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妹争奪戦

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 皆が揃って席に着く。

 まずそれぞれの部屋とか決めないといけないからな。

 (あらかじ)めニースが居る事は忍者に伝えさせてるし、俺がバタカフェの双子の妹を演じて、バタカフェがリーダーとして指揮を取ると言う事も伝えいるし、みんな変な奴だが頭は良い。

 ちゃんと話を合わせてくれるだろう。



 「皆の部屋を決めるけど、何か希望はある?」

 


 ん?

 なんか空気がおかしいな。

 なんで皆黙ってんだ?



 「ちょっと質問があるんだけど、皆の部屋を決めるって今までバラバラに生活してたの?」

 「そう、皆それぞれで各地を回っていた。

  ニースが味方になってくれてるから余裕が出来たし、一緒に暮らす事に決めたの」



 「そうなんだ!

  カルトリアでレベル上げ大変だって言ってたもんね!

  皆頑張ってて偉い!

  皆大好き!」



 えらく上機嫌だな。

 実質ニースから見たら全員アイドルみたいなもんだもんな。



 「我は……例の部屋で良い。

  あの子達の面倒があるからな」

 「あの子達ってなんすか?」



 「ギルドで働いているメイド服を着た女の子達の事」

 「え? ひょん太郎さん……え?」

 「キモーイ♪

  小さな女の子達と同じ部屋希望だなんてキモーイ♪」

 「違う、我はあの子達の面倒をバタカフェから頼まれている。

  我が面倒を見なければあの子達は飢えてしまう。

  誤解はするな」


 

 俺とひょん太郎以外にあの子達がサキュバスだって知らねえからな。

 一応ニースの精気を吸おうとしている所をバタカフェが見てるんだが、非戦闘区域で吸えて無かったからな。

 あれがサキュバスだとは気づいていないんだろう。



 【号令】を使って教えても良いが、説明に時間が掛かるし妙な反応をされても困る。

 とりあえず他の話し振っとくか。



 「部屋の希望だけど

  ショコラちゃんと同じ部屋が……いいかも」



 ニースの()しはショコラだからな。

 一緒に居ればニースに好き好きアピールもされねえんじゃねえのかって思ったんだが……

 やはり不味かったか?



 「ショコラさんと同じ部屋っすか?

  人数分の部屋があるのに?」

 「相部屋(あいべや)がいいなら、私も一緒がいい」

 「皆待って♪

  “リリちゃん”と同じ学校に通ってたショコラと一緒の方が“リリちゃん”も気が楽だと思うしぃ♪

  一緒に居させて欲しいかなってショコラは思うんだけどぉ♪」



 リリちゃんって誰だ?

 ショコラの奴め、今俺の事キャラ付けしやがったな。

 ここで否定したらニースに感づかれるってリスクはあるし、下手な事は言えねえ。



 「うん、ショコラちゃんと一緒が良い。

  お姉ちゃんお願い」

 「わかった。

  でもたまにはお姉ちゃんの部屋にも来てね」



 「うん、わかった」と返事をして、どうにかなったか?

 いや、雪之丞(ゆきのじょう)が何か考えてる顔してんなぁ!

 面倒な事言いださなきゃいいんだけど……



 「それじゃあボクはニースさんと一緒が良いっすね。

  ニースさんはどうっすか?」

 「私は……妹ちゃんと一緒が良かったけど、雪ちゃんが一緒が良いって言うならそれでも全然大丈夫!」



 何かすんのかと思ったけど、雪之丞(ゆきのじょう)はフォローに回ってくれたな。

 雪之丞(ゆきのじょう)まで俺と一緒の部屋が良いなんて言い出したら面倒な事になりそうだったからな。



 ニースの居場所も作ってやらねえと、疎外感(そがいかん)を感じて妙な行動に出られても面倒だしな。

 それに、雪之丞(ゆきのじょう)は監視役に適している。

 その辺りの事も考えてくれてんだろうな。



 ひょん太郎は良いとして、バタカフェが一人になっちまったな。

 こっちの部屋に引っ張ったら結局全員同じ部屋とかになり兼ねねえし、我慢してもらうか。



 「それじゃあ、決定。

  部屋は各自で選んで名前を張っててくれたら大丈夫。

  後は今後の方針だけど、それを話す前にはっきりしておかないといけない事がある。

  ニースと私は本来であれば対立する関係。

  これから地上の国を侵略していくつもりだけど、所有権はどうする?」

 「全部あげる!

  私はスカイサン・ドナートがあれば良いから!

  運営が強制的に戦わせたりしない限りはずっと手を取り合って行こうと思ってる!」



 「わかった。

  それだけじゃ私達にメリットが大きすぎるし、ニースが望む物をこっちで用意したい。

  何か希望はある?」

 「一緒にいられるだけで十分幸せなんだけど……

  頑張ったら妹ちゃんと二人でデートするとかも、ありかな?」



 「それでいいなら、構わないけどリリは大丈夫?」

 「うん、大丈夫だと……思うよ」



 「それじゃあ今後の方針を伝える。

  西治大帝国(さいじだいていこく)を侵略する。

  偵察は雪ちゃんとニースにお願いするけど、二人共大丈夫?」

 「ボクは大丈夫っすよ!」

 「私も大丈夫!

  けど、私の国の戦力を使ったらすぐにでも攻略出来ると思うけど、どうかな?」



 「相手の戦力がまだ未知数だから絶対に攻撃を仕掛けないで。

  それに、攻略するからこそゲームは楽しい。

  ニースの持つ強大な戦力で蹂躙(じゅうりん)出来てもそれは楽しい事じゃないから。

  私達はゲームをプレイしている。

  一緒に楽しもう」

 「わかった!

  楽しむ!」



 上手く言いくるめてくれたな!

 これで、ニースを別行動させられるし、俺が好きな様に動ける。

 そして、西治大帝国(さいじだいていこく)を落とした振りをして、乗っ取った事にしちまえばあっちにも戻れるし、更に俺は動きやすくなる。



 それをするのはもう少し先の話しだけどな。



 そして会議は終了し、好きな部屋を選んでから解散した。

 俺とショコラは一番奥の部屋で、それを決めた直後にバタカフェがその隣の部屋に決めた。

 雪之丞(ゆきのじょう)とニースはその手前の部屋だ。



 雪之丞(ゆきのじょう)がニースを見張っててくれるから、俺の部屋で作戦を立てられるし、全員近くにいるから【号令】で指示も出せる。

 


 中々理想的な形になってくれて良かった。



 「ご主人さまぁ♪」

 「なんだ?」



 「ショコラもぉ♪

  妹が欲しいんだけど?」

 「却下だ。

  バタカフェの妹をやってるのは、成り行きでこうなっちまっただけだからな。

  それに、地上にある国は三つ。

  出来れば戦闘タイプの支配者になりたいし、俺もずっと演技を続けたくねえ」



 「けちー!

  でも、それなら次の支配者になった時はアバターを作っちゃう前にショコラに相談して♪

  一緒にどんな感じにするか決めたいよぅ♪」

 「分かった。

  それじゃあ、次の場所は一緒に着いて来てくれ」



 「ハーイ♪

  楽しみー♪」



 はぁ……必然的に雪之丞(ゆきのじょう)にも同じ事してやらなかったらいけねえよな。

 ひょん太郎は大丈夫だろうけど、一応次の国を落とした後話してやるか。

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