マスカレイド
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朝から忍者によってカルトリアとの貿易が始まったと報告を受けた、それと服部半蔵は既に潜伏して裏にある組織を洗い出している所だ。
大した組織は無いらしいので、裏社会を牛耳るのも時間の問題との事。
悪く無いで出しだ。
次に、グレード4IDの攻略だがかなり難しいらしく、滞ってるとの事。
原因は単純で制限時間内にボスを倒す事が出来ずに全滅してしまうらしい。
攻略を継続させて、新たな攻略隊の編成を組む。
一人目は雪之丞がウィンドデーモンになった事で開放された種族、風魔一族を使って忍者を生産する。
こいつにはID攻略に特化しろと指示を出したので、能力を他の事に割く事も無いし器用貧乏みたいにはならないだろう。
二人目はバタカフェのフェニックスロードで開放された、ボルケーノと言う種族を使って不死鳥騎士を作り、三人目はショコラの奇跡の代行者によって解放された見習い天使と言う種族を使って、精霊術士を生産する。
四人目と五人目は今いる攻略隊を参考にして、タンク役のランサーと範囲攻撃役のソーサラーを加えた。
レベルも上げる必要があるししばらく時間が掛かりそうだが、この編成でしばらく様子をみよう。
ついでに強そうなので、隠神の国にある町の一つを風魔一族の忍者村にして量産できる態勢も整えた。
同じように見習い天使による精霊術士の町、ボルケーノによる不死鳥騎士の町も作り、ひょん太郎の毒大帝で開放されたハイドラ一族の毒士の町も作った。
風魔一族はちょっと肌の色が青いけど見た目は人間とあまり変わらねえな。
見習い天使は全員幼い見た目の人間で、ボルケーノは灼熱の魔人って感じだ。
ハイドラ一族は人の顔に蛇の目玉を五つ付けて口が大きく裂けている怖い見た目をしている。
ん?
脳内アナウンスが頭の中に響いた。
≪人数が揃いましたのでこれより茶会を始めます≫
人数が揃った?
それに茶会が、面白くなりそうだな。
脳内アナウンスを待っていると、急に周りの景色が変わった!?
移動させられたのか。
見た感じ西洋風のホテルで、パーティー会場って感じだな。
よくシャンデリアが落ちて来たり、殺人事件が起こりそうな場所ってイメージ。
周りを確認すると、五人だけ?
全員が仮面を被ってキラキラのタキシードやドレスを着ている。
女は一人で後は全員男か。
周囲をキョロキョロしている奴もいるし、状況から考えてこいつ等はプレイヤーだな。
人数が俺を含めて六人。
残り四人は脱落しちまったか、まだここに来る資格を持っていないかのどちらかだな。
静かに待っていると、王子様っぽい奴が二階から下りて来る。
「やあ、諸君。
楽しんでいるかい?」
さっきキョロキョロしていた男が「何よあなた! キャ!」っと声を上げた。
なんだこいつネカマか?
いや……違うな!
自分の手が視界に移ってヒヤッとした。
この男が驚いたのは恐らく、性別が変わっている事に気が付かずに声を出したから驚いたんだ。
たぶんこの男は女性。
俺も自分の手がビックリするくらい細くなっているし、この手の感じからすると、肌も薄いし性別が変わってるっぽいな。
周りの奴等をもう一度よくみる。
内股の男が二人いて、ドレスを着た女はすげー蟹股だな。
見た限りでは女が二人に男四人の可能性がある。
それが分った所でどうと言う事は無いが、一応頭には入れておこう。
念の為に頑張って内股にして女性を演じて置くか。
王子様っぽい奴は運営か?
他に声を上げる奴はいないのを見て口を開いた。
「察しているとは思うが、私はこのゲームを作った運営だ。
これから諸君等には楽しいお茶会に参加して貰う。
そして、新しいイベントの告知を知らせる為にこのお茶会を開いた」
「茶会何て興味ねえ!
さっさとイベントの説明しろや!」
ドレスを着た女が声を荒げる。
うん、こいつの中身はやっぱり男だな。
にしても声が変わってても気にしねえのかな?
いや……もしかして女なのか?
「イベントは察しがついているとは思うが、君達で領地を奪い合って貰う。
今までとは違い、重要な役割を持たせたキャラクターも、死んだらそこでゲームオーバーになるから気を付けるように」
重要な役割を持たせたキャラクターがどの程度の範囲なのかが分からんな。
それに、ゲームオーバーの意味もちゃんと知っておきたい。
ゲームを終了するだけなのか、それとも本当の意味での死か。
「コホン。
質問があります」
「どうぞ」
「重要な役割を持たせたキャラクターの基準と、ゲームオーバーの後はどうなるのか教えて頂けますか?」
「いい質問だ。
重要な役割を持たせたキャラクターの基準は、名前があるか無いかだ。
ゲームオーバーの後はカウンセリングを受けた後に、元の生活に戻って貰う。
このゲームを再開する事は出来ないがね」
「質問に答えて頂きありがとうございます。
私からの質問は以上です」
うん、なかなか自然な感じで女性っぽく出来た。
他の奴等は黙ってみてるだけだな。
「他に質問があるなら答えるが、何かあるかね?
無いみたいだ。
それでは、お茶会を始めよう」
階段の上から、食器を持ったウェイターとウィとレスっぽい奴等が周りにあるテーブルにどんどん食器を並べてお茶と菓子を用意する。
何人分用意してるんだよ?
意味わからん演出だな。
王子様っぽいおっさんが「時間が来たら元の場所に戻る。 それまでお茶会を楽しんでいってくれ」と言って階段の上へと上がっていった。
気にはなるが、階段の上には俺達はいけなくなってんだろうな。
お茶会か……
もう戦いは始まってんだな。
こいつ等から情報を聞き出して、戦いを有利にする。
手強そうな奴がいれば他の奴と手を組んで潰す事も出来そうだ。
俺はこの中で一番強い勢力だと確信しているので、手を組まれない様に立ち回る事を念頭に置いて動くか。




