↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/75

第40話.激突

誤字・脱字はご容赦下さい

●40.激突


ビシビシビシビシ・・・・・


一帯の炎の中からうっすらと影が見える

エドリックはグラインダーの火柱の前に大きな氷の塊を出現させて噴射している炎を遮っていた


「!!」


「あっちぃーーーー!!!!」

エドリックは燃える火の一帯から転がり出た。


ゴロゴロゴロゴロ・・・エドリックはジタバタしながら転がり急いでマントの火を必死に消した。

エドリックの身に着けている粗末なマントは焼け焦げ、黒く煤けてしまっている。


「ぜい・・・ぜい・・・ぜいぃ・・・・ビックリしたわい・・・・」


「エドリック!!」

グレースはエドリックの側に駆け付けた。


「すまんの・・・。コイツには時間稼ぎも難しいようじゃわ・・・・・なんて奴じゃ」

エドリックは肩で息をしている。


ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

グラインダーはゆっくり近づいてきた。


「・・・・・・・・・」

エドリックはグレースの様子を確認した後、

「グレースそろそろいけるか?二人がかりでいくぞい」


「了解した。」

グレースはグラインダーの側面へ回った。


「無駄ダ・・・・」

グラインダーは蠍の巨腕を広げて横回転をしながら突っ込んできた。

ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

エドリックは後方へ飛び、蠍の巨腕を躱す。

ブウン!!

すぐさま連続して蠍の尻尾の横殴りの一撃が来た。


「!!」

エドリックは空中でジャンプし尻尾を回避する。


ドガガガーン!!

尻尾の一撃はエドリックの後方に積まれていた岩の山を爆砕した。


「でやぁあああああーーー!!!!」

その隙をついてグレースはグラインダーの側面から飛びかかった。


「くらえーーーーーー!!」

グレースは空中で一回転したあとそのまま遠心力にまかせて両腕のバスターソードで蠍の足関節に渾身の一撃を放った。


バァン!!!


バスターソードは足の関節に当たり、蠍の体位が傾く

「ク・・・・!!」


エドリックは動きの止まった蠍の巨腕を踏み台にして敵の真上の高くまで飛んだ。

「今じゃ!!よし、グレースは離れろ!!」


ビシビシビシビシビシ・・・・

「くらえぃ!!」

エドリックは叫ぶ。

エドリックは上空で剣を振りかぶると剣の先端から巨大な氷塊が出現した。

そしてその巨大な氷塊を真下にいるグラインダー目掛けて振り落とした。


「無駄ダ・・・フン!!!」

ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

ドガーーーーン!!

グラインダーは空中で現れた巨大な氷塊を蠍の巨腕を薙ぎ払うようにして一撃で叩き割った。爆砕した氷の塊が一面に飛び散る。


「!!」

「なにいい!!!!」

グレースとエドリックは驚愕する。


バシバシバシ・・・・

「ぐわああああ!!!」

エドリックは飛び散った氷塊を浴び、地面へ投げ出されドシリと尻餅をついた。


「ぬぉぉ・・・腰が・・・・」

エドリックは悔しそうに腰をさすりながらヨロヨロと立ち上がった。


その間にグレースは急いでエドリックの横へ並びグラインダーと対峙する様に立ちはだかる。だがグレースもダメージや疲労の為、肩で息をしてゼイゼイといっている


「はぁ・・・はぁ・・・ゴクリ。ぜぃ・・・ぜぃ・・・。」


ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!


「クククククク・・・・・・」

グラインダーは嗤いながらゆっくり近づいて来た。


「くそぉ・・・」

エドリックは間合いを詰めるように前方へ飛んだ。


ビシビシビシビシビシ・・・・


エドリックは剣を振りグラインダーの前に氷塊が出現させた。

「グレース!!」

エドリックは叫ぶ

「わかった!!」


グレースは氷塊に向かって全力で駆けた。

そして蠍の巨腕が氷塊を叩きつける直前、グレースは氷塊を踏み台に空中へ飛んだ。


ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

ドガーーーーン!!

氷塊は爆砕する。


「!!」

「でええぇえええええい!!!」

グレースは飛び上がり巨大なハルードと盾を構えるグラインダー本体と空中で激突する。


バキィィィィン!!


「!!!」

グレースの一撃は巨大なハルバードの柄で防がれた。


「!!」


その直後グラインダーは巨大な盾でそのまま空中のグレースを殴るように吹っ飛ばした

ドガァ!

グラインダーの巨大な盾で痛烈なカウンターを喰らったグレースは空中で回転しながら吹っ飛んでいった。


ドシャ!ずざざざぁあああーーーーー!

グレースは地面に叩きつけれられる。


「・・・・・・・・・」


「グレース!!」

エドリックは叫んだ

エドリックは横目で見るがグレースは動かない。


「むううう・・・・・。」

エドリックはグラインダーを睨みつけ、全速力で蠍の側方へ回り込んだ


「でやぁああ!!」

エドリックは側方から空中へ飛び上がりグラインダー本体に切りかかった。

しかしその時にはグラインダーは既にハルバードを振りかぶってエドリックを待ち構えていた。


「死ネ!」

グラインダーは狙いをつけて空中のエドリックに渾身の横振りで切りつけた


ブォン!!


「!!くそっ」(読まれておったか!!)


エドリックは空中で必死に短剣でガードする。

ガキン!!


グラインダーのハルバードの一撃をエドリックの剣が防いだ。

だが振りぬかれた強烈なハルバードの一撃でエドリックは吹っ飛び、傍らの岩山へ激突した。


ボガァアアアアン!!


エドリックは岩山の塊に全身を打ち付けられて岩の山の中に埋まった。


「・・・・・・・・」


ガラガラ・・・・・


「・・・・・・・・」

エドリックは口元から血を吐きながら小岩をかき分けてヨロヨロと立ち上がった。



ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

グラインダーはエドリックのいる方向へ振り向きゆっくりと近づいて来た。


「ぜぃ・・・ぜぃ・・・ごふっ・・・・ぬぅうう・・・万事休すか・・・・・」

エドリックは口元から血を吐きながらヨロヨロとグラインダーに剣を向けた。


「終リダ・・・・エドリック」

ギュイィィイイィィィィーーーーーン!!

グラインダーの赤い眼がギラリと光った。



その瞬間・・・


DOW! DOW! 

ズガガーーーーン!!

ガチャ! ガチャ!

「!!!」

グラインダーは突然の衝撃に怯んだ。


「ク・・・何者ダ!!!!!」

グラインダーは衝撃を受けた方向へ振り向く。


「ケンスケか!!!」

エドリックは叫んだ。


「・・・・・・・・・・・・」


薄暗い採石場、砂煙の立ち込めるモヤの先、二人の人物の影が巨大な敵に向かって銃口を向けて立っていた。



それはケンスケとメイベルだった。


「爺さん!遅くなった!!」





読んで頂き誠に有難う御座います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。