しそう!」
「じゃあ決まりだな。行こうぜ。今日は護衛も俺一人だ」
「うふふ、本当に二人きりね!嬉しい!」
「…はぁ。お前本当…そういうところだぞ」
「うん?」
なにかしら?
ー…
「大地!映画、とっても面白かったわね!」
「ん、そうだな」
あの後私達は映画館に行ってきました。ポップコーンとポテト、お茶などを買って食べながら見ましたの!こんなこと、大地としかできませんわ!素敵!
「この後はゲーセン…?かしら?」
「ゲーセン。ゲームセンター。ちょっとうるさいけど楽しいぞ」
「まあ!楽しみだわ!」
「薫子が楽しそうでなによりだ」
「うふふ!とっても楽しいわ!ありがとう!」
ここで一つ疑問が生まれましたわ。
「あの…大地は楽しいかしら?」
「薫子の隣だからな。楽しいよ」
「ああ、よかった!嬉しいわ!」
「…お前のそういうとこ、好き」
大地が顔を真っ赤にします。私も大地のそういうところが好きよ。…なんていったら、余計に照れさせてしまうかしら?
「…ふふ、じゃあ早速ゲーセンに行きましょう?」
「おう。お手をどうぞ?お嬢様」
「あら、うふふ」
そうして大地のエスコートでゲームセンターに来ましたわ。まずはなにをするのかしら?
「じゃあ、早速プリクラ撮るか」
「ええ」
プリクラ…撮るってことは写真かしら?
「ほら、ここに入ってお金を入れて…」
「まあ、そうやって操作するのね」
「ん。ほら、撮るぞ。あそこをみて笑ってポーズを取って」
そうして私達はプリクラを撮って、色々なデコレーション?をして、できた写真を手鏡やスマホなどの小物に貼りましたわ。
「まあ!なんだか特別感があって素敵ね!」
「はは!薫子と一緒だからな!」
「うふふ、嬉しい!大地、連れてきてくれてありがとう!」
はしたないのだけれど、あまりにも嬉しくて思わず大地に抱きついてしまいます。
「おーおー、男冥利に尽きるねぇ」
「うふふ、いつかまた来ましょうね!」
そうして私達はまた一緒に来る約束を致しましたわ。また来れる日がとっても楽しみ。
薫子には新鮮




