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大和沖縄に到達す  作者: 未世遙輝
シーズン1
7/1127

第6章 時空を超えた邂逅:沖縄沖海戦




戦闘は五時間に及び、日が西に傾きかけたころ。米軍は沖縄上陸の主力を大きく損耗し、いったん撤退を余儀なくされた。海面には、燃え盛る残骸と、沈黙した鉄の塊が漂っていた。


艦橋では、有賀と自衛隊司令官・相沢一佐が無言で握手を交わした。有賀の目に、未来への希望がわずかに灯っているのを、相沢は感じ取った。「……歴史は、変わったのか?」有賀が絞り出すように問うと、相沢は静かに答えた。「まだ分かりません。しかし……この海に残ったものが、答えを出すでしょう」。


空には赤い夕日が落ち、白い航跡が交差する。その背後に、未来から来た艦と、過去から来た決意が、静かに並び続けていた──。彼らが掴み取ったこの勝利が、その後の歴史にどのような波紋を広げるのか。その答えは、まだ誰も知らなかった。


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