↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リバースキング  作者: ちゅんちゅん
第三章 影の調停者編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

106/163

第百六話 入団試験

入団試験を受けることになった俺達はアステラの団員達に案内され、しばらく歩いた。


やがて一行は広大な草原へと到着した、見渡す限り障害物はなく、戦闘にはうってつけの場所だった。


「うちの試験内容は単純だ」


団員達の前に立ち、リーダーが説明を始める。


「パーティ内から一人、戦いたいやつを選べ」

「そいつに勝てば合格だ」


リーダーはニヤリと笑う。


「まぁ無いとは思うが」


リーダーは自分を指差す。


「俺に勝てばリーダーの座をやる」


俺はは静かに魔視を発動する、アステラの団員達から放たれる魔力を観察した。


(ムウほどじゃない……)

(でも)

(誰にも勝てる気がしない)


キャリーは気まずそうに言う。


「でも、ここで何もしないで帰るのは悪いし……」


リバも諦めた様に言う。


「ダメ元でやるしかないみたいだな……」


すると一人の団員が大声を上げた。


「おーい!」

「早くしろー!」


団員は笑いながら手を振る。


「悩んでるなら俺とやろうぜ!」


「……」


「アル?」


俺は前へ出る。


「悩んでても仕方ない」


俺はその団員を指差した。


「俺はそこの人とやる」


団員は楽しそうに笑った。


「おっ!」

「来たな!」


周囲から声が飛ぶ。


「ちぇ、俺がやりたかったのに」

「ペイシェンス!負けんなよ!」

「師匠の息子だぞ!」


ペイシェンスと呼ばれた男は肩を回した。


「安心しろ!」

「俺の力を見せてやるぜ!」


リーダーが口を開く。


「ペイシェンス」


「ん?」


「油断するなよ」


リーダーの表情が少し真面目になる。


「そいつはカーレッジさんの息子だ」


団員達が静かになる。


「ただ手は抜くなよ?」


ペイシェンスは笑った。


「分かってるよ、リーダー」


ペイシェンスは腰の剣を軽く抜き、感触を確かめる、そしてアルへ向き直った。


「一応ルールだ」

「武器や魔法は何でも使っていいぞ」


「ああ」


「相手を行動不能にするか、降参させた方の勝利」


ペイシェンスは構える。


「準備はいいな?」


俺も剣を抜く。


「ああ!」


風が草原を吹き抜ける、キャリーは息を呑み、リバは拳を握り締めた。


リーダーは二人の間に立つ。


そして――


片手を振り下ろした。


「始め!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。