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リバースキング  作者: ちゅんちゅん
第二章 魔兵団試験編

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第八十五話 アルvsダーク

ダークサウンドが迫り、観客たちが息を呑んだ。


その瞬間、アルの姿が消える。


「――!?」


ダークの目が見開かれる。


魔視、それは相手の魔力の流れを読む技術。


だが読めても対応できるとは限らない、予想外の一手、転移魔法。


戦闘中、ほんの一瞬だけダークの思考が止まる。


だがアルには関係なかった、考えていることは一つだけ。


ダークの急所、心臓、そこだけを見ていた。


(今だ!)


転移先は心臓の目の前、距離は最短、身体強化を全開にし、俺はナイを突き出す。


「おおおおっ!!」


一直線、迷いのない一撃、ダークが反応する。


(遅い!)


だが――


ガギィィン!!


鋭い金属音が響く。


「っ!?」


手応えがおかしい、確かに届いた、急所を捉えた、なのに止まっている。


あと少し急所に届かない、アルの目に映ったのは心臓の前に集中する魔力、薄く展開された魔法。


(防御魔法……!)


ダークは咄嗟に発動していた、完全ではない、だが急所への一撃を止めるには十分だった。


ダークの口元がわずかに歪む。


「なるほど……」


感心したような声だった。


「面白い」

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