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ペットと覗かな一日を過ごす。

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 ショコラと朝食をレストランで食べた後、カルトリアの外にある平原に行ってタナトスにペットフードを与える。

 かなり大きくなったなぁ!



 掌サイズだったタナトスも成長してカピバラの成獣くらいの大きさになっている。

 この分だと明日には俺を乗せられるくらいになってそうだな。

 見た目も大きく変わり、全身灰色だったのが顔、耳、しっぽ、手足の先端の部分が真っ黒で残りの部分は灰色だが、よく見るとキジトラっぽい模様が薄っすら見える。

 遠目から見るとシャムネコっぽい感じだ。



 スタイルは普通の猫とはかなり違う形になっている。

 人間の様に二息歩行して、体はずんぐりむっくり。 

 二頭身半くらいのモンスターって感じで、化け猫っぽい大きな目が愛らしい!

 結論! クソ可愛い!



 自由に平原で遊ばせていると、ショコラもペットのメロンを出して一緒に遊ばせている。



 「んー♪

  他のプレイヤーがペットを連れてるの見た事あるけどぉ♪

  タナトスちゃんってかなり珍しい感じぃ♪」

 「特別可愛いって事か?

  やっぱそうだよな!

  タナトスはこの世界で一番可愛い!」



 「違うよぉ♪

  ショコラが言いたいのはぁ♪

  ファンタジーな生物でもぉ♪

  皆リアルな感じなのに、タナトスちゃん二頭身でデフォルメされてるっぽい感じじゃない?」

 「そう言えばそうだな。

  あんまり見ないと言うか、見た事がねえ。

  俺の力で作ろうと思えば作れそうだし、プリセットにあるペットだと妖怪系のペットは同じような二頭身のもいるぞ。

  タナトスは種族にデーモンって着いてるし、悪魔系のペットも二頭身の奴がいるのかもな」



 それにしても可愛い。

 二息歩行で短い脚をバタつかせて駆け回る姿が()まらん。

 それにお尻の辺りから生えた蝙蝠っぽい翼がどう見ても走るのを邪魔しているのも可愛い!



 成獣になって俺を乗せられる様に……

 ん?

 タナトスってマウント用のペットなのか?



 どう見ても俺を乗せて走る姿が想像出来ねえ。

 


 「ショコラ、マウントが出来るペットかどうかって見分ける事は出来るか?」

 「メロンちゃんは成獣になった時に“僕の背中にのりなよ”みたいな感じで見つめて来てくれたよぅ♪」



 「わかった。

  もしタナトスがマウント用のペットじゃなくても、俺はちゃんと最後まで面倒みてやる」

 「うん♪

  ちゃんと最後までお世話するのは大事!

  今日はずっとタナトスちゃんと遊ぶのぉ?」



 「タナトスが成獣になってからロンティオールの南にあるリオフレッドの支配者を取りに行くつもりだからな。

  それまではタナトスの世話をするつもりだ」

 「じゃあ今日はゆっくりショコラとデートだね♪」



 「タナトスとメロンがいるしそれは違うだろ。

  そう言えばニースからもらった素材で神話級の武器が作れそうなんだが、その素材が魔法職に向いているみたいなんだ。

  ショコラに使って貰おうと思ってたし、これから職町(しきまち)まで行ってみるか?」

 「そんな事しちゃダメ♪

  ニースちゃんはご主人様にプレゼントしたんだから、ご主人様が使って上げないとニースちゃん悲しむよぅ?

  それに、あの二人はもう西治帝国領(さいじていこくりょう)に向かってるからあっちで会うのは不味いんじゃない?」



 「それもそうだな。

  俺が使うとなると、バタ影用の武器として作るか」



 聖女が魔法系のヒーラーなので、忍者を呼んでマゼンダストーンを渡し、職町(しきまち)で作って来る様に伝える。

 ショコラと同じで両手持ちの杖を頼んだ。



 タナトスの面倒を見ているのはいいんだが、俺達が手持無沙汰だな。

 ギルド長クエストのIDを作ってショコラと二人で攻略でもするか!



 俺は名声ポイントでIDをこの平原に設置する。

 難易度は今作れる最上級のものだが、低レベルプレイヤー向けだからかなり緩いだろうし、ペット達を連れて行っても大丈夫だろう。



 ギルド長のクエストタイプのIDは入り口なんかは無いんだな。

 設置した場所には小さな柱みたいなオブジェクトがポツンと立っている。



 ショコラと一緒にそれに触れると、転移して地下ダンジョンっぽい場所へと飛ばされた。

 


 「メロンちゃんはここには連れて来れないみたいね♪」

 「タナトスは普通について来たな。

  と言う事は、タナトスは戦闘用のペットって事になんのか?」



 「サポート系かもしれないね♪

  荷物とか運ぶペットもダンジョンの中で召喚出来るみたいだよぅ♪」

 「でも、いつの間にか剣を握り絞めてんだよな。

  ママの為に戦うって言ってくれてるし戦闘用のペットで間違いねえみてえだな。

  とりあえず先に進んでみるか」



 ダンジョンを進んで行くとすぐにモンスターと遭遇する。

 ショコラがタナトスにバフを掛けてくれたので、タナトスを応援しながら見守る。

 パタパタと浮遊して、飛び回りながらヒットアンドアウェイでどんどんモンスター達を倒していく!



 強いぞタナトス!

 ちょっと相手が弱すぎるくらいだ。

 タナトスも自信をつけたみたいだし、ここに来て正解だったな。



 敵を倒す旅に褒めてやると、タナトスも大喜び!

 戦闘用だから、戦って褒められると嬉しいんだな!

 もっと手強い奴と戦わせてやりたいな。



 モンスターを倒すと、色々な物を落として消える。

 ドロップは大した物が無いし、この世界の通貨のイエンだけ拾い集めて後は放置だ。

 どんどん先に進んで行くと、大きなモンスターがいる。



 これ以上先の道がないみてえだし、あれがボスだな。



 しかし、タナトスが強すぎてあっさりと倒してしまう。

 ボスを倒すと奥にここへ来た時と同じオブジェクトが出現したので、またショコラと一緒に触ると元の場所まで戻って来た。



 なるほど、ギルド長のIDクエストはこんな感じか。

 ショコラに聞くと、西治帝国領(さいじていこくりょう)で作ったIDはもっと中が複雑で道のりは長く、色々なギミックもあるらしい。



 タナトスがもっと敵を倒したいとせがむので、今攻略したダンジョンを更に三回攻略する。



 ペット用の装備も揃えてやりたいな。

 ペットは普通の装備は出来ないが、セット装備の一部は装備出来る。

 南場(なんば)の国に作ったグレード5のIDはまだ攻略出来ていねえし、倉庫にあるグレード4のIDでとれたペットも装備出来るセット装備があれば持ってきてくれと忍者に頼んだ。



 思う存分遊んだタナトスはお腹が空いたと俺にすり寄って来る。

 本当に可愛いなこいつ!

 エサを用意してやるとメロンと仲良く並んで食べてるのが最高に可愛い!



 タナトスとまたダンジョンに潜って遊んだりしている内に外が暗くなって来てしまった。

 もう少しくらい遊んでいっても大丈夫だろうとダンジョンへ行く柱に手を伸ばそうとしたら、ショコラに引き留められ、強制的に冒険者ギルドへとと連れ戻された。

 

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