181 こっちの久本正はちょと様子が違う
久本正、ちょい役のつもりだったのに。しかも、「ミラクル☆ガールズ」は「八雲式端末」プリクエール的エピソードで、さらっと終わるはずだったのだけどなあ。
2026/05/18 重複部分があったので修正。何をやっているのでしょうか。どうもすみません。
久本正は芸能プロダクションのマネージャーをしている。所属タレントは23人。社員は久本を含めて5人。経理には久本といろんな意味でずぶずぶのお局さんがいる。久本は社員をしているプロダクションでは、横領といえるほどの金額を抜いてはいない。移動は電車だったが、タクシーで移動したことにして架空のタクシー代を請求するなど、ちまちまっとしたことはしている。といってもそのくらい。マネージャーなら誰でも考え、ついやってしまう程度である。
中堅芸能プロダクションのマネージャーという表の顔は保持しつつ。久本正は自分の手は汚さずに別の方法で集金を行っている。あっちの華怜の世界では反社がスポンサーの芸能プロダクションのただのマネージャーであった。地方巡業や学園祭の製作費水増し。アイドルの地方イベントに、ヘアメイクやスタイリストを同行させた体で、そのギャラや交通費を架空請求。ライブやファンミーティング、チェキ会などにおけるグッズ販売にて、廃棄や不良品の偽装、サンプルとして関係者に提供したなどと報告する。実際は現金で売りさばき、売り上げはそのままポケットへ。
まあ、小悪党の考えそうな横領の方法である。親が反社であるのに、それを実行してしまうところが、大胆なのか愚かなのか。自分の墓穴を掘ってしまった末路を思えば、あっちの久本正は愚かであったのだろう。
こっちの久本正は自分が表立って、横領ーー久本正達は集金と呼んでいるがーーには参加しなかった。集金を行っていたのは、表面上は久本とは取引先となる、イベント制作会社の社長・栗原であった。栗原の会社独立系のイベント制作会社で、同時にキャスティングも並行して行っている。複数の芸能プロダクションに地方営業、学園祭、企業イベントを発注する側である。手口としては栗原が直接間接、何かしらの手段で、取引先芸能プロダクションのマネージャーに次のように持ち掛ける。
「制作費を多めに請求して欲しい。差額の半分をお前の口座にバックする。くれぐれも社長には内密に」
声をかけるマネージャーも中堅のマネージャー。久本はタニマチ崩れのブローカーというか、反社な組織ともつながりがある。中堅マネージャーに借金を負わせる、ハニートラップで落とすなどお茶の子さいさいである。ここでも久本は指示するのみ。自分の手は汚さない。
逆らえば何が起こるか? 脛に瑕持つマネージャーは、唯々諾々と従わざるを得なくなる。
あっちの久本正と違い、こっちの久本正はかなりの切れ者。小悪党ではなく、そこそこの大物であったのだ。
久本正を強化する算段をまとめるのは大変だった。こういう頭使うの向いてないわー。
「Humint」鑑賞。陰々鬱々としたスパイ映画の体でお話は展開するのだけど、真の敵が殺しても良いど畜生と判明した途端、ド派手なガンアクション映画に変貌するのはずるいぜ。無茶面白かったやん!




