転生前の一時
肌を重ね合い、互いに綺麗にしてベッドの上で抱き合いながら話す二人
「お腹がもう一杯ね…月並みだけど幸せだわ」
「俺も幸せだよ。でも自分のが自分のではない感覚があったけど…大きくなってるし、量も増えた?」
「ええ、大きくなってるし増えてるわよ。理由は…その、アレだけど…悪くないでしょ?あ、転生してもそのままよ、大人になったらだけど」
「う、うん…恩恵があるかは分からないけど、悪くはないかな…うん」
「あら、恩恵はあるわよ、将来ね…ちゃんと迎えに来てもらうんだから」
照れながら微笑む葛葉をみて納得する。
「確かにそれなら恩恵はあるね。大事な事だし…ねぇ葛葉、創造のスキルをここですこしだけ、使えるように出来る?
「?ええ、すこしだけなら出来るわよ?でも、どうして?」
「ちょっとね…したい事がって」
不思議そうにしながらも扱えるようにしてくれる。
ベットから体だけ起こし、スキルを使い、少し、不格好ながら、中央に黒い九尾が座っており、裏は鍵を加えた様に、表は家の前に狐が座っているハート型のレースのチョーカーを創り出す。
「・・・それって・・・」
「あはは、うん不格好だけどね、葛葉に貰ってほしくてさ、後は葛葉は俺のって印…」
「うん、嬉しいわ…ねぇつけて、貴方の手で」
葛葉首に創り出したチョーカーを付ける。
「何時か迎えに来るよ。その時は指輪はちゃんと用意しておく。これだけはスキルを使うにしてもちゃんとしたいからさ。」
「えぇ、その時を楽しみにしてるわ。…ただ、我慢できなかったら私から行くかもしれないけどね。ふふ」
「あぁー…その時は一緒に作ろうか。」
「どちらにせよ、楽しみにね、頼那…」
「そうだね葛葉、それを楽しみに少しの間だけお別れだね。こうしてるとずっと離れたくなくなるよ」
「…そうね。ずっとこうしてたいけど、残念ながらそうもいかないわね…」
互いにキスをして「「またね。」」
そうして、温かい光に包まれ俺は異世界「アウラーシア」転生した。




