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第七十三話 最終試験
広場に緊張が走る、生き残った受験者たちの誰もが推薦書の言葉を待っていた。
そして推薦書は大げさな声で叫ぶ。
『最終試験のルールは簡単!』
『今からランダムに抽選された奴とのガチンコタイマンだ!』
ざわっ――。
周囲が騒がしくなる。
『勝負は相手を降参させれば勝ち!』
『それと――』
『降参と言わせられなくても勝ちだ!』
一瞬の静寂。
そしてオクが顔を青くした。
「降参って言えなくなるって……」
その先は言わなかった、言わなくても分かる、俺はため息をつく。
「ああ」
「まったく趣味の悪い試験だ……」
第一次試験も十分危険だった。
だが、これはまた別の意味で悪質だ、相手を倒せばいい、そのためなら何をしてもいいとそう聞こえてしまう。
キャリーも腕を組んだ。
「魔兵団って思ったより物騒なんだね……」
「思ったより、で済むか?」
俺は苦笑する。
その時だった。
推薦書が大声を上げる。
『さぁ!』
『いくぜぇぇぇ!!』
空中に巨大な光の文字が現れる、受験者たちが息を呑む。
『まずは――』
『1組目!!』
全員の視線が集まる、最初の対戦者が今、発表されようとしていた。




