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プロローグ 二

 突然目の前に光があったり、眩しく思い目を開ける。

 するとそこには見知らぬ古い一軒家のような場所だった

「…知らない天井…まさか?…いやありえない確かに…」

 一人でぶつぶつとつぶやいていると突然声を掛けられる。


「お目覚めかな?まぁ、色々と思う事はあるみたいじゃが」

 髭を生やしたお爺さんような人?が椅子に座りお茶を飲みながら話しかけてきた。

「あの・・・あなたは」


「あぁー儂はお前さんの住む世界の神様じゃよ。そんでもってここは天界…所謂死んだあとの世界じゃな」


 何を言ってるんだこの人?はいや、僕はちゃんと死ねたのか?…でもなんで?訳が分からない。死後の世界は順序があるはずだけど。


「確かに不思議には思うか。自殺した自分が三途の川に流されることもなく、

 閻魔に裁かれずにいきなり神に会う事が」

 まるで考え事を読まれたかの様な…いや自称とはいえ神だ何でもありなんだろう

 かぶりを振り、返事をする。

「…はい、私は立派な人間ではありませんでしたから…」


「ふむ、儂はそうは思わんが…まぁよい、質問は後で受ける。まずは話を聞け、よいな?では、こっちに来るとよい。」

 柔らかい笑みを浮かべ手招きをする。

「…分かりました」

 頷き、返事をして椅子に座るのを確認した神はゆっくりと口を開き話し出した。


「というわけじゃよ。偶々君が選ばれた。所謂実験台みたいで申し訳ないがな」


「いえ、理由は分かりましたから…全部が全部理解してはいませんが」

 その理由は、自殺や事故で人が死ぬと怨念…つまり妬みや恨みがその場で残りそれがやがて魑魅魍魎になり、取り返しのつかないことになるらしい。それを少なくするために輪廻転生があるが、追い付かない可能性があるらしく、それで地上で流行っていた異世界転生を取り入れパンクしないように、ついでに少しでも自浄作用が元のように動いて欲しいが、まだ実行したわけではなく、そこで僕がタイミングが良かったために選ばれたとそういう事らしい。


「そういってくれるとありがたい、ただ強制するつもりもないからの、」


「いくつか質問があります」


「当然じゃな、聞こう」


「まずは一つ目、転生しないことを選ぶとどうなるのか、

 二つ目したとして目的などはあるのかとどういった世界なのか、

 三つ目が転生するとして、人なのかそれ以外なのかです。」


「なるほどな、まずは一つ目の断った場合じゃが、人に伝わっておる死後の世界で暮らすか、または転生して人として地上で暮らすかそれ以外の生物になるかじゃな、人としてなら薄っすらと記憶があるのと動物なら自分がどの動物になったかは分かる位じゃな、例えば理由は分らんが猫になった犬になったとかじゃな。

二つ目は所謂ファンタジーで魔法と剣とスキルの世界や地球に似た世界で魔法がある世界、地球より文明やインフラなどが進化している世界などがある。例えばぶいあーるとかじゃったか、それがフルダイブ式とかいうのになっておったりとな。ただ、申し訳ないが君に行ってもらう世界は決まっておる。魔法と剣の世界じゃな。目的はただ天命を迎えるまで生きる事。自衛や関りのある大切な人を守る以外での犯罪行為は控えて欲しい。三つめはその世界の神に会わせるからそこで相談すると良い。儂からも悪い扱いはせぬように伝えるし、サービスはする」


「・・・分かりました。なら、僕は転生することにします。次があるなら・・・って思ってましたから」


「すまぬな、では早速で悪いが行ってもらう世界の神に会ってほしい。一度寝てもらう事になるがそれは君の魂を守るためじゃ、そして起きたら話すとええ。改めて感謝する」


「分かりました。こちらこそありがとうございます。」


「うむ…次もし、会うとしたら天命を全うした時になる。幸あらんことを…、ではな」

 最後にみた神の顔はまるで孫を見守る優しい祖父のようだった。


「…うむ、上手く行ったの…後は問題が起こらんように注意するだけじゃな」



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