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プレイヤー無双終了のお知らせ

ブクマ、評価、コメントあったら幸いです宜しくお願いします!

 ひと騒動あったが、それ以外に問題は起こっていない。

 さて、こいつ等はどうしてやろうかな?

 俺の目の前には最初の発掘隊のメンバーが(ひざまず)かされて並んでいる。



 「その方等は何故謀反(なにゆえむほん)を起こしたのだ?」

 「俺達は……謀反(むほん)など起こしておりません」



 「国を捨て、反旗(はんき)(ひるがえ)した勢力に加担した。

  これを謀反(むほん)では無いと?」

 「それは違います!」



 「何が違うのだと言うのだ?」

 「裏切ってないです!

  違うんです!

  姫様達をお連れしていたので、それならばと護衛を買ってでたんです!」



 「雪之丞(ゆきのじょう)

  姫達はどの様な格好だった?」

 「見た限りでは町娘と同様の格好をして、御身分を隠していたと思われます」

 「違います!

  気品と言うか、誰だってわかりますよ!

  ああ! お姫様だって思いましたから!」



 「では……町娘に(ふん)している格好の姫達を見てどう思ったのだ?」

 「可愛いなと思いました」



 駄目だこいつ全部否定するし、話にならん。

 わざとだろうと思って聞き込みをしていたが、ずっとこの調子だ。

 多分こういう奴なんだろう。



 しかも、言い訳の殆どが後々自分の首を絞める様な発言をして、そこを付け入ると否定して酷い言い訳を重ねて来る。

 自分の目の前に地雷を置いて次の瞬間には踏み抜いて行くような会話に俺も呆れてしまっている。



 「そうか。

  もう良いわ。

  その方等を開放し国外追放とする」



 俺がそう言い渡すと、こいつら目の前でガッツポーズを取りやがった。

 すぐに不味いと思ったのか引っ込めたが……



 こういう馬鹿な奴等はあまり味方には欲しく無いからな。

 この国から出て行って貰って好きにして貰おう。



 これで今日やる事は特になくなったな。

 グレード3のIDの攻略が出来たそうなので、グレード4のIDを作りたいが、まだ金が溜まっていない。



 グレード1とグレード2のIDはプレイヤーから何故か人気で、そこそこ関税(かんぜい)と通行料で儲かっているからそのままにしておきたいし、大人しく待つしか無いな。



 ちなみにグレード3IDのドロップはレアでセット装備の素材とヒヒイロカネより少し質の落ちる素材だった。

 作って見るとなかなか悪く無い装備だったので、露天商(ろてんしょう)に預けて売りに出している。



 さて、他に金策は思い浮かばんな。

 という事で強引だが、(あらかじ)め用意しておいたアレをやる。

 既に城へは玉藻前(たまものまえ)雪之丞(ゆきのじょう)、ひょん太郎、ショコラ、バタカフェを適切な位置に配置して、城も大規模戦闘がしやすい様に作り変えた。



 武士達は既にサムライバトルアリーナ二十五期生までが揃っており、総勢125名の武将とそれにつき(したが)う625名の精鋭達がこの城を守る。

 全員サムライバトルアリーナで優秀な戦績を残している強者揃(つわものぞろ)いなのでレベルも戦術もプレイヤー達よりも(はる)かに上だろう。



 そして今回は、無制限にクエストが受けられ、何人でも同時に参加する事が出来る。

 俺達のレベルも上がりにくくなったし、プレイヤーも装備を揃い始めている奴等がいるから、こういう事が出来るのもこれが最後かもな。

 


 詳細はこんな感じだ。

 この国全ての税金を爆上げして、代官達と将軍から闇皇帝討伐クエストを発生させる。

 更に俺からプレイヤーへ向けて、ラスボスを演じ、時間制限付きのクエストを発生させ、代官達の誅罰(ちゅうばつ)ゲージが溜まらない様にした。

 クエストの恩恵でプレイヤー達のデスペナルティ―は除外してあるのでいくらでもゾンビアタックが出来るぞ!

 


 代官が無事なら将軍も無事なので問題無い。

 取り立てるのは奉行所(ぶぎょうしょ)の奴等だしな。



 皆にはちゃんと説明してあるので、準備は万端。



 ちょうど時間になった。

 クエストを開始して、皆に始まった事を告げる。

 


 まずは城の城門の前で戦闘する。

 俺の予想ではここを突破する事は出来ないつもりでいる。

 門以外にプレイヤーの進行を阻害するオブジェクトは置いていないが、ここで俺達の全力火力で当たるつもりだからだ。



 門だけでも結構頑丈だし、ここで全てのプレイヤーを溶かし続ける。



 一応突破された時の為に、城の至る所でハイグレードの罠を設置しまくっているから最悪突破されても構わない。



 クエストがどんどん受注されて、金も増えるし経験値も今までにないくらいの速度で溜まっていく。

 そしてぞろぞろとプレイヤーが城の門の前へと押し寄せて来る。



 ショコラが神霊を召喚して周囲にいる味方全てにバフを掛けてい行く。

 そして、三体のうち二体が広範囲火力の魔法をプレイヤー目掛けて放っている。

 同じく精霊術士達も精霊を召喚して様々なバフを重ね掛けして、攻撃魔法を放つ。

 


 バタカフェと不死鳥騎士団は空から縦横無尽(じゅうおうむじん)に飛び回ってプレイヤー達を攻撃している。

 なんだあれ?

 マジカルメタルヒューマノイドのマジメタだっけか?

 特殊進化させた奴がレーザービームみたいなのを放って、飛んでもねえ火力で攻撃している。



 流石アイドル個人ランキング1位の報酬なだけあって強力だな。



 毒士率いるひょん太郎達は城壁の上から毒の弾を投げつけ、プレイヤー達のヒール阻害と毒による継続ダメージで嫌がらせをしている。

 一応、ひょん太郎が乗り込めば一気に殲滅も出来るが、その必要は無さそうだ。



 雪之丞(ゆきのじょう)は強いプレイヤーに目星をつけて、眼にも止まらぬ速度で次々に攻撃していく。

 他の忍者達は撒菱(まきびし)をばら撒いたり、城壁から手裏剣で攻撃したりと地味な攻撃をしているが、城壁を上ろうとしたり別の場所から攻めようとしているプレイヤーの足止めをしている。



 特に空を飛んで壁を乗り越えようとしているプレイヤーにはペットの(たか)(はやぶさ)(とんび)を使ってうまい事撃ち落してくれている。



 玉藻前(たまものまえ)はピンチになるまでは動かない。

 城壁の上でプレイヤーの見える位置で不敵(ふてき)に笑って貰っている。 

 こいつ雰囲気あるからな。

 ラスボスの手前にいる凄く強いボスみたいな雰囲気を出す為に呼んだ。



 一応城門が突破された時には自慢の誘惑スキルで、プレイヤー達を()(みだ)して貰うので意味が無いわけではない。



 おっ!

 経験値がカンストしやがったな。

 Lvは200か。

 プレイヤー相手に無双できるのもやっぱりこれが最後だな。



 プレイヤー達との戦争も残り(わず)かな時間になった時、玉藻前(たまものまえ)が「暇じゃ」と言って勝手に動き始めた。



 馬鹿でかい柱を召喚して、無数の鎖がプレイヤー達を襲う!

 鎖を繋げられたプレイヤー達は一気に引っ張り上げられ、柱にぶつかりダメージを喰らう。

 どんどんプレイヤー達は釣り上げられて大騒ぎだ!



 面白いスキルだな。

 それにこいつこんなに強かったのか。

 こいつもLv200とかになると俺の立場が危うい。

 恐らく俺よりも頭はいいだろうし、寝返ったら手が付けられなくなりそうだ。



 しかし、こいつ……楽しそうにプレイヤーを狩っているけど、出産したとか聞いてないし、この話をした時かなりノリノリだったんだよなぁ。

 見た感じお腹が膨れているようには見えない。

 


 後で突っ込んでみるか。



 設定してあった時間が過ぎ、プレイヤー達もクエストが終わったのを確認してパラパラと帰っていく。

 代官達も税金を元の値にまで戻した様だな。



 俺達は見事に城門を守り切った!

 


 城の庭にテーブルを設置して俺達は(うたげ)を始める。

 新しい料理人三人も見事な腕前を披露し、料理はとても好評だった。



 さて、玉藻前(たまものまえ)に話を聞いて見るか。

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